ヒア アフター:作品を観た感想(50)
ヒ ア アフター: 流石のクリント・イーストウッド
★★★★ 感動できるヒューマンドラマに仕立てるなんて、クリント・イーストウッドは相変わらず素晴らしい仕事をしてくれます。あらすじが逸品でした。
こんな映画観たよ!-あらすじと感想-
2013年7月17日
傑作ではなく佳作止まり 『ヒアアフター』
★★★ 三人の主人公を軸にした、いわゆる群像劇を取りながら、その三者の物語に共通したテーマ性を深く感じることが出来ませんでした。そうはいっても、個々の物語は非常によくできています。物語を語れる映像作家として、イーストウッドの面目躍如でしょう。良作・佳作といえる作品です。ただ、物語を語るのに長けた映像作家は、脚本に左右されてしまうという冷たい現実に直面させられる映画でもあります。
映画部族 a tribe called movie
2012年5月25日
【映画】ヒア アフター
流石はイーストウッドいつもの何故か退屈させない映画作りによって引き込まれます。割と楽しく鑑賞できました 冒頭の大津波のシーンは…一年前の311以降の日本人としては、製作者が意図するよりも余計に恐怖は憶えてしまうのは否めないものの…圧巻される凄いシーン。大切なのは死後の世界とかではなくて、生きてるときの人生、生き方だよ…というオチだと勝手に解釈して納得しておきます。
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
2012年3月17日
ヒアアフター
★★★ いろいろなところが細かくて丁寧です。ただ、、、長いのです。 そこに着地する?という終わり方でかなり不満でした。 クリント・イーストウッドが監督の作品はすっきりしない終わり方のものが多いのですが今回は肩透かし的な終わり方とでも言いましょうか。しっくり、納得いきませんでした。
映画、言いたい放題!
2011年12月31日
『ヒア アフター』
死後の世界、霊の存在といったスピリチュアルな要素が強い作品な分、一般受けがしにくいテーマだなというのが感想。 それでいて、すごく淡々とした作品で、物語の起伏がこれといってないまま進んでいくところも、人を選ぶ作品だろうなーという気がする。 個人的にはこういうテーマは興味深いなーとは思うので、作品として純粋に楽しんだかなー。 正直もう少し話の広がりが欲しかったかなーと思ってみたり。
Cinema+Sweets=∞
2011年12月15日
ヒア アフター (Hereafter)
★★★ 本作はあんまりにもボンヤリとしている。物語はフワフワと進み、突然強引にまとめ上げ、またフワっと終わる。作り手自身が着地点を求めて彷徨ってしまっているような印象すら。でも、終了目前に中学男子並みの妄想シーンを挟みこんじゃったりする、久しぶりに“変なイーストウッド映画”を観れたのは、長老の名人芸を楽しむみたいな雰囲気が巷に感じられていただけに嬉しい。
Subterranean サブタレイニアン
2011年11月29日
【ヒア アフター】過去に癒され未来を生きる
感動した。こんな事が現実にあったら…どんなに多くの人の心が救われるだろう。 これは、大切な人を突然失って絶望の中にいる、そんな人にこそ、癒しを与えてくれる作品なのではないかと思う。
映画@見取り八段
2011年11月27日
「ヒア アフター」(HEREAFTER)
★★★★ 英米仏それぞれの国で暮らすジョージ、マリー、マーカスの3人の生活を同時進行で描き、3人の興味として共通する死後の世界という観点から、この3人が一体どこでクロスするのか興味をそそられる。冒頭の津波のシーンには驚かされる。本作は、全編を通して死後の世界を追求するなど、暗くてヘビーな感じがする。しかし、誰からも理解されない<絶対的な孤独>を有する3人が、そのことから解放され、自由に生きていく。生と死の間に存在する不条理な人間存在という考えより、いかに現実を生きていくかが大切かということを本作で教えられる。
シネマ・ワンダーランド
2011年10月28日
ヒア アフター
これは災害の物語ではなくて、希望と再生の物語でした。サンフランシスコの霊媒体質の青年、ロンドンで暮らす双子の兄を亡くした少年、大津波を体験したフランスの女性テレビ記者の3人のストーリー。もっとスピリチュアルで感動的な話なのかと思っていた分少々肩透かしを食らいましたが、しっかりとまとまったジワジワと浸透してくるような作品になっていました。ただし地味です。それぞれの苦悩を描きながらそれがロンドンのブックフェアで最後に交差するのも素晴らしかった。あまり「来世」など余計な部分を入れずにサラリとした感触の作品でした。
いやいやえん
2011年10月12日
ヒア アフター
★★★★ この映画の登場人物は、死後の世界に接近しようとしています。つまりこの3人は、死と隣接しているんだよね。イーストウッドのすごいところは、死=終わりって描き方ではなく、その先に何があるのか…。何がまっているのか。。。その先にあるものから決して人は目をそらさずに、残されたものは現実を受け入れ前を向いて生きていく。そして前を向きあう覚悟ができたとき、新しい光がうまれてくる。そして今を生きる素晴らしさを知り、命の尊さを改めて知る事。そんな映画でした。あいかわらず音楽もすばらしかったな〜。
C'est joli〜ここちいい毎日を〜
2011年4月25日
「ヒア アフター」の上映中止に思う
震災は映画興行にも影響を与えつつある。本作の津波のシーンはスペクタクルではあるが、この映画の見せ場ではなく、このシーンが売り物ではない。この映画、いろいろと批評はあろうが、「人が生きるとは、どういうことか」とか「人は何によって、何を支えに生きていくのか」ということを描いたものであり、むしろ、このような時にこそ見るべき作品という意見が出てもおかしくないと考えることも出来る。このような場合、どのようにするべきか「正解」はないのかも知れない。
映画と出会う・世界が変わる
2011年3月17日
ヒア アフター/HEREAFTER
3人の人間の死に対する思いとかいろいろ、まま面白いかな〜てかんじ程度だった。最初の津波のシーンはこの監督にして珍しくか初めてのかCG映像。ところが映画の終盤から映画館がグラグラ〜っと。終盤を観終えるか観終えないぐらいに、係員の「非常口から逃げてくれ」との指示。家に帰ると部屋はめちゃくちゃになっていたが家族は無事。驚いたことにテレビから[ヒアアフター]でのようなニュース映像が…。リアルは格段に恐ろしく…。映画館でもう一度とは思わないが、忘れられなくなってしまった映画になりそうだ。
ゴリラも寄り道
2011年3月13日
ヒア アフター
これは今みるべき映画じゃなかった…。津波に街が襲われるシーンはさすがに迫力あったけど、実際の東北地方太平洋沖地震での津波による被災映像を見てると、何やらイマイチな感じが。このシーン見て、なんでこの映画をチョイスしたんだろうかと気分が滅入って後悔した。ストーリー自体はそれなりに引き込まれて観られたんですが、ラストで急にロマンステイストな展開に唖然。あれは唐突すぎるよ。セシル・ド・フランスは[モンテーニュ通りのカフェ]以来のファンだけど、あいかわらずキュートで素敵でした。
だらだら無気力ブログ
2011年3月13日
映画「ヒア アフター」何より今が一番大切だということ
★★★ この映画はオカルトやサイキックのキワもの的な部分を、うまく現実と折り合いをつけてありえそうな日常生活を描くことに成功し、そのことでラストには、この映画でいえば幸せともいえるさりげない結末を描いていた。本来はいつもと同じように夕方や夜には今日一日の話をそれとなくする時間が、何かによって永遠に失われた時。やはり、後悔は感じるだろう。もっと話しておけばよかった。もっと素直になれば、と。80歳になる監督はとても穏やかでやさしい光にあふれた映画を完成させた。永遠に続くものはない。
soramove
2011年3月12日
『ヒア アフター』 映画レビュー
*日常でふと故人のことを思い浮かべたら、それがあちらの世界とこちらの世界が繋がった瞬間。誰の中にも存在する普通のことだよ、と語りかけられた気がしました。監督の優しさが溢れています。*生きていれば大切な人を亡くしたり、死を意識させられることに直面することもあるだろうけど、それを乗り越えて進んでいかなければならないんだなと感じました。*イーストウッドは観客へよく問いを投げかけてくるのですが、この作品でもそれは健在です。エンディングに関しては賛否両論あると思います。
さも観たかのような映画レビュー
2011年3月11日
『ヒア アフター』
愛する者の死や、大災害による大勢の死者など、ロマンティック・コメディとは相容れない要素もあるが、この物語には、ヒューマンドラマとしての、孤独な少年の成長物語や、周囲の人々に理解されない孤独な女性の苦悩の物語や、恋愛に失敗し続けた男が、ついに運命の女性と出会った瞬間の輝かしい栄光のときなど、いろいろなエピソードが詰め込まれている映画なので、クリント・イーストウッドが初めて挑んだロマコメ映画として、2度目は楽しかった。大げさな映画ではなく、恋愛映画の小品の佳作みたいな雰囲気も好ましい。
映画の感想文日記
2011年3月10日
霊能者ジョージ 「ヒア アフター」
イーストウッド先生も寄る年並みに勝てず、あの世を意識したのか。あるいは単に意外なところを狙ってみたのか。少し外したものを作ってくれた。しかし、たまには これくらい外してくれるほうが可愛げがあるというものだ。しかし物語は死後の世界の解明には行かず、現世でのラブストーリーにすり替わって唖然とさせられると言うか、これはこれでアリと言うか…。テンポはトロいが後味はハッピーで穏やか。これからもますますのご活躍をお祈り申し上げる^^
シネマ走り書き
2011年3月9日
ヒア アフター
★★★ 映画は、3つの都市における3つの独立した物語から構成されている。ラスト近くになってそれらが微妙に絡まってきて、死を巡る作品ながら結局、観客は幸福な感じにさせられます。さすがはイーストウッド監督。主演のマット・デイモンも胡散臭さを伴いかねない霊能者役ながら、持ち前の誠実な人柄が滲み出て、大層説得力を持っています。
映画的・絵画的・音楽的
2011年3月5日
「ヒア アフター」感想
★★★ この映画はすなわち、人生の縮図を描いているのではないかと。そう考えると、それまでの展開も、思い通りに行かない、正解かどうかも分からない、それでも手探りで進んで行くしかない道程の具体だとすれば、いろいろ合点がいくと思われる。「分かりやすさ」が売りの一つである監督作品にしては、かなり冒険に出た作品とも言えるが、監督自身、「常に「自分らしくない」作品を撮り続けたい。常に新しい題材にチャレンジしたいからね」と仰られていたので、そういう意味では、監督らしい映画、とも言える、かもしれない。
狂人ブログ 〜旅立ち〜
2011年3月4日
ヒア アフター
ジョージの能力を、もっとはっきり「スピリチュアルなもの」として描くことはもちろん簡単だったはずなんですが、敢てつっこめる余地を残したところが、イーストウッド監督が問題を観客にゆだねた、あるいは自身の本音をブラックボックスに閉じ込めた、という印象を抱く所以なのです。ただ、ジョージがほんとうに心優しい人間であることはまちがいのないところ。その「能力」が、あきらかにマーカスを救い、かれを再生させる力になったこともまたまちがいなく、そのことは限りなく力強く、美しく、暖かいことであろうと思います。
キノ2
2011年3月2日
ヒア アフター
★★★ 初めの津波の場面、リアルでいきなり引きこまれる。マーカスの双子の兄が事故に遭う場面、とにかくストーリーには入りやすい。結末に行きつくまでは事細かく描写されて非常にわかりやすかったのに、なんでクライマックスだけいろんなことを省略してわかりにくくしてしまったのか、ちょっと残念な感じでした。結末さえよければ…。
犬・ときどき映画
2011年2月28日
ヒア アフター
「クリント・イーストウッドにハズレなし」 この言葉に噓偽りなし。感服しました。3つの街でまったく関係のない3人が主人公。3人が3人とも「人は死んだら?」と関わり、考え、苦しむ。死ぬべきときに死ぬほうがいい!死ねなかったヒトってのも結構悲惨な人生を過ごしそう。ラストシーンはものすごく「深読み」しちゃいますね、ああ…なんだったんだろう?? 「死ぬ」ってことは終わりじゃない、と思う。それは昔からそう思ってる。…そんな感じで。魅入りました、はい。すごいです、クリント・イーストウッド。
SUPER BLOG.JP
2011年2月27日
「ヒア アフター」
★★★★ 素晴らしい心に沁みる秀作に仕上がっていた。毎回、新しいジャンルに挑戦して、いとも軽々とクリアしてしまうイーストウッド監督には、心の底から畏敬の念を抱かざるを得ない。"ヒア アフター"とは、"来世"と訳されているが、直訳すれば、"ここから後"―即ち"未来"を示しているとも言える。スピリチュアルな作品と誤解されそうだが、実は全くそんな作品ではないのである。よく見れば、まさにイーストウッドらしい、生きる事と人生の意義を見つめ直す、素敵な心温まる人間ドラマなのであった。
お楽しみはココからだ
2011年2月27日
【ヒア アフター】
大切な人を失った人にとって、残された哀しみや後悔や色々なものに押しつぶされそうになっていて、そういう人にとってはもし現実に霊能者を通して話が出来たら、死後の世界で苦しみから解放されて楽しく過ごしていてくれたらっていうのは救いになるとは思うんです。でも、ジョージの苦悩がよく理解できなかったからか…。ラストも感動できなくてー。感じ取れるものがある人にはとても心に響く作品となるのでしょうけれど、私にはそうピンとこずで残念でした。
日々のつぶやき
2011年2月25日
【映画】ヒア アフター/HEREAFTER
難しいテーマですが、ずっしり、でも優しくクリント・イーストウッドが描いています。この映画の良い所はこじつけや、変な価値観を押し付ける事が無い事。逆に言い切って結論を出さない事で、評価が割れるかもしれませんが、イーストウッドの映画が好きな人ならこの流れには納得できるでしょう。テーマがテーマですから、結局こうなんだよ!って言う事は難しいし、それこそ価値観が違う。でも、こういう見え方もあるんじゃない?って優しい問いかけのような映画です。本当にクリント・イーストウッドの映画は好きです。良い映画作るよなぁ。
映画が好きなんです!
2011年2月25日
ヒア アフター
★★★ 冒頭の津波シーンはすごい迫力だった!やはり製作総指揮にスピルバーグが絡んでいるからでしょうか。イーストウッド監督作品となれば押さえておきたいです。でもね…正直なところ中盤からは眠たかったです。それでも、イーストウッド監督の手腕が活かされていて、落ち着いた映像や、静かな旋律を奏でるBGM、もちろん抑えた演技の主演マット・デーモンなど俳優陣も良かったと思います。面識の無い三人が、最後にロンドンで交錯するというのは意外性がありました。でも、観終わって何か残ったかと言うと…それが無かった。
やっぱり最終的には自分じゃないの
2011年2月24日
ヒア アフター 「割れ鍋に閉じ蓋」 か?〜Every Jack has his Jillや〜(笑)
民族的な宗教感や死生観の違いなのか、どうしてもこの映画のラストには納得が出来ない。いや、もっと言えば、それぞれのシークエンスに関しても、実は納得いっていないことは多かった。それでも、最後の十数分までは、なんとか付いて行っていたつもりだったのだけど。魅力的な役者がたくさん出ていて、期待を裏切らない演技をしていた。けど、冒頭のTSUNAMIのシーンも、素晴らしい映像だったとはいえ、本当にこの映画に必要だったのだろうかという意味で理解が出来ていない。期待が大きかっただけに、俺はがっかりしているだけなのか、な?
労組書記長社労士のブログ
2011年2月23日
人生は必然で出来ている。『ヒア アフター』
★★★★ 劇中では、違う国で生まれ育った3人の運命が、同じ場所で交錯する様子を描いています。世の中の出来事は偶然の積み重ねなのかもしれませんが、人生は選択の連続でもあり、それは偶然というようりは必然もであり…。そうやって考えてみると、人生は必然で出来ているようにも思えてしまうのです。深い悲しみや心の闇を抱えていても、そこから抜け出すチャンスを自らの手で掴んだ3人の姿には、これからの人生に希望が感じられて、その心が通い合う瞬間にはとても優しい気持ちにさせられました。
水曜日のシネマ日記
2011年2月22日
『ヒア アフター』 | 自分の死生観とじっくり向き合う機会を与えてくれる秀作。
とても誠実な良作だと思います。とにかくこの映画は設定が抜群に上手いです。主人公は頑なに能力を使うのを拒否するのです。本作でも断り切れずにリーディングしては悲惨な結果を招いたりもします。もし、主人公がリーディングをしなかったとしましょう。それでもこの話って、しっかり成立するような気がするんですよね。それくらい、人って自分の信じたいことしか信じないし、見たいものしか目に入ってこない生き物なんだと思います。その点において「分からないものは、分からない」と言い切れるイーストウッドはかっこいいですね。
23:30の雑記帳
2011年2月22日
『ヒア アフター』 ボーナスはないものと思え!
本作は霊能力そのものを否定するようなことはしない。霊能力や死後の世界があると考える人の側に立ち、そういう考えもあることをまずは肯定する。その上で、もしも本当に霊能力を持つ人がいたら、その人は霊能力で商売をしたりメディアに登場したりしないで、ひっそり暮らすことを望むはずだと語りかける。映画で描かれるのは、目には見えない世界や、目に見えない力ではなく、いま目の前にいる人と手を取り合う大切さだ。それに勝るものはない。ヒア アフター(Hereafter)とは、「来世」「あの世」を意味するとともに、「今後」「将来」のことでもある。
映画のブログ
2011年2月22日
「ヒア アフター」において霊能者も臨死体験...
死後の世界とは映画の題材としては異色であり、際物と見られがちであるが、イーストウッド監督作品としては特長のひとつである。しかし、この作品では臨死体験や霊能者の正当性を論じたわけではない。それは物語を進める要素のひとつにしか過ぎない。本作には、人が人を想う心の優しさや本当に心と心が通い合う者同士が出会うことの尊さこそが、そもそものテーマであろう。それを力強く描く為に臨死体験や霊能者を使ったということであろう。本作においては、これらはもしかしたら、マクガフィンなのかも知れない。
映画と出会う・世界が変わる
2011年2月22日
ヒア アフター Hereafter
★★★ エンドロールが出るころに、ジワ〜っと心に沁みるものが湧き出て来た。とにかく、胸にこみ上げるものがあったことは確かだ。人間ていいなあ、とういうことでもいいのだが、そんなに簡単なことでわき上がった感動では無いような気がするのだ。話は単純だが、奥は深い。観ているものにいろんなことを投げかけてくる、一定の水準を上回る佳作ではある。死後の世界を描いていた暗くない。明るくもないけど。先がある展開は救われるだろう。イーストウッドファンとしては評価が別れるかもしれない。私としては、具象的な表現が嬉しいのだが…。
映画!That' s Entertainment
2011年2月20日
*ヒア アフター*
本当に良かった…。この映画は彼らの孤独感をどれだけくみ取れるかによって感想が大きく変わってくると思いますが、もう私はかなりぐっときてしまいました。そして後半は3つの離れた都市に住んでる3人が出会い、ぱらぱらと展開していって…。最後はとってもとっても幸福な気持ちになりました。死後や来世など曖昧で抽象的なことを描くのはとてもむずかしいと思います。でもいつも人間ドラマもロジカルに撮られるイーストウッド監督だからこそ撮れた作品。大作曲家の後期の作品のような深い、深いものでした。
Cartouche
2011年2月20日
ヒア アフター まさに芸術だ
人間は死んだ後どうなるのか、それはもはや宗教の世界の問題になってくる。その問題に真正面から取り組んだのがすばらしい。2時間を越える上映時間に無駄なシーンはない。密度の濃い物語が展開される。イースウッド監督の手腕はますます冴え渡り、映像としての芸術作品になっている。人間は死んだ後、生きているものの中に存在するという結論が現実的だ。わてはこの映画を絶賛する。こんな物語を考えて実際に映画にしてしまうとは、感動するしかない。見終わって、生きる勇気をもらえる映画だ。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2011年2月20日
映画「ヒア アフター」 感想と採点 ※ネタバレあります
★★★ 予告編以外の情報は最小限で観に行きました。それが失敗だったと思います。"スピリチュアル"や"あの世"のお話です。観ようかお悩みの方は、あらすじを読んでから決めた方が良いと思います。しかし、劇場内のあちこちから、序盤からすすり泣きが聞こえてきましたから、楽しめる方の方が多いと思います。
ディレクターの目線blog
2011年2月20日
『ヒア アフター』・・・イーストウッドの新境地もやはり温かい
ガツンと一本芯の通ったリアルなヒューマンドラマこそがイーストウッド作品だ…というイメージを強く持つ人ほど、本作を見終えると呆気にとられてしまうかも知れない。だが、胸のうちに心地よくたゆたう穏やかな余韻がなかなか消えないという点で、これはやはりイーストウッドらしい一本だとも思えた。優しく静かに心に触れてくるような丁寧な演出はやはり彼ならではのもの。スピリチュアル要素を多分に含むせいもあってか必ずしも高い評価を得ているわけではないようだが、私には十分満足のいく作品となった。
SOARのパストラーレ♪
2011年2月20日
「ヒア アフター」のラストは「ローマの休日」...
ともすれば変な映画、オバカ映画の類になりがちな題材であるが、最後まで格調高いドラマ展開で観客をひっぱっていくその力量。冒頭の迫力とリアル感に満ちたスペクタクルシーンを途中からは忘れさせる演出は、映画監督イーストウッドが一流の監督であることを今更ながら認識させる。霊能者、臨死体験をした女性、兄を亡くした双子の弟のドラマが国を超えて並行して語られながら最後につながっていくその過程が面白い。人にとって最も貴重で得難いものは「同志」との出会い。ラストの感動は、おそらく同志の出会いがもたらすものであろう。
映画と出会う・世界が変わる
2011年2月20日
映画「ヒア アフター」感想
ハリウッド映画にありがちな派手なアクションシーン的なものは微塵もなく、ただひたすら登場人物達の心の内面を描くことに徹しています。3人の登場人物達が抱える問題点が前面に出てくるため、序盤から終盤近くまで作品の雰囲気はとにかく暗いのですが、ラストシーンではついホッとしたものでした。テーマがかなり重く、ストーリーも単純な構成ではないだけに、スピルバーグが製作した[A.I.]ばりに哲学的な作品と言えます。その点ではこの作品もまたアメリカ人ではなく日本人向けと言えるのかもしれませんね。
タナウツネット雑記ブログ
2011年2月20日
ヒア アフター
唯一面白いと思ったのはジョージがイタリア料理教室でメラニーと知り合い、アイマスクを付けて味だけで食材の当てっこをする場面。ここら辺りからストーリーが展開するのかと思ったら、結局、メラニーはジョージについて行けず逃げ去る。メラニーにはジョージを理解するオーラが出ていたので意外だ。恐らく、イーストウッド監督も、もっとメラニーを活かしたかったのだろうけれど、活かしきれずに流産したのではないか。イーストウッドはマリーと同様、名声の再利用で地位を保ち、過大評価されていたが、とうとうボロが出たかという感じだ。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年2月19日
『ヒア アフター』
死を忘れるのではなく、受け入れて生きていく。クリント・イーストウッドやスティーブン・スピルバーグの死生観の下、この映画を通して彼らが言いたいことは何となく分かるのですが、微妙にテーマが異なっている3つのストーリーにきちんとした共通点も示さないまま、偶然出逢ったことで3人の運命が突然変わったという駆け足なラストにしているので、どうしても消化不良。一つのことがきっかけでドミノ倒しのように変わっていく様が爽快な群像劇特有の面白味もない。もっとテーマを煮詰めてから、分かりやすい形で映画にしてほしかったですね。
こねたみっくす
2011年2月19日
劇場鑑賞「ヒア アフター」
伝えたいのは、死とどう向き合うか?死という悲しみをどう乗り越えるのか?死がテーマなのに、決して暗くない。誰も考えたことのある"来世"…イーストウッドなりの表現を見ることが出来ます。淡々としたストーリーながらも、なぜか惹き付けられるストーリー展開、、確かな演出の賜物。ジョージ、マリー、マーカスのそれぞれが死に触れたことで、前向きになっていくのがとても良かったです。ラストでこの映画が"落とした場所"は、ヨーロッパの大人な恋愛映画のよう…。今を生きる大切さを優しく伝えてくれる作品に仕上がっていました。
日々“是”精進!
2011年2月19日
ヒア アフター・・・・・評価額1550円
★★★★ マーカスの物語は、ジョージとの出会いによって綺麗にオチが付いたと言えるが、問題は残るジョージとマリーだの関係だ。ジョージは本を介してマリーに触れた瞬間、二人が魂の次元で結ばれたソウルメイトなのを知ったのだと思う。この様な"魂に導かれて"的な展開は、観客が精神世界をどう捉えているかによって、かなり印象が違ってくると思う。ラストのシークエンスに関しては、観客を置き去りにしてしまったのではないか。そこまでの物語はなかなかに面白く丁寧に作られているだけに、オチの部分はやはり描写不足と言わざるを得ないのが残念だ。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2011年2月16日
ヒア アフター
★★★ マリーの体験を理解できるジョージ、ジョージの孤独を癒せるマリー、兄と話したいマーカスの希望を叶えられるジョージ。ここに到るまでかなりきっちりとセパレートされた話だけに、この邂逅はどうにも唐突に感じられて仕方ありません。死に直面し、死を感じられる者こそが本当の意味で生の価値を知ることができるということなのでしょうか。霊的な話は嫌いではないですが、スピリチュアルな要素が含まれてくるとどうも気持ちが引いてしまう自分がいます。イーストウッド監督にはもっと現実的テーマの骨太な作品を作って欲しかったと思います。
LOVE Cinemas 調布
2011年2月14日
『ヒア アフター』(2010)/アメリカ
★★★ ずっとわかりあえる人がいないまま、あるいはその想いを抱え続けたまま生きていくということも、なかなか辛いことでしょう。その意味で、自分がまっすぐに生きていける場所を探したかったのかもしれません。自分の心の置き所が、ジョージもマリーもマーカスも欲しかったんでしょうね。そのために1度、精神的に生まれ変わって、あたかも「来世」に生きながらにして行く心地にしていったのでしょう。安心して観れるとは思いますし、トーンも落ち付いていて私は好きなんですが、果たして万人がそう思うかは何とも言えないと思いました。
NiceOne!!
2011年2月13日
【映画】ヒア アフター
クリント・イーストウッド監督の最新作。今までの作品とはちょっと気色が違う雰囲気で、扱っているテーマこそアレですけど、訴えかけてくるものは「やっぱりさすがだな!」と思う作品でした。マット・デイモンも哀愁ある青年を良く演じていました。霊能者のジョージ、とことんかわいそうな役まわり。余りにも可愛そうで見ていられないシーンもいくつかありましたよ(精神的にね) イーストウッド監督だから、あんまり未知未知してないっていうか温かみが出てしまうというか…。その辺は好き嫌い分かれそうだけど、暖かい気持ちに包まれますよ。
☆紅茶屋ロンド☆
2011年2月11日
映画:ヒア アフター 「死別」に苦しむ人々に降り注がれ続けるイーストウッドの眼差し。
ショッキングなオープニングに続き、「生」と「死」をメインテーマに物語が多重に深まっていく。「死別」に苦しむ登場人物たちに、クリントの「眼差し」が映画全体を通して降り注がれ続けることを感じる。「死後の世界」をあからさまに語ることは、そのコンテンツが直ちに「キワモノ」扱いされかねない「タブー」。なのだけれど、クリントの「眼差し」が降り注がれ続け、微妙にコントロールされることで、その扱いから逃れている。気になってきた音楽も彼の一部として受け入れざる得ないし、この映画の監督が彼以外ではありえなかったことを理解した。見逃せない1作。
日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF ST...
2011年2月10日
ヒア アフター
★★★★ オープニングの津波が凄い!杓子定規ではなく,仕事をきちんとしている福祉課と里親が誠実に描かれていて良かった。泣かせに走らず,恐怖を派手に煽らず,人生経験豊かなイーストウッド監督が、円熟味の筋運びで紡ぎ上げてゆくスローテンポで淡々と進む物語は秀逸。マリーに届けた伝言など,見せ過ぎない演出が良い。個々の自然な人生の積み重ねが描かれているから,それぞれに共感できて納得する。素直に泣かされた。繋がりのない3人が集う終盤が劇的。感動がじんわりと沁みてゆく素敵なラスト。優しく背中を押される人生応援ドラマだった。
Akira's VOICE
2011年2月9日
ヒア アフター
それにしても、感想を書くのが難しい作品でした〜。面白かったのですけど、一言では言い難いものがありました。出だしから津波の映像に引き込まれ、そこからラストまで色々な人生を見せ付けられます。不思議なことを体験したけれど誰にも理解されない孤独。能力があるために普通の恋が出来ない苦しさ。そして、どうしても亡くなった人と話したいと思ってしまう願い。それぞれに苦しみがある中で、どうやって終わるのだろうかと考えながら観ていました。観ている間は気の休まる時が無かったのに、観終った時に何だかほっと笑顔になりました。
とりあえず、コメントです
2011年2月8日
ヒア アフター
★★★★ マット・デイモン、こういう役も合いますね!喜怒哀楽の全てが常に"静"の演技。それによって他人にはわかってもらえないジョージの苦悩が見事に表現されていました。私は、マーカス少年のエピソードが印象に残りました。ジョージと話をするということはマーカスが兄の死と向き合わざるを得ないということ。マーカスと兄のやりとりに涙でした。ラストの映像はジョージの願望なのか、予知なのか、幻覚なのか…。私はジョージが初めて希望を持てた瞬間に感じました。穏やかな気持ちになれる映画でした。。。
☆試写会中毒☆
2011年2月8日
ヒア アフター / Hereafter
★★ 確かに、亡くなった愛する人と話しをしたい、何を自分に告げたいのか聞いてみたい。その気持ちは分かる。そこに感情もっていかれたら、映画として楽しめるんだろうけど、どうもそこまでには気持ちが達さなかった。全体的になんか古臭いの。何かの導きによって、それぞれが出逢う。それはいいとしてその後のラストの展開にがっくり〜。どうにも好ましくないラストでした〜。テーマは「来世」「死後の世界」だしね。人によってはすごく感動するかもしれないけど、わたしは今回はダメ…。んー、、ザンネン。
我想一個人映画美的女人blog
2011年1月23日
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