マクベス :作品を観た感想(6)
映画『マクベス』自爆王マクベスをマイケル・ファスベンダーで
マイケルの“耳にざらつく声”は、やはりマクベスという人物に、厚みを持たせてくれますね。演出の仕方で、いかようにも魅せられる作品と思います。
**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**
2016年6月8日
マクベス
★★★★ 本作はかなり忠実に原作のエッセンスをひきだしています。クライマックスの戦争場面まで、画面にひきつけられてみました。とはいえ、人物描写があっさりしすぎているというのか、冒頭にマクベス夫妻が子供を亡くすという原作と違うスタートしていたり、マクベス夫人の心が揺れ動く決定的な場面を彼女の一筋の涙で表すなど工夫しているとはいえ、大仰な台詞回しもあって、いま一つ。愛と権力におぼれるマクベス夫妻の悲劇が、原作を読んでいないとわかりにくいですね。主要キャストにスコットランド出身がいないというのも、現代のヨーロッパの交流を表しているようで考えさせられました。
映画好きパパの鑑賞日記
2016年5月30日
「マクベス」
映画は舞台劇のように描かれていて、スコットランドやイングランドでロケされた、映画ならではの背景がドラマにマッチしてとても美しい。マクベスの狂気を現しているかのような血や炎のシーンが印象的。見終わってマクベスって悪党ながらとても小心者だったんだと変に納得。演じるマイケル・ファスベンダーは感情表現がとても上手い俳優で素晴らしい。罪悪感に苛まれ、もがき苦しみながらも、燃えるような狂気を発散させる様はスゴい!レディ・マクベス役のマリオン・コティヤールも然り。マリオンは夫をそそのかす悪妻役にぴったり。
ヨーロッパ映画を観よう!
2016年5月30日
予言〜『マクベス』
この世とあの世の境目があいまいで、亡霊や魔女の存在が当たり前に描かれるシェイクスピアの幻想的世界。荒涼たるスコットランドの大地に描き出された映像が素晴らしい。
真紅のthinkingdays
2016年5月30日
『マクベス(2015)』('16初鑑賞49・劇場)
★★★ 自然光による撮影は重厚で深みあり。曇天のスコットランドの荒地など、いかにも映画芸術といった映像で個人的にすごく好み。映像作品としては、森が動く場面がないのはマイナス要素だと思う。シェイクスピア独特のセリフまわしは健在ですが、字幕の翻訳が少々変(英語のことがよくわからないわたしでも)なところがあって、そんな訳やったら意味が伝わらんだろうと思った場面がありました。総じて、映像作品エンタメとして観るには少々不満。
みはいる・BのB
2016年5月22日
マクベス
★★★ 台詞は難しいけれど物語はシンプル。これは舞台とかで観たら面白そうなんだけど、今回の映画は映像はとてもきれいで幻想的な雰囲気で好みだったんですが、淡々としすぎてて寝ました。全体はある程度把握できたのでまぁいいか。ラスト、真っ赤の空からのエンドクレジットがいいですね。終始音楽が効果音みたいな感じで重厚さがありました。
☆yukarinの映画鑑賞ぷらす日記☆
2016年5月15日
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