ひゃくはち:作品を観た感想(12)
ひゃくはち (2008)
★★★ 高校野球を真剣に取り組んできた人たちからすると、目の仇にされそうな描写が多々ありますが、今時の高校生な感じが出ていて悪くないと思いました(全肯定するわけではないですがね)。後輩の怪我でベンチ入りメンバーに繰上げ当選…「不謹慎だけど、喜べ!」 素直な人間の感情である事には違いない気がします。上映時間が長く、不必要と思えるエピソードもありますが、全体的にはコメディタッチでテンポ良く進み、ラストも気持ち良いオチで締めくくってくれました。爽やか高校球児物語ではなく、ブラックを絡めたところに面白さがありました。
肩ログ
2011年3月31日
≪ひゃくはち≫
常に補欠なんだけどとっても真面目に練習して素直に生きている二人。誰が背番号もらえるかを必死に考えたり、レギュラーが怪我しないかとか考えるのも普通のことだと思う。とっても愛しい彼らなんです。「ちくしょう」と涙を堪えるノブと、目を覚ましその声が聞こえているのにじっとベッドの中で身動きしない三人・・ここは四人の気持ちが痛いほど伝わってきて〜もう涙。そしてラストが爽やか〜!…あの転倒!! もう〜堪りません。涙ボロボロです、私。
日々のつぶやき
2009年8月3日
映画[ ひゃくはち ]愛すべき補欠たちのための青春映画
徹頭徹尾で補欠の、補欠による、補欠のためのスポ根映画ははじめてだったのでは。傍からみれば、陽の当たらない若者たちだが、彼らは決して逃げない。時にはお互いがライバルとなり、どちらかが負けるまで、やりあわないといけないことも。青春なんて、無様なもんなのである。でも決して臆せずにがぶしゃらにやれば、輝ける瞬間がいつかは回ってくる。人生も終わりと呟いている、大人たちにこそ、ぜひ見てほしい映画だ。
アロハ坊主の日がな一日
2008年9月27日
【2008-204】ひゃくはち
★★★★ キラキラ青春ものではなく、ちょっとドロっとしたリアル感が良い映画だ。ドロっとした中に、退部する部員のための餞別代りの相手攻略法を伝えたり、ベンチ入りを喜ぶ父の姿には涙が…そして主人公の一人が最後に見せた精一杯の行動には笑えるのだが感動してしまう。背番号19、20番の2人の主人公には甲子園でのベンチ入りはほぼ不可能だろうが、それでも腐らずに必死になった姿に拍手!
ダディャーナザン!ナズェミデルンディス
2008年9月21日
ひゃくはち
ありがちなスポ根映画じゃなかったし、補欠選手にスポットあててるのが良かったと思います。きょうび、高校生はタバコも吸うし、飲酒もするし、合コンもするでしょ。そういうとこきっちり描いてるのも良かったし、プロ野球のスカウトが有望な中学生を高校野球の強豪校へ連れて来て、高校で育て、ドラフトで指名して引き取るという、ダークな部分も描いていたりして、面白かったです。
だらだら無気力ブログ
2008年8月29日
ひゃくはち
青臭いストーリーではあるけど、けっこうリアリティな感情が伝わってくる映画でした。一生懸命になることって、なかなか見つからないけど、なんでもいいから、夢中になれること見つけたいですね。ボールの縫い目は108あるそうです。人間の煩悩も108あります。身心を乱し悩ませる心の苦という意味では、この映画の中では結びつく関係があるのかな。
へでいくっ!
2008年8月28日
ひゃくはち
面白かった!高校野球部の裏側をちょっとだけ見させてもらった。甲子園のグラウンドで戦っている部員、ベンチで、スタンドで見ている部員たちも、あんな感じなのだろうか?と思わせる場面が沢山ある。補欠部員同士のむき出しの闘争心と、それを冷めた目で見守るレジュラー部員の温度差。ベンチ入りを果たせなかったライバルの叫びと、それを聞いてしまった主人公の悶えは、こっちまで胃液がオエッとなる現実感。
パパヴェロ
2008年8月25日
ひゃくはち
★★★★ 甲子園を目指す熱血青年たちは、純粋無垢で真面目な高校生とは限らない。酒もタバコもやるし、女性をナンパすることもある。また監督や記者たちの慣れ合いや、えげつない姿態も淡々と描く。まさに甲子園裏物語といった趣だが、これが全く嫌味がなく自然に受け入れるところにこの映画の凄さを感じた。むしろ見ていて清々しいくらいなのが不思議である。まさにこれこそ、森義隆監督の演出マジックなのであろうか。
ケントのたそがれ劇場
2008年8月21日
オレは野球が大好きだ!
★★★★一生懸命に目標目指して練習する高校球児の姿を描いており、やっぱりいくつも胸に来るシーンがある。いかにも高校生っぽいバカなエピソードに、強豪校の裏側など、高野連の人が観たら怒りそうなエピソードもある。笑えて泣ける青春ストーリー。最後の大会のベンチ入りの発表は観ている方も緊張したな。野球をあまり知らなくても楽しめる作品だと思が、野球好きなら、大好きな作品になるだろう。
CINECHANの映画感想
2008年8月21日
ひゃくはち
★★★★普段はスポットライトの当たらない補欠選手の物語。スポ根って、ダサイって言う人もいるけど、確かに彼らはダサいんだけど、たとえ結果は残せなくても、何かに一生懸命打ち込んだ数年間ってのは一生の財産だよ。とにかく、主人公の補欠ふたりはよくやった。ラストは泣かせるねぇ。やるじゃないか!
映画初日鑑賞妻
2008年8月18日
『ひゃくはち』@TOHOシネマズ川崎
★★★華々しいスター選手ではなく、試合に出れないところかベンチ入りできるかどうかもわからない"補欠"にスポットを当ててるところがいいですよね。表舞台に立てる人たちだけが青春じゃないんです。補欠にだって青春がある、夢と目標があるんです。この映画、本当きれいごとは並べていません。清く正しく美しく、誰もが憧れる青春の象徴である甲子園球児だって、普通の高校生。きちんとルールも守ってる、わけではないってことか。
映画な日々。読書な日々。
2008年8月18日
栄冠は君に輝く
甲子園のスターになれなくても球児。3年間ベンチ入りできなくても球児。結果の如何にかかわらず、そこには紛うかたなき青春がある。夢を懸けた日々に、夢に向かって励んだ努力に無駄はない。スポーツや他のジャンルに関わらず、夢を実現させようと懸命な姿を嗤うことはできない。なぜなら、その姿は格好良いから。
MESCALINE DRIVE
2008年8月6日
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