さがす:作品を観た感想(2)

『さがす』をテアトル新宿で観て、
★★★★圧が強い。佐藤二朗にちゃんと向き合うのはいいなあ。『さがす』の落ち着きの悪さは多分、物凄い現実を観客は付きつけられるのだが、どう終わればそれが正しい回答なのかを想像できない点にある。解答例のないまま、観客に押し付けられるただただ現実。だから、消化できずに目の前で何時までも残り続ける。もう一回見たら違う回答になるかもしれない。分からない。消化できてないから。
ふじき78の死屍累々映画日記・第二章
2022年4月26日

さがす・・・・・評価額1700円
★★★★ スリリングなサスペンスドラマであるのと同時に、中学生にして世界の真実を知ってしまった蒼の哀しい成長物語でもある。物語の展開がショッキングなのは前作と同等だが、異なるのはエンタメとしての間口の広さだ。本作では実質的な主人公である楓が、自分の正しいと思うことをして、それは映画を観るほとんどの観客の価値観とも一致しており、強い満足感につながっている。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2022年1月30日

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