母と暮せば:作品を観た感想(10)

【映画】母と暮せば
★★★★ 長崎に原爆が投下されたシーンの演出は凄かった。声高には叫ばないものの、台詞の端々に反戦への強い意志が感じられて、思わず引き込まれてしまいましたし、共感することも多かったです。大半は安定の吉永小百合ムービーだったのは、良いのか悪いのか、冒頭が冒頭だっただけに、やや拍子抜けした部分は多分にありましたね。吉永小百合と二宮のやり取りが微笑ましすぎて、双方のファンなら萌えたでしょうが、さすがに見ていてちょっと気恥ずかしくなりましたよ。台詞で説明しすぎな面は気になりましたが、黒木華や二宮和也の好演もあって、十分見応えのある作品に仕上がっていたと思いました。
ただただ映画を楽しんでる人のブログ
2016年5月30日

吉永小百合・二宮和也出演、映画「母と暮せば」 井上ひさしの構想を山田洋次監督が映画化
吉永小百合と二宮和也が演じる、母と息子の哀しい情愛が心に沁みます。戦争と平和について深く考えさせられる、まさに今年にふさわしい映画!
エンタメで行こう。
2016年4月21日

『母と暮せば』映画@見取り八段
嵐のファンで男の子の母である人は誰でもあのラストシーンに背筋を寒くしながら、こんなのダメだ!これは幸せじゃない!と叫びつつ、で、でも、まあ…ニノだし、ちょっといいよね……と複雑な気持ちに襲われることだろう。これはもうキャスティングが素晴らしい。この作品、もちろん反戦の想いも込められているだろうが、実は親と子の物語だと思えば現代にも通ずるものはある。基本的に恐れ多くも吉永小百合の出演作は総じて「吉永小百合のため」の映画になっちゃってる感じがしてあまり好きではないのだけれども、この作品の吉永さんはすごく良かった。
映画@見取り八段
2016年3月8日

『母と暮せば』('15初鑑賞91・劇場)
★★★★★ ラスト・シーンで涙が止まらなくなった。戦争というものは、死んだ故人も、そして生き残った者をも、ずっと苦しませるものだということ、この作品を通して、学べると思います。ラスト・シーンで涙が止まらなくなった。戦争というものは、死んだ故人も、そして生き残った者をも、ずっと苦しませるものだということ、この作品を通して、学べると思います。ただ、二人の会話がずーっと続く、そして昭和家屋の薄暗い空間での場面がほとんどなので、観ていて、しんどくなるのも確かです。ですが、大ベテラン 吉永小百合、若手でもかなりの演技力、二宮和也の二人芝居は観る価値あります。
みはいる・BのB
2015年12月21日

母と暮らせば
★★★★★ 二宮和也がうまい演技をしていると思ったのと加えて、本田望結も普段の様子と別人に見えた。どこまでがファンタジーなのか、もう一度見ないとわからない。
とらちゃんのゴロゴロ日記
2015年12月16日

「母と暮せば」@よみうりホール
本作は基本的に舞台劇の様に、役者の演技と台詞に重点が置かれて、映像で訴える作品とは違うアプローチが取られて、戦争の残酷さは冒頭の原爆投下シーンだけで、他の戦争による悲劇は全てセリフで説明する悪い演出が取られている。せっかく坂本龍一がピアノと弦楽を主体にしたスコアで抑えに抑えてきた音楽を台無しにする様な、ノー天気で薄気味悪いエンドロールに監督の神経を疑いたい。もう、いっその事「千の風になって」でもかけた方が良かった。私は山田洋次監督作品をおおむね肯定的に受け止めてきたが本作は駄目である、期待しただけに落胆の大きい作品になってしまった。
新・辛口映画館
2015年12月14日

母と暮せば〜原節子→蒼井優→黒木華
★★★ 山田監督初のファンタジーという触れ込みだが、これはファンタジーではないだろう。ファンタジーを装った物語だ。ラストも「小さいおうち」の倍賞千恵子を無理矢理擬態している風。けれど、そうなると70歳にもかかわらず水泳で鍛えた吉永の若過ぎる肉体が逆に説得力を欠く。
佐藤秀の徒然幻視録
2015年12月12日

母と暮せば
ちょっとどうかと思う内容でした。テーマがいまいちわからない。余計なエピソードが多すぎる気がする。ストーリー展開だけではなく、演出も肌に合わなかった。キャスティングに文句はないんですが、さすが永遠の17歳、ニノは学ランが似合う(笑)。
映画三昧、活字中毒
2015年12月8日

「母と暮せば」:最初の5分と最後の5分の落差
涙ボロボロはその通りでしたが、傑作だったかというと、うーん、確かに開巻5分は傑作でしたし、長崎原爆の描写は凄いインパクトで慄然としましたし、山田洋次の原爆への怒りを感じる、力の入ったものでした。一方で最後の5分(要するにエンドクレジット)で、あまりといえばあまりの描写に腰が抜けました。吉永小百合さん、異常なまでに若かったなあ。黒木華さんが、山田作品似合い過ぎです。そしてやっぱり巧いです。彼女の芝居で泣けた場面もありました。ちょっと映画としての完成度には問題がありますよねえ。むしろ「怪作」と言えるのではないかって気もいたします。
大江戸時夫の東京温度
2015年12月4日

母と暮せば
★★★★ 「父と暮せば」にインスパイアされた作品らしい。超強力な反戦映画は、人間が地球に存在する限り、作り続けられるだろう。まったく人間とは救いようのないバカな生き物である。
あーうぃ だにぇっと
2015年11月29日


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