ﾍﾞｲﾋﾞｰ･ﾌﾞﾛｰｶｰ:作品を観た感想(1)

｢ﾍﾞｲﾋﾞｰ･ﾌﾞﾛｰｶｰ｣
ああ､是枝監督の作品だな､と｡役者の構成や言語や描写される土地の風土が違っていたとしても､これこそ正に是枝監督作品なのだ､と思わせる｡そういう点でも､やはり是枝監督はすごい｡子供の目線に立った｢本当の幸せ｣については､｢万引き家族｣も本作も､観る者にかなり考えさせる構成になっている｡しかし､元々私の持論でもある｢生みの親より育ての親｣理論はどちらも根底にあってそれが子供の幸せという公共の福祉に繋がるのであればそれで良いはずなのだがこの｢ﾍﾞｲﾋﾞｰ･ﾌﾞﾛｰｶｰ｣に関してはその立ち位置を曖昧にしているような気がしてならない｡
ここなつ映画ﾚﾋﾞｭｰ
2022年9月20日

このﾍﾟｰｼﾞは､象のﾛｹｯﾄﾊﾟｿｺﾝ版の『作品を観た感想ﾄﾗｯｸﾊﾞｯｸ』のﾍﾟｰｼﾞと連動しています｡

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