ショパン 愛と哀しみの旋律:作品を観た感想(4)

ショパン ~愛と哀しみの旋律~
正直この映画には感動や高尚さや面白さはあまりありません。観る側にはそれなりにショパンの人物像について映画で描かれている以上の事を妄想していく必要があるかもしれません。かなり能動的な鑑賞が必要です。クラシック音楽への目覚めのきっかけのにもなりそうなので個人的には良い作品だったと言えるのではないかと思います。
えんためのぼやき
2012年2月12日

□映画『ショパン 愛と哀しみの旋律』
映画の題名は[ショパン 愛と哀しみの旋律]ですが、どちらかと言えばショパンよりサンドの内面の苦しみの方にフォーカスされている感があります。女、母、芸術家、それぞれの立場で相反する気持ちに揺れながら、自分の子どもたちやショパンに対しても愛情と共に憎しみを感じながら生きた彼女。彼女の芯の強さと比べてしまうと、主役にも関わらず、ショパンが心の弱い自分勝手な男に見えてしまうのでした…。いや、逆に言うと、ショパンの持つエゴイズムこそが、天才の条件であり、本当の芸術家らしい精神なのかもしれません。なかなかに重量感のある、見応えのある物語でした。
Viva La Vida! <ライターCheese >
2011年5月13日

映画『ショパン 愛と哀しみの旋律』を観て
タイトルは「ショパン」だが、ストーリーの構成はあくまでもショパンとジョルジュ・サンドとの愛の軌跡を描いている。サンドが彼に注いだ愛情以上の愛情をショパンは音楽に費やした。そんな母ジョルジュの愛情が子供達に向けられる前に、ショパンに対して向けられたことで家庭崩壊は早まった。ショパンの音楽がふんだんに流れ、ロケ映像も綺麗だし、ジョルジュ・サンド役の女優も良かった。が、肝心のショパン役に今ひとつ個性とインパクトが足りなかった。出来ればサンド家との関係より、名曲誕生秘話みたいな展開が観たかった。
KINTYRE’SDIARY
2011年4月3日

ショパン 愛と哀しみの旋律
★★ ショパンの一生を追いかけて史実を積み重ねていったらそうなるのかも知れませんが、所詮サンドの家族との確執部分など脚色するしかない訳で、何故そこにこれほどまでの厚みをもたせるのかが意味不明。その愛憎劇がショパンの音楽にどのように影響を与えたのかについては全く語られないのなら単に安っぽい昼メロに過ぎません。結局良かったのは2、3回あるショパンの演奏シーンぐらいで、後はキャスティング、構成、脚本のどれもが水準以下の作品と言わざるをえないでしょう。
LOVE Cinemas 調布
2011年3月12日

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