ハードキャンディ:作品を観た感想(5)

のどにさわやか
ジェフの過去の物語を詳らかにすることは、本作に求められてはいないのだろう。狼は狼として用意されただけだ。ジェフは過去の幾つもの行為から狼と呼ばれるに相応しい。その腹には可愛い少女が詰まっている。本作は狼に立ち向かう赤頭巾の物語だ。狼に同情すべき点があったとしても、揺るぎない覚悟を腹におさめた赤頭巾は、猟師の技をもって獲物を呵責なく追い詰めるだけだ。
MESCALINE DRIVE
2009年5月3日

『ハードキャンディ』
登場人物の少ない、密室の会話劇スタイルのミステリー。2人の間で交わされる会話の真実が見えないままに映画が終わってしまったような印象が強いけれど、あえて真実を明かさないことでもやもやとしたものを残して映画を終わらせる演出にしたのだろうなーという感じ。エレン・ペイジって女優の可能性を垣間見れたような作品であるのは確かだと思うので、これを受けて『JUNO/ジュノ』も絶対に観てやろうって思った。
cinema!cinema!ミーハー映画
2008年6月15日

『ハード キャンディ』レビュー
★★★ 男性なら顔面蒼白間違いなし、下手なホラーよりも遥かに恐ろしい。 直接的な描写ではなく、観客の想像力に訴えかけ、執拗に感情を揺さぶりかける。そんな、卓越した演出力で、とても低予算作品とは思えない、高い完成度に本作を仕上げている。 物語は(おそらくは意図的に)言葉足らずで、登場人物たちの真意と、過去の出来事の真相は、多分に曖昧さを残している。
トーンコントロール
2006年12月5日

[映画]
「本当のオレがわかったぜ」までは面白かった。その後の展開はバタバタといい加減。 しかし、成人男子と渡り合えてる少女は成人男子と同等と見て良いんじゃないか、と少し思った。
「短歌と短剣」探検譚
2006年11月5日

[ハードキャンディ]いい大人なんだからさあ
どう観ても、お金がほとんどかかっていない。アイデア勝負の作品だ。 ジェフはヘイリーを自宅へ誘い込む。一見すれば彼女の身に危険が迫っているようだが、実は全て最初からヘイリーが巧妙に仕掛けたゲームだった。 中盤で、ジェフがようやく騙されたのが自分だということに気づき「お前が誘ったんだろう!」とつっかかるが、ヘンリーは「大人なんだから、そのくらい跳ね除けなさいよ」と軽くあしらう。この言葉、けっこう胸にぐさっと刺さっているオトコ達は多いじゃないだろうか。
アロハ坊主の日がな一日
2006年9月1日

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