冬の小鳥:作品を観た感想(8)

映画「冬の小鳥」批評 子を捨てる親はアカン(# ゚Д゚)
★★★ いまいち、スッキリしない悲しい映画でしたね〜色々あるんやろけど…子を捨てる親の気持ちが分からんです キム・セロンちゃんの演技必見の作品です
ジョニー・タピア・Cinemas
2012年2月27日

「冬の小鳥」は「少女版・大人は判ってくれない」
アントワーヌ・ドワネル少年と少女ジニには共通点が多い。養護施設と少年鑑別所という社会から隔離されたところへの収容も、そして監督自身の自伝的物語という点も同じ。鑑別所を脱走し海辺にたどり着き、そこで呆然とした、頼りなげな表情を見せるドワネル少年に対して、少女ジニは、決然とした表情を見せながら、新しい天地に向かって歩みだす。アントワーヌ・ドワネルの物語がシリーズになったように、ジニの物語もシリーズとして生まれることを期待したい。
映画と出会う・世界が変わる
2011年2月13日

『冬の小鳥』
ジニは小鳥の墓を掘り返し、更に深く深く掘ったのち、穴に身を横たえ自らに土をかけ、自分で自分を埋葬しようとする。この儀式は奇しくも、この時確かに少女の"弱さ"を葬った。決して戻らぬ父に執着する幼い自分との決別。新しい自分として生まれ変わるために必要な儀式であったのかもしれない。寮母のような存在の女性が1人いる。引き取り手のないまま年を重ねた背景がそっと伺える。彼女の存在は心にひどく痛かった。カメラは最後、こちらへ向かって歩いてくるジニにぐっとクロスアップする。揺るぎのない少女の目には「決意」の色が浮かんでいた。
シネマな時間に考察を。
2010年11月12日

「冬の小鳥」
★★★★ 主人公の9歳の少女・ジニを演じたキム・セロンが素晴らしい。自分を棄てた父親を、それでもいつかきっと迎えに来てくれると信じ、待ち続ける悲しい運命の少女を見事に演じきっている。死んだ小鳥は、もう飛ぶ事は出来なかったが、小鳥の墓から生まれ変わった小さなジニは、軽やかに飛び立ったのである。父親は、映画のなかではほとんど素顔を見せない。…父親が悪い人間なのか、そうではないのかの判断は観客に委ねたい、という監督の思いではないだろうか。素晴らしい傑作を作り上げたウニー・ルコント監督に惜しみない拍手を送りたい。
お楽しみはココからだ
2010年10月29日

『冬の小鳥』 少女の鳥はハトより小さい
主人公ジニが、自分の立場を思い知るのは、教会で神父の話を聞いたときだろう。ジニは「父に見捨てられた私」ということにイエスと自分の共通点を見出す。この作品は、韓国がアジア屈指のキリスト教国であることが前提となろう。この映画のクライマックスはジニの死と復活である。死と復活を経て、はじめてジニは笑顔を取り戻す。ジニはイエスと同じ生涯をたどったのだ。韓国のだけでなくフランスの観客も、牧師一家だったウニー・ルコントの家族も、この映画がいかに感謝のメッセージに満ちているかを感じとるだろう。人はときに信仰に救われるのだ。
映画のブログ
2010年10月19日

「冬の小鳥」 何が幸せなことかは、自分次第
★★★ 父親役でソル・ギョングが友情出演。特に目新しいところの無い映画で、何故今この映画がと感じずにはいられない。せっかくの映画だからどこか新しい目線が欲しいところだ。少女役の子供は演技ならたいしたものだ。寂しそうな顔、打ちひしがれたような顔、何も見てないような何かを悟った様な顔、でもラストの記念撮影では初めて満面の笑顔を見せてくれた。監督はフランス国籍の韓国人のよう。特に何かを強く訴える映画じゃないから、そこから何を見るかはこちら側の問題。どんなことがあろうとそれでも人生は続いていくということか。
soramove
2010年10月16日

冬の小鳥
★★★★ 素晴らしい作品でした。ジニの弾けるような、まさに天使のような幸せ一杯の笑顔からは、彼女がどれほど父親が大好きなのかということがストレートに伝わってきます。この強烈なまでのオープニング、これだけで物語の間ずっと私たちはジニの想いを直接的に感じることが出来るのです。ジニ役キム・セロンちゃんの可愛らしさは際立っていましたが、この溢れんばかりの表現力は衝撃的。親鳥からはぐれた小鳥が生きられずに死んだ、このある種冷徹な事実がジニに与えた影響は大きかったのでしょう。9歳の少女でありながら、彼女は大人になったのではないでしょうか。
LOVE Cinemas 調布
2010年10月16日

冬の小鳥
それにしても、ジニを演じたキム・セロンちゃんの演技には泣かされました。心を閉ざした表情と瞳、そして身体全体で父の愛を求め、自分が捨てられた現実を拒否していました。その姿や行動に胸が痛むのと同時に、ここまで愛を求めている子を捨てなくてはならないとはどんなにか辛い選択だろうなあと考えてしまいました。途中、施設に来た先生が彼女に、「お父さんは君に幸せになって欲しかったのだよ」みたいなことを言っていました。見終わった時、その答えがきっとこの映画そのものなのだろうなあと感じた1本です。
とりあえず、コメントです
2010年10月6日


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