誰も守ってくれない:作品を観た感想(40)

「誰も守ってくれない」 2009年 監 君塚良一
怖い映画でした。でも、ラストに確かな希望が残りました。いや〜志田未来さん、さすがの存在感でした。重たいテーマでしたが、それぞれが背負う背景を描きながらもすっきりと見せてくれました。落としどころが難しかったと思いますが、いいラストだったと思います。
トリ猫家族
2014年9月10日

映画『誰も守ってくれない〜NobodyToWatchOverMe』...
志田未来の役は、如何にして態度や表情で演じるかがポイントなのだが見事に場面場面で演じ分けていた。ストーリー的には特筆すべき点は見当たらない。冒頭で長男が殺人犯となってしまうのだが、それそのものより、そこから発生する加害者側の家庭崩壊とマスコミやネット社会の恐ろしさをことさら強調しているので、何となく展開が読めてしまう。ラストシーンの浜辺で、徒歩で帰る勝浦の姿を見て沙織が車を降りて礼を述べるシーンは印象的だった。志田未来が佐藤浩市と並ぶ演技力を発揮していたシーンだった。
KINTYRE’SDIARY
2011年3月30日

「誰も守ってくれない」 守ること、守られること
人を「守ろう」とすることによって、自分も「守られる」のかもしれません。勝浦も沙織を守り続けることで、彼自身が救われているようにも感じました。「誰かを守ってあげる」、それをしようとする強い心は「自分を守る」ことにもなる。そのためには人の苦しみを受け止め、自分のことのようにそれを感じられる心が必要なのだと思います。そして「他人を守る」ということは、自分も「誰かに守ってもらえる」ことに繋がっていくような気がしました。ひたすら攻撃し続けることによって「自分を守ろう」とする人々は、結果として「誰も守ってくれない」のだとも感じました。
はらやんの映画徒然草
2010年9月22日

誰も守ってくれない
ある意味[それでもボクはやっていない]と同じような社会派の作品と言えるかもしれません。犯罪者の家族であるというだけのことから、マスコミによって徹底的に糾弾されてしまう理不尽さを告発しているという意味合いですが。勿論、かなりデフォルメされた部分があるのではないかと思えたり、警察内部の事情も常識的な線で描き出されていたりと、おざなりの感じがヤヤ付きまとうとはいえ、佐藤浩市の演技は、既に48歳ですから味が出てきたというのでしょうか、なかなか良いなと思いました。
映画的・絵画的・音楽的
2009年11月19日

誰も守ってくれない
犯罪者の家族を保護するという一般には知らされていない警察の役割の一連の説明的なシーンは面白かったのですが、それは最初の方だけ。あとはいたって普通の印象でした。マスコミの攻撃とかインターネットの煽りとかもう他にもドラマとか映画もあるし新しくない感じ。おまけにカッコイイセリフになるとお涙頂戴調の音楽が流れたりして説教くさくてしらけてしまう。この手の社会派の作品は問題提起がはっきりできると思うのだけれど、、。期待しすぎたのか、半端な映画でした。残念。
映画、言いたい放題!
2009年10月12日

最高戦略賞 「誰も守ってくれない」
テレビ局が一方ではこうした報道で収益を上げ、 他方でそれを告発するかのような映画を製作してまた収益を上げる。 一粒で二度美味しい戦略だが、 最終的な悪者をネットにし、 さらには掲示板の話題はすぐに別の事件に移り、 こうして世間の関心はあっさり冷めるんだよ、 みたいな感じで告発の対象をあいまいに分散させている。 巧妙なシナリオ^^ そのくせ「一生追いかけられる」だの「他人の痛みを感じることが生きること」と重々しく語られるが、 それらのセリフは見事に噛み合わない。
シネマ走り書き
2009年6月29日

【映画】誰も守ってくれない
この問題に対するフジテレビなりの解決方法っていうのに興味があった。まさかね…マスコミの過熱報道の弊害をテーマにしておきながら、後半からはネットユーザー批判にシフトするとは思わなかった。そもそもネット上には、「誰も知らない情報」は流れない。事件と事件の沿革をマスコミが報道しない限りネットにソースは流れないって事で、それはすなわち、報道あってのネット情報っていう事。
新!やさぐれ日記
2009年3月5日

「誰も守ってくれない」は何を描くべきであったか?
容疑者の家族の保護というものが実際に行なわれているのか、その実態は明らかではないが、映画で描かれる手際の良さには驚いた。容疑者や犯人の家族に浴びせられるバッシングにはその犯罪以上の不健全さを感じる。この問題は非常に大きく、もっと真剣に考える必要があると思う。その為にも[誰も守ってくれない]は[食卓のない家]を現在におき直すことで描いた方が良かったのではなかろうか?
映画と出会う・世界が変わる
2009年3月5日

誰も守ってくれない これは、極めて悪質な映画である!
テンポのいいオープニングに、これからの展開への期待が高まるが次第に失速していく。ラストはほとんど脱力状態。その原因のひとつが、ドラマの核にマスコミの加熱報道を描くことから、次第にネット批判へと移行していったことにあるのではないか。そもそもネットの暴走は、それで独立しているのではなく、マスコミの加熱報道、またはそこでの報道の方向性と相互作用、相互補完的な存在であるからだ。
映画と出会う・世界が変わる
2009年3月3日

「誰も守ってくれない」
何が一番怖いって、やっぱり「人」。信じていた人ですら簡単に裏切る。誰を信用していいのか判らない中で、追い詰められていく。モチロン凶悪犯罪は許せない。犯人は未成年だろうと、きちんと罪を償うべきだと思う。その親や家族や環境に、なんら責任はないとは言い切れない。だけど、あんなふうに糾弾され、追い詰められ、責められなければならないんだろうか?被害者の家族だけでなく、加害者の家族も「被害者」だと思う。
またり、すばるくん。
2009年2月15日

誰も守ってくれない
スポットがあてられることの少なかった加害者側家族ですけど、ある瞬間から平和な家族も「殺人犯の家族」となって、家族全員の人生が一変しちゃうんですよね。友人の対応、ネット社会の怖さ、マスコミの姿勢…何より加害者の家族はある意味被害者ではなく、被害者家族にとっては「加害者の家族」でしかないということ…。いろいろ考えさせられる映画でした。志田未来や石田ゆり子もなかなかいい感じでした。
Thanksgiving Day
2009年2月9日

誰も守ってくれない (佐藤浩市さん)
未成年が犯す犯罪、家族という絆の崩壊、個を切り捨てる組織、誰彼なく糾弾するマスコミ、暴走を始めたネット、匿名性の恐ろしさ、社会にさらされる個人。現実に社会が抱えている問題を浮き彫りにしていました。沙織と勝浦は社会の理不尽さ、非情さを目の当たりにし、それらを受け入れることにより人間的に強くなり、物語は希望のある終わり方でした。次第に傷ついた心を通わせていくところも感動的。
yanajunのイラスト・まんが道
2009年2月4日

誰も守ってくれない 2009-6
★★★★ このアプローチはなかなか面白いですね。容疑者の家族にとっては、マスコミは明らかに加害者なんですよね?でも、この辺のところ何の提案も解決策もなかった気が…テレビ会社が製作だし無理か…^^; 何か事件があるたびにネットが悪く言われるのをニュースで見聞きし、ネットを悪者にするな!って思ってたけどねぇ…この映画を観ると、ちょっとネットも悪いんとちゃうのかな?って思ってしまった。
観たよ〜ん〜
2009年2月3日

リアるで重い「誰も守ってくれない」
加害者とその家族は別の人間でも、やはり家族なのだから「関係ない」では許されないだろうと思うけど、ここで出てくるマスコミやインターネットは、あまりに暴力的で理不尽。こんな風に追いつめて意味があるのかと問いたくなる。だけど架空のことではなさそうな話で胸が痛くなる。情報を受け取る側、あるいは当事者になってしまう可能性も0ではない人間として、様々なことを考えさせられる痛烈な映画だった。
筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ
2009年2月3日

【誰も守ってくれない】
沙織は今後どんな風な人生を歩むことになるのでしょう。心に残った傷が癒えることや背負った重荷を下ろすことは二度とできないような気がします。少年は自業自得だとしても、家族って…。でも自分が被害者家族だったら、柳葉さんと同じことをきっと思うんだろう。その家族も、死んでお詫びして!とは思わないまでも、何もなかったように楽しく暮らされたら堪らない。怖かったのは煽って騒ぐ一般の人。
日々のつぶやき
2009年2月3日

映画「誰も守ってくれない」を採点
無駄なほどにドキュメンタリー風撮影に拘っているにもかかわらず"だいまじん"やネット利用者が掲示板に書き込むシーンや、スレッドが次々と現れるカットは手抜き処理。ネットの氾濫・暴走根絶を描くならちゃんと撮りましょう。所々登場する「背筋が凍るぜ!」 あの台詞が虚構の中のリアリティーを上手に表現していました。佐藤浩市さんと松田龍平の好演技があってこその台詞ですが…。
ディレクターの目線blog
2009年2月3日

誰も守ってくれない
映画の中で、マスコミの人が近所の人に向かって「犯人の写真、1万円で買います!」と叫んでいたのが印象に残っています。実際の事件でもそんな風に入手した、犯人の学生時代の写真をテレビなどで流しているんでしょうか。家族のあり方、マスコミの横暴さ、ネット社会の怖さなど、いろいろと考えさせる映画です。柳葉敏郎 、佐藤浩市 のセリフが心にしみます。かなり重いテーマですが、おススメの映画です。
まぁず、なにやってんだか
2009年2月2日

何か物足りない。『誰も守ってくれない』
★★★★ 終始飽きる事なく観る事が出来ました。ストーリーも悪くありません…でも何か物足りない。感情的な部分に深みが感じられないので、誰に感情移入する事も出来ません。被害者家族の気持ちを描きたいのならばこの事件の被害者家族と真っ向から向き合うべきではないかと思うのですが…。人間社会はこうあるべきであろうというもっと肝心な部分に焦点を当てて掘り下げてくれれば面白い作品になっていたような気がします。
水曜日のシネマ日記
2009年2月1日

[映画『誰も守ってくれない』を観た]
映像の撮り方が、臨場感あるドキュメントタッチでもあり、物語を格調高く見せてくれている。物語は次第に、マスコミからの追求よりも、もっと執拗なネット上のものへと移行する。しかし、沙織の彼氏が登場してから、なんか物語が1エピソードそのまま歪んでいく。問題は作中でその少年がしでかした事だ。「こりゃ〜、やり過ぎだ!!」と思い、それまでノリノリに鑑賞出来ていた自分の感情が急速に萎えるのを感じた。
『甘噛み^^ 天才バカ板!』
2009年1月30日

「誰も守ってくれない」
★★★★ 本作は社会派ドラマの力作だが、どちらかと言えば結末に至るも、やりきれなさや悲劇性が残る過去の作品に比べて、カーチェイスや、サスペンス、そして最後には一筋の希望が見いだせる感動的な結末を用意するなど、エンタティンメントとしての要素も充分盛り込まれている。その点でも、社会派ドラマに新しい方向性をもたらしたと言える、これは素敵な秀作なのである。お奨めである。
お楽しみはココからだ? 映画をも...
2009年1月29日

『誰も守ってくれない』
★★★ 過熱するマスコミ報道と容疑者家族の保護、そして何より最も許せない面白半分に事件にカキコミという形で傷を広げ、誰彼なしに無言の傷を負わせるネット社会。信じれるものは何なのか。そこには、当然被害者の家族の苦しみ・憎しみと、容疑者家族の保護という、守られるべきものがどこにあるのか、今までになかった視点で問題を提起している。残念なことは佐々木蔵之介の使い方が魅力ない形だった。
京の昼寝〜♪
2009年1月29日

誰も守ってくれない
かなりいいできだけど、すべてが予想通りの展開になってます。被害者、加害者それに家族・マスコミ・傍観者。ネット社会について考えさせられる良い作品。後半部分はネットに対して恨みがあるのかってくらいひどい表現してます。ネット=オタクって単純に結び付けてるし、まぁ、日ごろネットと関わりのない人はネットやオタクをこう見てんだなぁ〜と実感。
だめ男のだめ日記
2009年1月29日

誰も守ってくれない
見ごたえある内容。キャスティングも最高。マスコミのえげつなさやネット社会の容赦なさが誇張があるにしても良く描けていたのではないかと思います。被害者の立場に立てば、犯罪者の親族が幸せになるのは許せないんでしょうね。ネットが発達した現在、マスコミの発信だけが全てではないし、マスコミが思うような展開に持っていけないってことに、マスコミが気づいていことをうまく言い当てたと思いました。
だらだら無気力ブログ
2009年1月29日

『誰も守ってくれない/Nobody to watch over me』―池袋から伊豆、そして [光]へ。
沙織と勝浦の「逃避行」が続く。マスコミのえげつなさやインターネットの匿名性が、ダイレクトな「恐怖」として描かれている。手持ちカメラによる臨場感にあふれた映像もおもしろい。最たる特徴と魅力は、「まるで実話のようなリアリティと、社会の"好奇心"が体現する残酷さ」にある。自分にも迫りうる「現代日本の病魔」を知るためにこの映画と出逢ったのかもしれない、とエンド・ロールを迎えたときに感じた。
トーキョーワッショイ
2009年1月28日

【誰も守ってくれない】
自分の子供だけは、事件を起こさないと誰が言い切れるだろう。少年犯罪は、新聞、テレビのニュース、ネットに溢れているけれども、容疑者はほとんどが普通の家庭の子。誰でも被害者の家族にも加害者の家族にもなる可能性がある時代。そんな、まさに"今"を描いた映画。容疑者の妹を演じた志田未来は、行末恐ろしい目力女優。ぜひ、見て、そして考えて欲しい映画です。決して後味悪くなく描かれたラストも良かった。
映画@見取り八段
2009年1月28日

誰も守ってくれない <ネタバレあり>
突然お兄ちゃんが殺人容疑で逮捕、親の離婚・再婚・事情聴取・で、家族バラバラにされて、マスコミから追っかけまわされ…15歳の少女には余りにも過酷過ぎる。かと言って映画では描かれてへんけど被害者側の家族だって、ある日突然娘2人を殺されてる訳やから、悲しみ、憎しみ、悔しさ、そりゃもう色々有り過ぎるやろ!殺人犯の妹ということは一生ついて回る、これから先、家族が元通りに戻れるとはとても思えない。
HAPPYMANIA
2009年1月27日

誰も守ってくれない
悲しかったりむかついたり頭にきたり口惜しかったり、観客の心に入り込んでくるうまく出来た映画だった。執拗なマスコミの取材攻撃と一般人の野次馬とPCでの情報の流出。容疑者の家族だからってこんなことは絶対許されないと思うが、果たして自分の家族に手をかけた容疑者とその家族を切り離して考えられるだろうか?パソコンおたくをちょっと誇張しすぎてるようにも思えた。
映画君の毎日
2009年1月27日

映画「誰も守ってくれない」試写会。
どこまでも追いかけてくるマスコミ、そして容疑者家族を晒すネット。物語が始まってから、中盤までのスピード感は圧巻です。本作には、明確な着地点はなく、観る側にそれが委ねられています。観終わって、どう心の中に仕舞い込めばいいのか、整理がつかなくなります。そしてラストシーンには、何か「憑き物」が取れたような、スッとする感覚もあるんです。押し付けがましくもない、とても好きなシーンでした。
「ボブ吉」デビューへの道。
2009年1月27日

映画『誰も守ってくれない』
佐藤浩市、かっこええ〜(笑)不器用で生真面目、過去の事件で心に傷を負い、そのために自らの家族も崩壊寸前の刑事・勝浦を実にシブ〜く演じてます。被害者と加害者、取り残された双方の家族。安易な結論を拒否する重いテーマを、僅かな希望を覗かせつつ、上手に描いていると思います。とにかく悲劇であることには違いない。[踊る〜]とは、全く毛色の異なる作品ですね。
健康への長い道
2009年1月26日

誰も守ってくれない
★★★★ マスコミとネットのバッシングが怖いし腹立たしい。行き過ぎた表現の自由は悪意でしかない。追求するべきは「犯罪そのもの」でしょうに!感情の機微を自然に伝える佐藤浩一&志田未来が素晴らしかった。重罪事件そのものと,沙織の家族の扱いがおざなりでも,生きている者すべてに可能性のあるテーマを,シンプルな筋書きで,力強く訴えたストーリーは,救いの光,希望のラストも含め,心に響いた。
Akira's VOICE
2009年1月26日

誰も守ってくれない
静かに見える水面に一石を投じることで大きく広がっていく波紋をリアルにつきつけてくる作品だった。オープニングからクライマックスのような入り方。まず、いきなり容疑者宅で事務的に行われる手続きに驚かされる!未成年者の犯罪を扱ってはいるけれど、事件そのものよりむしろその延長線上に広がる現代社会の恐ろしさを浮き彫りにしてると感じた。「守るというのは相手の痛みを感じることだ」
UkiUkiれいんぼーデイ
2009年1月25日

誰も守ってくれない
殺人事件に関しての情報が少なくて、加害者の家族の気持ちにも、また、映画という特性からかニュースを見る一般の視聴者の立場にも立てなかった。映画という媒体の素晴らしさは役の誰かに感情移入できること。なぜ、長男が容疑者として逮捕されたのかの理由を公開して欲しかった。唯一の救いは俳優陣の演技にある。佐藤浩市は言うことはないが、志田未来、そして松田龍平は今までとは違う、新しい一面を出してくれた。
利用価値のない日々の雑学
2009年1月25日

誰も守ってくれない
★★★★★ 「ご遺族は加害者の家族にも罪を償って欲しいと思ってる。死んで償えと思ってる」怖かったです。何が怖かったのか、自分が似たような現実の事件で一瞬たりともそのようなことを考えなかったかといえば、そう言い切る自信が無かったから。このセリフを発するときの佐々木蔵之助さんの目が忘れられません。それにしても佐藤浩市さんと志田未来ちゃんの演技は素晴らしい。
LOVE Cinemas 調布
2009年1月25日

誰も守ってくれない
★★★★ とても重い内容でしたが思ってた以上に見応えがありました。これほどまでに加害者の家族はマスコミからネット上から追い詰められていくのかと思うと何ともいえない気持ちです。被害者を守れなかった警察がなぜ加害者の家族を守るのか…難しい問題ですね。過剰なマスコミ報道にも原因があると思うのですが。いきなりの家族崩壊・非難・中傷・裏切りなど15歳の少女には辛すぎる現実。希望のあるラストで良かった。
映画鑑賞☆日記・・・
2009年1月24日

『誰も守ってくれない』
この作品は、表にでてない部分を見つめていきます。シビアな話題でいつ自分もそんな立場になるか怖い思いで見てました。しかしこの映画でどんなに厳しい立場でも家族なら生きて守らなければならないことを教えられた。はじめて知る容疑者側の家族の思いや行く末。いい勉強をしました。
Mooovingな日々
2009年1月24日

試写会「誰も守ってくれない」
★★★★★ 斬新!脚本が良く、モントリオール映画祭で脚本賞を獲得しただけはある。演出が見事としかいいようがなく、志田未来さん演じる沙織の表情で全てが分かる。少女の心の変化を主とし、執拗に追うマスコミやネットの中傷、決して彼女に味方しない、人の悪意をとことん描き尽くしていました。容疑者家族と被害者家族、それぞれの視点を巧みに交錯させて、生きることの辛さや苦しみ…観ていて心が何だか痛かった。
日々“是”精進!
2009年1月24日

『誰も守ってくれない』 (2009)/日本
★★★★ 重く、また描き方もリアル。沙織はその胸に去来するものを次第にストーリーの中で明らかにしていく。突然何もかもが変わってしまって、その胸の内を表せない苦しさと共に、変わることのない、愛する人への想いを表していた。本庄夫妻の慟哭もまた、被害者側からの偽らざる声を代弁している。彼らにとっての、犯罪加害者関係者への思惑が変化していく過程も切ないですが、結末としては胸を打つものがありました。
NiceOne!!
2009年1月24日

『誰も守ってくれない』試写会鑑賞
★★★★ 確かに罪を犯した者が絶対的に悪い。そしてその家族も"加害者の家族"として白い目で見られてしまうのは仕方のないことかもしれない。加害者の家族であるということでここまでされてしまうのか。家族を失い、心に傷を負い、苦しめられてしまう現実。『人を守るってことは、人の痛みを理解するってことだ。』この映画が訴えているのは、勝浦のこの一言なのかもしれません。
映画な日々。読書な日々。
2009年1月23日

試写会「誰も守ってくれない」
★★★★ 主演の佐藤浩市・志田未来はじめ役者陣が粒ぞろい。テーマも有そうであまり無かったところを掘り下げてます。刑事事件の被害者家族と加害者家族の問題。モントリオール映画祭で最優秀脚本賞をとったらしいけど、それもうなずけます。かなり引き込まれちゃいました。マスコミの暴力的取材をも凌駕してしまうネット掲示板の書き込みの恐怖ですかね。あそこまで行くとホラー的です。お勧めです。
流れ流れて八丈島
2009年1月22日

誰も守ってくれない Nobody to watch over me
★★★★ 少年犯罪・親子関係の崩壊・ネットの暴走・マスコミの過熱報道・国民感情など、リアルだなと思う部分と、知らなかった意外なことがありました。未成年の場合、比較的刑が軽いため、それを見越した犯罪者が増えていて、心からの償いや反省がないまま社会復帰している現状が容疑者の家族までも恐ろしいまでに吊るし上げている。容疑者家族は容疑者も同然なのか?被害者なのか?法的、社会的に、色々な矛盾を考えさせられる映画でした。
☆試写会中毒☆
2009年1月18日


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