ツリー・オブ・ライフ:作品を観た感想(35)
【映画】ツリー・オブ・ライフ…前半5分で寝て安眠を楽しむ…みたいな映画なのかもな。
★★★ 私にはちと高尚。ちっとも分からず、ちっとも伝わらず。この親子・家族の事が伝えたいのであれば、回りくど過ぎる作りの映画。映像が良く出来ているものだとは分かります。ストーリーはほぼ無いみたいなもので物語を楽しもうとすれば、恐らく観賞失敗に陥ります。こういう映画だと割り切れれば腹が立つ事もないかもですが、楽しむのは難しい映画ですかね。
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
2012年10月1日
他に類を見ない趣味的ながら野心作 『ツリー・オブ・ライフ』
一筋縄ではいかない作品です。何も説明しない、物語を語らない。一般的なドラマを求めると見事に裏切られる実験作というか、かなり野心的な作品です。娯楽度がかなり低く、内面的な映画になっているのではないかなと思いました。決して悪い映画ではありません。監督の才能が暴発しているような、恐ろしく意欲的な作品です。
映画部族 a tribe called movie
2012年5月25日
ツリー・オブ・ライフ
父息子の葛藤と生命の繋がりを同一哲学視し、要するに難解すぎて意味が解らないといったような作品^;観る人を選ぶよ〜気をつけよう。前半のドキュメンタリー映像(生命誕生から進化していく映像)でどうしようかと思ったのですが、かろうじて寝ずに鑑賞。ただ映像と音楽は美しいしどこか儚い雰囲気も良いとは思う。大いなる生命の神秘と再生、普遍なるもの、それを抽象的に表現された作品なのかなと思いました。
いやいやえん
2012年3月13日
『ツリー・オブ・ライフ』 映画レビュー
◎…親との関係、夫婦の関係、子供との関係などを経験してきた成人じゃないとイマイチ分かりにくい映画ですが、もしそこが共感できれば、もう一つの人生を映画の中で体験したような錯覚にさえ陥ります。十年後、二十年後の評価が楽しみな作品です。×…やりたいことはとてもよく分かるのだが、ショーン・ペンやブラッド・ピットを使ってやる映画じゃない。そもそもこれ、観客に向けて作ってないのでは?お金取って観せるものではないような…。
さも観たかのような映画レビュー
2011年10月22日
ブラームスを聴きながら・・ 「ツリー・オブ・ライフ」
[2001年宇宙の旅]あるいはタルコフスキーな感覚の作品は近年めずらくもあり、心地よい睡魔とともに十分に楽しめた。映像美もさることながら、音楽をあきらめ、勤勉なのに仕事が上手くいかない、それでいて家では厳格な態度の父親像などは、壮大な構想と対極にあるリアルな部分として、また成長してゆく少年の、親の期待から逸れていく感じなどもよくできていると思えた。けっきょく誰のための映画かと聞かれれば、よくも悪くも監督自身のための映画だろう。映画は娯楽一辺倒ではないことを知らしめる、 こういう映画もたまにはよいのでは?
シネマ走り書き
2011年9月26日
映画:ツリー・オブ・ライフ 宗教観を語った内容に、感性が合うか合わないか、がポイント。
えんえんと表現されるのは、ナショナル・グラフィック的映像っつうか、マリック流2001年宇宙の旅。時々は、おっ!という映像も差し込まれるのだが、そうでない時間もかなり。もちろん基本プロットはあって、豪華ブラピ・ショーン・ペン×2枚看板は揃っている。だけれど上記のような展開なので、彼らは主演男優ではあっても物語の「主人公」ではない(前半と比べ、後半はその比率が上がってくるが)。宗教観を語ったコンテンツなので、それに感性が合うか合わないかで評価が大きく別れるだろう。この映画は、まさにそういう感じ。
日々 是 変化ナリ
2011年9月26日
映画レビュー 「ツリー・オブ・ライフ」
★★★ ジャック(ショーン・ペン)は心の奥底に、弟の死がもたらした深い喪失感未だ抱いていた。少年時代の厳格な父親(ブラッド・ピット)との確執、母親(ジェシカ・チャステイン)との関係等を振り返り、その思いが実にアーティスティックな映像で表現されていく。本作は、とにかく「感じる」映画に仕上がっている。ストーリーなど皆無であり、結果論としてそれがあったとしても何の意味を成さない。「感じる」映画のため、そもそも不要である。アーティスティックな作品としてはかなり評価できるのだが、映画作品として分かりづらいのは確かだ。
No Movie, No Life (映画・DVDレビュー)
2011年9月19日
「ツリー・オブ・ライフ」
僕はかなり面白かった。神の目からはあまりにも些細なある家族の葛藤。長い地球の歴史の中では「どうでもいい」物語。しかし地球規模では無意味でちっぽけなものでも、そこで苦悩して生涯を終えるのが人間という生き物で、最後は神の元へ戻っていく。そんな人間の様子をひとつの家族にスポットを当てて神の視点で描いた作品というのが僕なりの見解なのだが、宗教的なことに疎いので、もっと深いものがあったようにも思われる。そんなことを頭に置いて観たので、本作は興味深く心を打つ作品であった。映画に集中できる環境の映画館で観ることをお勧めしたい。
古今東西座
2011年9月17日
映画『ツリー・オブ・ライフ』
生命が生きて行く中で繰り返してきた、あまたの歴史…。古い生命は新しい生命を支配しようとし、新しい生命はその支配に反発し、やがて新しい生命が古い生命を凌駕していく模様を、テレンス・マリックは、一つのアメリカ人家族に託して描き出してくれました。成長し、成功したジャックはとても人工的で、最新の技術が集まった家に暮らしています。彼はこの物語で言うと最も新しい生命に相当します。しかし、そんな家に暮らすジャックは…。こんな美しい映像の数々を私たちに見せてくれたテレンス・マリック監督には、感謝したくなります。
Viva La Vida! <ライターCheese>
2011年9月14日
「ツリー・オブ・ライフ」
本作はスゴい!とにかく映像がめちゃめちゃ美しい!!そしてmusicも。しかしながらあまりにも哲学的、あまりにも宗教的で、このような展開で大丈夫か?なんて思い始めた。その後、オブライエン一家の物語が始まり映画に集中した。ラッド・ピットは小心者のくせに、やたら妻や子供たちに威厳を保つ怖い父親役を好演している。若いままのオブライエン夫婦と、若きジャックと、亡くなった次男と末息子、そこに中年のジャックが溶け込んで…。ラストのビーチのシーンは神秘的で素晴らしかった。美しいマリックworldが全体の20%、いやもっとあったかな?
ヨーロッパ映画を観よう!
2011年9月11日
「ツリー・オブ・ライフ」感想
★★★ 後々考えれば、おそらくはまったく普通の父子の姿を通じ、連綿と受け継がれていく魂のようなモノを、万物の活動と重ねて表現したかったのかとも取れるが、そこまで辿り着ける、あるいは考えが及ぶお客さんが、はたして何人いるやら…。もっとも、そんな中にあってもブラピとショーンの存在感は圧倒的で、仕事ぶりも完璧。実際、この二人でもなければ、本作を鑑賞に耐えうるだけの作品に押し上げるのは不可能だったと断じてしまいたい。それでも相当キツいのも事実だが…。超々々上級者、あるいは違う方向にチャクラ全開にしちゃった人向け。
新・狂人ブログ〜暁は燃えているか!?
2011年8月31日
『ツリー・オブ・ライフ』 信仰があれば幸せなのか?
本作が地球の歴史や進化の過程を描くことから判るように、ここでのツリー・オブ・ライフとは生物の進化や分岐を図示した系統樹のことなのである。映画はこの進化の系統樹を映像で表現しているのだ。いまここにいる自分は間違いなく両親がいたから存在する。父から受け継いだものも、母から受け継いだものもあり、人生で出会った多くの人から様々なものを受け継いでいる。それらの人々も、その両親や出会った人から何かを受け継いでいる。信仰に篤かった母も、信仰を軽んじた父も、系統樹の枝の一つであり、自分も一本の小枝、一葉の葉なのだ。
映画のブログ
2011年8月29日
ツリー・オブ・ライフ
★★★ ビッグバンから現在の人類に至る太い流れと、ある1家族の個別的な展開とがミックスして描かれている。前者はTVのドキュメンタリー番組などでよく見かけるものと大差ないのでは。後者もかなり抽象的。それにキリスト教の深い理解も必要と思われ、簡単に切り捨てることは出来ない作品とは感じますが、全体として乗り切れませんでした。
映画的・絵画的・音楽的
2011年8月28日
【ツリー・オブ・ライフ】
常に誰かが神様に語りかけていて、だからそれらの映像は人間がどうにかできないもの、自然を描いているのは解るけど、なんせ長かったー。途中途中に起こる悲しいエピソード、それらも誰にでも喜びと悲しみは起こりえるんだというようなものはわかるんだけど、きちんと伝わるものじゃないので観客が想像するものになっていて、どうにもきつかった。ただ評価が高いってことは、ストーリーがどうのこうのじゃなくて、何となく色々なものを感じ取れるのがいいのかもしれないですけど。
日々のつぶやき
2011年8月22日
ツリー・オブ・ライフ(The TREE of LIFE)
厳格な父をブラッド・ピットがやってましたが、すごく現実に存在しそうなタイプの恐いお父さんでした。それよりも、前半の大半と後半も所々に出てきていたイメージ映像には参ってしまいました…。ストーリーを追うと、一応お父さんの教えが実を結んだのかなぁとも思いましたが、その後のお父さんも出て来ないので、その辺は想像するばかりですね。私には、イメージ映像の分かなり微妙な映画に思えましたが、親子の関係については興味深い内容でしたし、すごい賞も取っている様なので、興味のある方はご覧ください。以上、ご参考。
シネマクマヤコン
2011年8月22日
「ツリー・オブ・ライフ」 善き人であろうと、もがきながら生きている
★★★★ 大人の欺瞞を見破る子供。懸命に子供の模範になろうとするあまり、溝が出来てしまうようなもどかしさ。良き人間であろうともがく様子。誰もが経験し、今も持ち続けている心情の一部を表している。生まれてから生きている限り、何かを得る事より失い続けていくのかもしれない。ラストシーンをどう解釈するかだけど、そういった喪失を繰り返しながらも必ず先達の真の思いに触れる時が来て、そのとき心は暗く沈んだ中からでも光を見出すのだ。難解だと簡単に言ってしまえば容易いが、せっかくなので少し考えるのも良い体験だと感じた。
soramove
2011年8月18日
ツリー・オブ・ライフ 最後まで堪えてちゃんと観た ε-(;ーωーA フゥ…
宗教感や生きることに関する哲学が一般的な日本人には適合しないのだ。映像は確かにすごいし、世界観もすごい、しかし違う。高尚すぎて普通にはついて行けない。たしかに「尊敬され愛される父親になりたいと願う父、対して、忍従する母、激しく反発する息子」という図式には共感できる、俺の幼少の頃はまさにそうだった。しかし、そんなテーマの映画になぜことさらに「壮大かつ深遠な映像世界」を訳わからんほどの時間、費やさなくてはならなかったの、ど、うしても無理!
労組書記長社労士のブログ
2011年8月18日
ツリー・オブ・ライフ・・・・・評価額1650円
★★★★ 映画を物語の流れとして考えれば、唐突にも見える創世神話のビジュアルは、実は全編に渡って描写される現実世界の映像とマクロとミクロの関係で密接に絡み合う。優しい母と遊んだ懐かしい風景、川で死んだ同級生の思い出、畏怖の念を抱いていた父に反抗した瞬間、人生のそれぞれの一瞬のキラキラした美しさと、対照的な緊張と閉塞感。そして生まれたばかりの赤ん坊の、小さな小さな足をとらえたカットは、この映画の一コマ一コマにも神が宿っている事をストレートに感じさせる。ジャックは、自分は一体何者なのかという答えを求め続けている。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2011年8月17日
☆ツリー・オブ・ライフ(2011)☆
★★★★ 全体的には、哲学的、宗教的な壮大なお話みたいで、私はほとんど理解できていないと思いますが、それでも、前半の地球・生命の歴史の映像美に圧倒され、家族のドラマにノスタルジックを感じ、観終わった後、不思議な気持ちになりました。。。生とは…死とは…親とは…子供とは…家族とは…。少ない脳みそフル回転(笑)で観ました。娯楽に富んだ作品ではないですし、キリスト教がベースにない日本人の多くには理解しにくい内容だと思いますので、かなり好き嫌いが分れる作品だと思いますが、私は嫌いじゃあなかったです。
Cinema Collection 2
2011年8月16日
映画「ツリー・オブ・ライフ」感想
製作者達が一体何をテーマにしたかったのかすらも意味不明な作品構成です。物語を構成する各エピソードがあまりにも飛び飛び過ぎて、物語の全体像というものが非常に把握しにくい。「子供に厳しい父親」「それに耐える子供達」という構図を表現することを至上命題としていたのでしょうが、起承転結というものがまるでなっていないというか…。ブラッド・ピットをはじめとする俳優さん達の演技そのものは決して悪いものではなかったのですが、意味不明な演出の数々とストーリーの支離滅裂ぶりは評価のしようがありませんね。
タナウツネット雑記ブログ
2011年8月16日
ツリー・オブ・ライフ
それにしても、宇宙や美しい映像を交えながら、数少ない独白のような台詞を織り込んでいく展開にはどう感じたらいいのだろうかと考えてしまいました。でも、きっと、この作品には答えなど無いのですよね。途中までどうしようかと思いながら観ていたのですけど、答えは自分の心に委ねながら何かを感じ取っていけばいいのかなと思うようになっていきました。観終わった時、主人公ジャックの浅い夢を一緒に観ていた気分になりました。この作品も観る度に感じることが変わっていくのだろうなと感じた1本です。
とりあえず、コメントです
2011年8月16日
ツリー・オブ・ライフ
実業家として成功したある男の少年期を通して、ひいては、人類が宿命的に背負う「喪失」について描き出す作品。映像、音楽は言うに及ばず、ブラッド・ピット、演技も存在感いいなぁ。少年たちの母の存在も欠かせないが、あえて言うなら、母の着ているAラインのワンピース。どれも個性に合っていて、とっても可愛くて素敵。これは、相当に感想が分かれるだろうとは予測するが、わたしはかなりこの作品が好きだ。荘厳、雄大にして、繊細な映像美で綴られた、揺蕩うような抒情詩。未見の方は、是非、なるべく大きなスクリーンで。
悠雅的生活
2011年8月15日
生命の不思議。『ツリー・オブ・ライフ』
★★★★ コンセプトもしっかりしているし、観ていて不愉快にもならない。ただ、この世界観を受け入れられるか否かが賛否を分ける基準になるような気がします。この映画から私が一番痛烈に感じたのは世の中は生命の不思議に溢れている事。家庭の様子が父親と母親と息子の目線で描かれています。ジャックが父親に抱く感情は分からんでもありません。でも、人を甘やかす事はとっても簡単。人に厳しくする事はとっても難しい。幼少期にあんなにも父親から厳しくされた事は、真っ当で恥ずかしくない大人になる為の父親にしか出来ない精一杯の愛情表現…。
水曜日のシネマ日記
2011年8月15日
『ツリー・オブ・ライフ』(2011) / アメリカ
★★★★ ジャックのやるせなさ、オブライエン氏の失望と執着と少しの後悔、 オブライエン夫人の無念と昇華。それぞれをたっぷりと描ききって、最後のシーンでは、 それでも自分の人生において交差していく人たちへの讃歌があった。特にオブライエン夫人の心情が手に取るようにわかりました。そんな彼女も数々の試練、悩み事を経てなお、人生で邂逅した人を全て受け入れられたということは、結果としていい人生なのではないだろうか。自然も人物も調度品も美しく、そして抽象的なシーンでも、観ていて飽きない映像でした。
Nice One!! @goo
2011年8月14日
「ツリー・オブ・ライフ」 万物の理
テキサスのとある家族の生活を描きながら、人とは、生命とは、宇宙(世界)とは何か、また善きこと、悪しきこととは何なのか、といった哲学的な問いかけをする作品。家族の描写に挿入される宇宙・自然のイメージ、また荘厳な音楽が理屈を越えて哲学的問いへのテレンス・マリックとして答えを提示します。これは脳みそで考える理屈や心で感じる感情といった種の答えではなく、魂で聴くような答えであったように思いました。マリックは饒舌に語るのではなく、あくまで感じてもらうというスタンスで描いており、そのストイックさが僕は好感を持ちました。
はらやんの映画徒然草
2011年8月14日
「ツリー・オブ・ライフ」 意気軒昂で刺激的な作品
どんな映画かというと非常に言いにくいが、あえて表現するなら[2001年宇宙の旅・人生劇場編]とでもいうべきか。人生、家族の歴史を宇宙史的視点からながめた内容であるが、ふりかえってみると[シン・レッド・ライン]で兵士たちの視線の先に草や花や動物たちがあったのは、今回の作品の原型であったのであろうか。それにしても、この映画は素晴らしい。もう一度、見たいと思わせる。意気軒昂で刺激的な作品である。
映画と出会う・世界が変わる
2011年8月14日
ツリー・オブ・ライフ
★★★★ とにかく壮大なスケール、映像の美しさ。ストーリーはあるようなないような…。でも、音楽のセンスも良いし、美術館を鑑賞した後の気分とか、交響曲をまるごと聴き終えたようなすごいもん観ちゃったという感じでした。厳格な父を演じるブラピの熱演も良かった。思ってたより出番少なめ?実際は息子の目線からで、ジャックを演じるハンター・マクラケンくんの出番のほうが多かった。それに大人になったジャックはショーン・ペンになるんだけど出番少なすぎっ。だけど二人のジャックの喪失感漂う目の表情がピタリと同じだったのが印象に残りました。
新・映画鑑賞☆日記・・・
2011年8月13日
『ツリー・オブ・ライフ』
この世界の全ては神様の気まぐれで出来ているもの。ゆえに人は愛しい存在の死に答えを求めても無駄なのです。我々はただ他の動物と同じく愛しい存在の死を「自然現象」や「運命」という言葉に置き換えて受け入れて生きていくしかないのです。恐らく監督がこの映画で言いたいことはこういうことだと思うのです。利己的になればなるほど、その人が生きる世界は狭くなり、周囲から嫌われる。その象徴が厳格な父親オブライエンであり、その逆の存在が優しき母親であり、そのどちらになるかで彷徨っている存在が長男ジャックであると思うのです。
こねたみっくす
2011年8月12日
ツリー・オブ・ライフ
★★★ 宇宙の一生と人間の一生とを重ね合わせた作りだ。父親は「強くならないと成功しない」と強がっていても、実態は社会では負け組。成人したジャックは高層ビルに事務所をかまえる建築設計事務所に勤めているようで成功者のように見えるが、父親同様、実態は分からない。ジャックが荒涼とした時間の砂に立つ時、時空は統合し、父も母も若い頃のジャックも、19歳で死んだ弟も、その他大勢が一緒に海岸に集まる。皆既日食が始まるのだ。父は優しい父になっている。しかし、日食は「世界の終り」の予兆でもあるようだ。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年8月12日
ツリー・オブ・ライフ 地球誕生と輪廻。
話的には、ちょっと神様に傾倒しすぎなせいか、宗教色を感じるので日本人には微妙な映画な気も。ただ、父親と母親の強い愛情を感じることができるし、子供達も精神的に成長していくのもわかる。それを言葉少なく描いてるから疲れる疲れるw。精神世界のようで現実と連鎖して輪廻してる。いろいろと説明が足りない部分もあるけど、それらを想像して観た人と話すのは楽しい。解説付きでもう一度観てみたい気もするかな。数年後にw。ってか、モルダウ最強説。こういう映画もたまにはいいよね。
B級生活 ゲームやら映画やらD-POPやら
2011年8月12日
劇場鑑賞「ツリー・オブ・ライフ」
魂の賛歌。本作は"考える"のではなく…"感じる"んだと思う。日常的風景をここまで美しく幻想的に撮った監督に脱帽。メインのストーリーが展開しつつも、途中途中に大自然の映像がCGをフルに使ったシーンが出てきたりと、とにかく凄いのひと言。"答え"が出る作品ではなく、観た人によって感じ方、受け取り方が違ってくると思います。我が息子たちを、あなたの御許へ…。何とも言えない余韻を残すラスト。ブラピが出ているからといってミーハー気分で観に行くと肩透かしをくらいます。万人受けではないが、観終わった後、心にじんわりと残るものがある。
日々“是”精進! ver.A
2011年8月12日
『ツリー・オブ・ライフ』
とにかく、映像が全て美しい。現代のシーンの林立する高層ビルや、高級感があるけど温かみのないジャックの家の殺伐とした感じや、天地創造からの圧倒的な映像美、ジャック達が少年期を過ごした家や町のノスタルジー感、そしてラストの情景。あれは境界とか、結界ってことなのかな? あのラストの世界観もダメな人は多いと思うけれど、個人的には好。[ラブリー・ボーン]好きな人は好きかも。これは叙事詩なんだと思う。好き嫌いが分かれる作品だと思うので、手放しでオススメしにくいけれど、見て欲しいなぁ…「モルダウ」好きな方は是非!
・*・ etoile ・*・
2011年7月31日
*ツリー・オブ・ライフ*
もう〜お父さん厳しすぎ。ところがこの家族が特別なわけではなく、50年代アメリカというのはそう言う時代だったのです。見てる時には厳しすぎるお父さんでしたが、今になって思うと子供たちのことをとても愛していたし、くじけず、やり抜くことの大切さも教えていました。だからこそジャックの成功があるのであり、お父さんに反抗しつつも感謝してるのでしょう。アメリカ映画って父と息子の関係を描いたものって多いですが、これもそのひとつで、しかも生命の根源に迫るもので素晴らしい作品でした。
Cartouche
2011年7月26日
ツリー・オブ・ライフ / THE TREE OF LIFE
★★★★ 圧倒的な映像美と素晴らしい音楽!言葉より映像で魅せる家族の繋がり、生命の豊かさ、尊さ、美しさ。ドラマ性追って"観る"というより"体感する"、感じる映画。長男のジャックは、父親を「死ねばいい」と思う程に嫌っていた幼少時代。父親は、単に怖い性格だったわけじゃなく、息子たちには「力」を持って将来を成功して欲しいという願いから厳格になる…。なんというか、本作は2時間超えというじっくり描いているにも関わらず、家族の絆というにはドラマ性は強調されない。自分が何を感じ取るかにかかってる作品、かな。公開したらまた観たいな。
我想一個人映画美的女人blog
2011年7月26日
ツリー・オブ・ライフ
★★★★ 壮年のジャックが幸せな時期を想う心、映像と音楽のハーモニーが生まれ感動に心震えた。子供たちは厳格な父を嫌う。ところがジャックはその大嫌いな父の思考にそっくりになってゆくのが面白い。宗教的意味合いをこめた映像や、幻想的な映像、そしてリアルな回想シーンと、テレンス・マリック監督は縦横無尽に描き出している。それは真に自由な魂が時空を越えて飛びまわり、そこで目撃した事象をそのまま映し出しているかのようでもある。こういう作品は理屈で捉えないで、むしろ観る側の好きなように受け取るべきなのかもしれない。
LOVE Cinemas 調布
2011年7月26日
1.
作品ページ
2.
観たい作品リスト
3.
追加
4.
近日公開
5.
公開中
6.
DVD新作近日
7.
DVD新作(2カ月間)
8.
DVD旧作
9.
超人気作品
0.
トップ
アマゾン最安値購入
キーワード:
全商品
DVD+Blu-ray
本
洋書
ミュージック
ゲーム