ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮:作品を観た感想(6)

映画『ロイヤル・アフェア・愛と欲望の王宮』 マッツの哀しさと一途さによろめく^^;
野心の上昇志向のままで行かないんだろうな〜という不安定な雰囲気が陰となって、作品の厚みになりながら、そのとおり、哀しい感じになっていきます。作品の終わり方は、希望を残してくれるのが、美しい。
yutake☆イヴのモノローグ
2015年9月22日

ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮
デンマークの歴史に関する知識はほぼゼロですから、新鮮で面白かったのですが、フランス革命よりほんの少し前のデンマークでは、ストルーエンセによって拷問の廃止や、窃盗犯の死刑廃止、捨て子のための病院設置や天然痘の予防接種など、たくさんの改革がなされていたということはなかなかに興味深い事実でした。メロドラマな副題がついているが、実際はきちんとした歴史ものでした。見どころは、王とのプラトニック・ラブなマッツ。酷い拷問を受けて怯えるマッツ。恩赦があると思っていたが処刑場に向かう途中役人が十字架をもっていることで自分の死を知ってしまうマッツ。
いやいやえん
2015年9月16日

「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」
マッツ・ミケルセンは時代物も似合うが、私的にマッツ映画は現代物が好き。「偽りなき者」のルーカスは素晴らしかった。デンマーク王フレデリク5世(クリスチャン7世の父親)の妻ユリアーネ・マリーエはクリスチャン7世の実母ではないので、ちょっと意地悪なおばさんのノリで君臨している姿が以外にユーモラスに描かれていて面白い。ロケされた景色が素晴らしく美しくかった。で、やはりこれだからヨーロッパ映画はやめられない。
ヨーロッパ映画を観よう!
2013年6月19日

ロイヤル・アフェア
★★★ 一見したところ、都会者(あるいは先進国人:イギリス人の王妃カロリーネと、ドイツ人の侍医ストルーエンセ)が、田舎者(あるいは後進国人:デンマーク国王たち)を自分たちの好きなように扱ったお話のようでもありますが、やはり“恋は盲目”を地で行くお話と受け取るべきなのでしょう。
映画的・絵画的・音楽的
2013年5月18日

ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮
★★★★ 本作を見ると、一番光っていたのはウツケ国王役のミケル・ボー・フォルスガードだろう。表情の変化が繊細で、単なるウツケではなく、自分が周りからどのように見られているか、そんな自分がどのような振舞いをすれば周りに受け入れられるかを分かっていながら心理的抵抗感からうまく振る舞えず、強がっても結局道化の役回りを演じなければならないことへの悲哀が滲み出ている。
佐藤秀の徒然幻視録
2013年5月9日

ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮
15歳でイギリスから嫁いできた王妃の哀しい運命と大きな時代の流れに切なさを感じるような物語でした。“愛と欲望の王宮”と言っても、愛憎ドロドロというよりは人を陥れる陰謀の物語でした。物語は恋愛よりも政治的な話になっていきます。歴史を知らない私にはとても勉強になった作品でした。
とりあえず、コメントです
2013年5月9日


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