ボーダーライン:作品を観た感想(18)

ボーダーライン
★★★★★ ドゥニ・ヴィルヌーヴ作品だな〜と思ったのは、この映画全体に張りつめている緊張感と不安感の演出の凄さです。暗視カメラを使った映像も凄かったな。ヨハン・ヨハンソンの音楽の素晴らしさの効果も絶大です。とにかくベニチオ・デル・トロの演技と存在感が見事。かなりヘビーで怖い映画ですが傑作です。
ごみつ通信
2019年1月28日

「ボーダーライン」
★★★★ 原題は「殺し屋」とのことなので、「ボーダーライン」というのは、かなり離れた意味になるが、それはそれで上手いタイトルだ。背筋が凍りそうな世界が、この地球上にある。日本にいて、よかったよ、と思う。すごいハードな内容。青くさい正義感は吹っ飛び、ラストの恐さにも心を締めつけられる。
或る日の出来事
2017年4月8日

16-268「ボーダーライン」(アメリカ)
★★★ ケイト、グレイヴァーそれぞれが持つ正義というものの考え方の対称が面白い。アレハンドロの目的、そして最後に取った行動は結構衝撃的であり、善し悪しは何とも言えない感じだったな。監督は「プリズナーズ」等のドゥニ・ヴィルヌーヴということで、なるほど、ヒリヒリする緊張感でいっぱいの作品だったな。
CINECHANが観た映画について
2016年12月25日

ボーダーライン
今作は、もうベニチオ・デル・トロの存在感が圧倒的ですね。そして彼が演じるアレハンドロのラスト30分がその通り凄まじいんですね。何気に映るメキシコ人一家の姿、父は警察官なんですが、意味が無い様なこの3人家族が最後でキーポイントになっているんですね。面白かった!
atts1964
2016年9月27日

DVD:ボーダーライン Sicario  今年のベスト10に入れちゃいそうな、今年有数の犯罪映画。
ベネチオ・デル・トロの存在感があまりに凄く、圧倒された!ピリピリする演出の中、登場する紛争シーンはどれも素晴らしい。今年のベスト10に入れちゃいそうな、今年有数の犯罪映画。
日々 是 変化ナリ〜DAYS OF STRUGGLE〜
2016年9月22日

映画『ボーダーライン』 SICARIO ネタバレでお節介な解説
基本的に凄くシンプルな筋立てでありながら、ジャンルをも超えた気さえする展開が待っています。アクションやセリフは最小限、メキシコ麻薬戦争ものにしてはグロも最小限で、むしろ美しい映像で描かれるこの世界の説得力と緊張感はすごい。監督、俳優、撮影監督の見事な実力を楽しめる良作です。とにかくこれだけはもう一回言う。ラストが最高。
グドすぴBlog
2016年5月24日

国境の南〜『ボーダーライン』
暴力が暴力を呼び、銃と札束が支配する闇の世界。そこに身を置き、感覚を麻痺させている捜査官マット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)の薄笑いに、青臭いままのケイトの抵抗が痛々しく映る。「ここを去り、法秩序の残る小さな町で暮らせ」。サインさせることで、アレハンドロはケイトを守ろうとしたのだ、と思う。結局私は、ベニチオ・デル・トロの色気に骨抜きにされたのかもしれない。
真紅のthinkingdays
2016年4月23日

『ボーダーライン』 砂漠のノワール
『ボーダーライン』の原題はSicario。スペイン語で殺し屋とか刺客といった意味の言葉だ。チェロの低音を反復させるヨハン・ヨハンソンの音楽も緊迫感を高める。新しいノワールの気配に満ちた犯罪映画の傑作だと思う。
Days of Books, Films
2016年4月20日

「ボーダーライン」
濃密でかつ息詰まる展開。この監督は、諜報や戦いを描くのが上手いなぁ!直接的な怖さ、残虐さももちろんあるのだが、間接的な描写でゾッとするような心理や場面を想起させるのが凄い。ベニチオ・デル・トロ目線で見れば、壮絶な復讐譚なのである。復讐の為にどんなものでも利用してやる心意気が静かに伝わってくる。救いのない悲しみの中で、男の生き様を見たような気がした。
ここなつ映画レビュー
2016年4月19日

ボーダーライン
★★★★ ピリピリとした緊張感が持続する映画で、目が離せません。笑いはなかったです。残虐なシーンが苦手な人にはおすすめできませんが、良かったです。冒頭が特に気持ち悪かったです。主人公はエミリー・ブラントと思って見ていると、いつのまにか、すり替わっているような印象を受けました。
Spice -映画・本・美術の日記-
2016年4月17日

『ボーダーライン』 善悪の境界とは関係なく、ごく個人的な復讐
邦題は余計なバイアスがかかったものと思えた。この作品では空撮を使って盛んに国境の街を映しているけれど、国境線の様子が強調されることはない。この映画は善悪のボーダーラインに悩むケイトが主人公なのではなく、アレハンドロという男の復讐の物語なのだ。だからやはり原題の「Sicario」のほうがこの映画には相応しいだろう。麻薬カルテルのボスの屋敷に乗り込むアレハンドロの姿にはある種の美学みたいなものが感じられた。クライム・サスペンス映画としてとても見応えがある作品だったと思う。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2016年4月16日

ボーダーライン
★★★★ 満足感というよりも、やるせない気持ちになってしまった映画だった。アクションスターを動員してのエンタメお祭り映画ではなく、実際に取材やロケハンをした上で繰り広げられるシリアスなドキュメンタリーみたいな物語になっている。とても重厚でどしんと心に響く内容だった。
とらちゃんのゴロゴロ日記
2016年4月14日

「ボーダーライン」:テンション張り詰める「重い球」
相変わらず重厚で緊迫感あふれる「重い球」でした。例えれば「斧」のような切れ味の映画です。なにしろ音楽が重い重い。名手ロジャー・ディーキンスによる緊密な映像も素晴らしいものがあります。役者たちも見事に生かされまくってます。ことにベニチオは久々に、そのニヒルなハードボイルド感が最高でした。
大江戸時夫の東京温度
2016年4月13日

『ボーダーライン』
大作感はさほどないが、エッジの鋭さにおいて、ドン・ウィンズロウの小説『犬の力』を超えたと言えるだろう。ベニシオ・デル・トロとか、セクシーな雰囲気だけが売りの俳優と思ってたが、寡黙なたたずまいの背後の闇の深さまで表現していて痺れる。エミリー・ブラントもまた然りである。
そのスピードで
2016年4月12日

ボーダーライン〜胡散臭い似非IS物語
★★★ 本作で弱者なのはケイトが女性、彼女の相棒のレジー(ダニエル・カルーヤ)が黒人と、被差別サイドから出しているのはどういうワケか。強者は白人の男ばっか。何かよりディープな本音が透けて見える。
佐藤秀の徒然幻視録
2016年4月12日

ボーダーライン / Sicario
描かれている内容が圧倒的すぎて、何とも言えません。邦題の『ボーダーライン』は、舞台となっている国境という意味の他、善悪のボーダーラインと言う二つの意味を掛けたんでしょうかね、やっぱり。洋画の邦題はトンデモナイことが多いんですが、そう言う意味では、この邦題はまだ許せますね。
勝手に映画評
2016年4月10日

映画「ボーダーライン」 感想と採点
★★★ 今回は「フィルム・ノワール」風のテイストに監督らしい味付けを加えて、グッとテーマが際立った作品に仕上がってる。本作が面白いのは、まず主人公が女性ってこと。本作ではメキシコやアメリカとの国境付近の強い日差しを効果的に入れたり、グロい表現もカラーできちんと見せたり、地獄のような戦場を美しく魅せたのも、監督らしいドライなタッチがまた一段と強まって巧いと思う。
ディレクターの目線blog
2016年4月10日

劇場鑑賞「ボーダーライン」
この監督は凄いわ。キャスト陣では、紅一点のエミリー・ブラントもなかなか迫真の演技を見せつけてくれるのだが、今作の中では、ベニチオ・デル・トロの怪演っぷりが半端ない。何をするつもりなのか、全く見えないあの“表情”が印象的。全体を通して、終始息苦しさがつきまとう作品でした。邦題と内容がピッタリ!
日々“是”精進!
2016年4月9日


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