刑事ｺﾛﾝﾎﾞ　完全版6:作品を観た感想(2)

盗聴特許許可局
｢刑事ｺﾛﾝﾎﾞ/ｱﾘﾊﾞｲのﾀﾞｲﾔﾙ｣は面白い｡鮮やか｡本作の魅力は徹頭徹尾映像作品だからこそ得られるのであって､読書においては激減する｡犯人役はﾛﾊﾞｰﾄ･ｶﾙﾌﾟ｡盗聴についての捜査に尺をとられた為に､ﾊﾝﾛﾝとｺﾛﾝﾎﾞとの対決色が薄れたものの､それをあまり感じさせないのは､ﾛﾊﾞｰﾄ･ｶﾙﾌﾟが犯人役二度目であると云うことと､彼の演技力の賜｡絶対のｱﾘﾊﾞｲ工作が破れたことを思い知ったﾊﾝﾛﾝの表情たるや！
MESCALINE DRIVE
2008年9月6日

ｸﾞﾘｰﾝﾌｨﾝｶﾞｰ
｢刑事ｺﾛﾝﾎﾞ/悪の温室｣は面白い｡結末の鮮やかさは清々しさすら感じられる｡ｼﾞｬｰﾋﾞｽがどうにも云い逃れることのできない物的証拠を提示｡捜査のｲﾆｼｱﾁﾌﾞはｼﾞｬｰﾋﾞｽに踊らされたｳｨﾙｿﾝからｺﾛﾝﾎﾞに戻り､日常が帰ってくる｡個人的に本作を好きな理由は､なんと云っても山田康雄にある！久し振りに軽さと艶のある故人の声を耳にして､人を惜しむ｡
MESCALINE DRIVE
2008年9月5日

このﾍﾟｰｼﾞは､象のﾛｹｯﾄﾊﾟｿｺﾝ版の『作品を観た感想ﾄﾗｯｸﾊﾞｯｸ』のﾍﾟｰｼﾞと連動しています｡

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