幕末太陽傳:作品を観た感想(2)

映画「幕末太陽傳」デジタル修復版  日本人と日本映画の圧倒的バイタリティ!
今回のデジタル修復版では、とにかく映像も音声も鮮明!大スクリーンで観て、あらためてその軽快さ・スピード感に感動。圧倒的な軽妙さで画面を駆け巡る主役のフランキー堺!オールスターキャストが若々しい姿で演じる、バイタリティあふれる人間の「生」の営みは、今のような時代に観られることで、また新しい意味を持つのかも知れませんね。
エンタメで行こう。
2016年3月7日

『幕末太陽傳』|したたかに生き抜けば、それで良し
石原裕次郎、二谷英明、小林旭ら、豪華スターが扮する幕末の志士たち。「尊皇攘夷」を息巻いているけれど、不良外人にピストルで威嚇されるわ、我が物顔で町を練り歩く異人さんを「あいつら、ただじゃおかん!」と聞こえぬように遊女屋で吠えるのみ。結局、異人館に放火するくらいが関の山。れにひきかえ、フランキー堺扮する居残り佐平次はどうだろう。カネもないのに、酒だ女だと大騒ぎ。何という環境適応能力の高さ。なんとも不思議な男だ、佐平次という奴は。とにかく我々は生きていくことが先決だ。佐平次や遊女たちを見習って、したたかに、そしてしなやかに。
23:30の雑記帳
2010年6月19日

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