パンク侍、斬られて候:作品を観た感想(8)

パンク侍、斬られて候
★★作り手側は楽しそうですね。見てる私はそこまで楽しめなかったけどさ。
いやいやえん
2019年5月7日

『パンク侍、斬られて候』丸の内TOEIA、渋谷TOEIA(ネタバレ)
★★★★綾野剛が豊川悦司に丸め込まれて腹ふり党を再起させ、それが東出昌大の藩に雪崩のように押し寄せてくるまでは何だかテレンコテレンコだらだらで停滞してる。ただ色々な構造に理由を付けて解釈していくと繋がって面白い。役者で面白いのは異常な外見と内面をさらけ出す浅野忠信。気持ちいいくらいにバカ染谷将太この二人が白眉。
ふじき78の死屍累々映画日記・第二章
2018年10月18日

「パンク侍、斬られて候」:アナーキーさも今日的にマイルド
役者の狂いっぷりや、カメラの暴走などに、時を超えた「らしさ」を感じさせながらも、きっちりした「商品」に仕上がっておりました。だけど、突き抜けきれなかったうらみは残りますね。腹ふり党の群舞場面などは悪くなかっただけに、そこをもっとインド映画のように弾けさせて欲しかったところです。東出昌大(この人、やはりこういうキャラクターだと生きますね)には、けっこう笑わせてもらいました。幻想的に赤く染まった空に綾野のシルエットが浮かび上がるカットは、あたかも中野裕之の『SF サムライ・フィクション』のようでした。こういうケレン味のある絵をもっと見たかったなあ。
大江戸時夫の東京温度
2018年7月16日

「パンク侍、斬られて候」
★★★★ 冒頭の東映マークからして、「孤狼の血」と同じく、画質の荒いシネスコ、実写版だった。これも嬉しい。前半のお話は意外と分かり易い。CGの猿軍団が凄い迫力。映画はまさに、初期の石井映画と同様、静かに醸成されて行った狂気が、後半で一気に爆発、お祭り騒ぎとなって壮絶なクライマックスを迎える。本作には今の時代への、痛烈な皮肉が込められている気がする。あまり深く考えず、実力派俳優の演技合戦と石井監督の演出パワーを堪能し、バカバカしいけれど狂騒的なお祭り騒ぎにノッて楽しむのが正解だろう。
お楽しみはココからだ〜映画をもっ...
2018年7月16日

パンク侍、斬られて候
★★★ 予想外の展開と、江戸時代でありながら現代風の口調で紡がれる滑稽な会話劇に続き、後半では猿と人間による壮絶な大合戦が壮絶であります。映画の仕上がりは前代未聞の作品に出来上がっていた。宮藤官九郎の脚本も原作にノリノリであり、とんでもなく自由奔放であった。笑いどころ満載と言うほどでもなく、内容的には白けていましたね。
映画に夢中
2018年7月9日

『パンク侍、斬られて候』 嘘っぽい世の中をやり過ごすには
原作の語り口を活かし、ある登場人(?)物によるナレーションで心内語を描写し、混沌としたエネルギーをぶちまけるテンションの高い作品となっている。本作にとってはこの熱量こそがパンクということになるだろうか。時代は江戸なのに横文字ばかりが登場するというデタラメさに、カラフルな衣装、サル軍団の大立ち回り、超能力による人間花火、そして大人数での腹踊りの賑やかさなど見どころは多い(腹黒い内藤を演じる豊川悦司と綾野剛の掛け合いもおもしろい)。遊び心もあって楽しめる作品となっていたと思う。
映画批評的妄想覚え書き/日々是口実
2018年7月8日

パンク侍、斬られて候
★★★ 「猿の惑星」の前日譚(笑)ぽい。意外と活躍してないのが主演の掛十之進(綾野剛)。超人的剣客の割に殺陣のシーンが少ないし、切り殺すのは武士じゃなかった。
佐藤秀の徒然幻視録
2018年7月1日

劇場鑑賞「パンク侍、斬られて候」
これは自分が一番観てはいけない作品だったかもしれない。考えるのではなく、感じる系の作品というか、途中までは宮藤さんらしい脚本で良かったんだけど、終盤は意味不明過ぎて、もうポカーン状態。綾野さんの殺陣はカッコ良かった。一番印象に残ったは茶山を演じた浅野さん、いろんな意味で凄かったよ…。全体を通して、物語の意味を考えれば考えるほど意味がわからなくなるという不思議な作品になっていました。それが面白いかどうかの判断は観た人に任せます。
日々“是”精進! ver.F
2018年6月30日


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