判決、ふたつの希望:作品を観た感想(12)

判決、ふたつの希望
★★★★ 「自分がもし同じ目にあったら、きっと同じことをするに違いない」、そう思わされてしまうだけの“説得力”が、本作には充満している!隣人同士、隣国同士、近くて遠い者たちのいがみあいは、残念ながらどこにでも見られる月並みな事柄であります。そんな普遍的な問題に、イスラエル、レバノン、パレスチナというアラブ諸国の火薬庫の歴史を絡めて、法廷劇という骨格を用いながらひねりの利いた極上のサスペンスに仕立て上げられていた。
映画に夢中
2018年11月4日

映画『判決、ふたつの希望』民族の因縁・個人の怒りの糸が解けるまで
宗教・民族の確執の壁は、厚く、高いかもしれない――でも、本当は皆、仲良く暮らしていきたい、と思っていると思う。
yutake☆イヴの《映画☆一期一会》
2018年10月20日

「判決、ふたつの希望」:日本の将来かも?の寓話
珍しやレバノン映画。でもハリウッド並みの映画作法で、最初から最後まで引き込んで、楽しませてくれます。寓話的な物語の中に社会性、問題提起の強さと娯楽性とが、しっかり両立している。
大江戸時夫の東京温度
2018年10月11日

「判決、ふたつの希望」
★★★ これこれ、こういうことがあった。だから許しがたい。それが心の奥に沈殿しているから、新たに何かがあると、強く反応してしまう。これは、もう、「許す」しかなかろう。と言うだけなら簡単で、そこがそれ、人の気持ちだから難しい。私にとっては、胸に迫らず、ちょっと惜しい。ドラマには、のめり込むタイプなのだが、今回はそこまでではなかった。たぶん、謝罪しろと求めた男が意固地すぎると私が感じてしまう時間が長かったからか。
或る日の出来事
2018年9月29日

判決、ふたつの希望・・・・・評価額1700円
★★★★ 観客はスクリーンを通して裁判を傍聴しているうちに、双方の背負っているもの、何が彼らにとっての“侮辱"なのかを知り、自分だったらこの危険で難しい裁判をどうジャッジするかを考える。
感情に突き動かされ、理念に凝り固まった男たちに対し、女たちが総じて柔軟なのが印象深い。レバノン市民、パレスチナ難民、男と女、色々な立場で考えたくなる知的な秀作だ。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2018年9月12日

『判決、ふたつの希望』 外面は地味だが中身はエンタメ?
役者たちの演技は抑制されているけれど、裁判の矢継ぎ早の展開とか劇伴の盛り上げ方なんかはハリウッド的なエンターテインメントのようにすら思える。最後のトニーとヤーセルの表情にも希望を感じさせるものがあり、カタルシスすら感じさせる作品となっていたと思う。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2018年9月2日

判決、ふたつの希望
些細な衝突、ただ互いに謝罪のひとことがあれば国中を巻き込む大騒ぎになることもなかったのに…の法廷劇のオモシロさも然ることながらその根底にあるレバノンを取り巻く民族&宗教&難民問題、そして不幸な歴史と歩み寄りを語っていて想像をはるかに超えて考えさせられ、見応えのあるとても素晴らしい作品。この先も解決されることは難しいであろう中東地域の諸問題かもしれないけれどもタイトル通り【希望】を感じさせられて感動的。
風情の不安多事な冒険 Part.5
2018年9月2日

「判決、ふたつの希望」
法廷でのみどころは確かに多々あり、判決がどのようにくだるかは興味をそそられる部分ではある。だが、裁判やそれに伴う判決は、この作品の最もクローズアップされるべき点ではない。問題は誰が何を「侮辱」と感じるか、そしてその「償い」はどのような形を取るべきなのか、ということなのだと思う。
ここなつ映画レビュー
2018年8月31日

「判決、ふたつの希望」☆今年のベスト入り決定!
傑作!!これはもう観終わった途端、私の中で『今年の映画ベスト5』入り決定となったのだった。いやあ、台風の中びしょ濡れでも観に行って良かった〜〜♪ここに世界平和の答えがある。もう映画の3分の2くらいから涙が止まらなくなって、静かにずっと泣いていた私。判決が出たときの二人のわずかな表情にご注目!!そしてラストシーンは私たちに希望を見せてくれるに違いない。
ノルウェー暮らし・イン・原宿
2018年8月26日

判決、ふたつの希望
平和ぼけした日本では理解が難しい。映画みたあと色々調べてそうだったのかとあとでようやく少しわかった。
あーうぃ だにぇっと
2018年8月25日

『判決、ふたつの希望』お薦め映画
★★★★ この物語では、被害者と加害者の立ち位置が何度も入れ替わるところが味噌になる。世代や年齢、時には性別でも見方が変わる。これからこのような映画がどんどん世界へ出て行き、当事者と次世代へ、未来への思いを伝えていくことになるのだろう。
作曲♪心をこめて作曲します♪
2018年8月5日

『判決、ふたつの希望』 :痛みをもたらした過去も受容するしかない @試写会
★★★★★ レバノンというお国柄を知らないとはじめで躓きかねない。原題「THE INSULT」というのは、侮辱の意味だそうです。
キネマのマ〜りゃんひさ映画レビュ...
2018年7月20日


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