天国はまだ遠く:作品を観た感想(11)

『天国はまだ遠く』 (2008)/日本
原作の世界に忠実に映画化している。映像の美しさにこだわったことで、その世界は原作以上になった。千鶴と田村の過去。そして揺れる想い。ゆらゆらと、伝えたい、伝えない。そのせめぎあいや心のベクトルまでもが、言葉少ななのにも関わらず、観客に伝わっていく。加藤ローサの戸惑う表情、徳井義実の物思いにふける眼差し。心の襞が十分読み取れる。小説ものでここまで仕上げてくる映画に久々に出会ったように思う。スクリーンで観たかったですね〜。
NiceOne!!
2009年7月23日

【天国はまだ遠く】
原作はちょっと苦手でした。映画はとっても良かったです!千鶴の田村の距離もよかったな〜。過ごしている時間は二人が癒され解決するための時間で、そのためにお互いが必要で、そこに変に恋愛感情を入れないのがとっても好ましかったです。ラストの千鶴の決断は、若いときなら「どうして〜!?」 となったと思うんだけど、これで良かったんだろうな〜って思います。ちょっと寂しい気持ちは残るけど…。
日々のつぶやき
2009年1月9日

天国はまだ遠く
★★★ 悩んだ末の、のんびりのひと休み…私も経験あります。その時のことを思い出すと、この主人公がどうして悩んでいるのか知りたくなりました。しかし、そのあたりは曖昧で、よく分からないのです。あまりにもその説明がないので、ノー天気な女の子に見えてしまいました。映画の印象も薄くなりました。宿を訪ねるカレの印象も薄いです。
玄米遊女夢映画
2009年1月7日

天国はまだ遠く 地元映画だからではなく、自信を持ってオススメします。
ずいぶん田舎。宮津もタイザもあんまりかわらへんやんと、つっこまれそうです。そういうギャップがこの映画では、本人にとっての深刻さと、まわりへのつたわらなさとともに主題のようでした。時に深刻に、時にこっけいに描かれていて、どこに落とすかという匙加減の絶妙さが成功のようにおもいました。こんなにうまくいく旅というのはなかなかない話で、平凡な会社員はファンタジーとして楽しみましょう。
もっきぃの映画館でみよう
2009年1月2日

天国はまだ遠く
心の迷路に入り込んでしまい人生の行き先を見失って、生きていくことをあきらめた女性。彼女を見守る山奥の民宿の主人との、ちょっぴりおかしくって、切ない心のふれあい。本を読んでいたせいか、言葉だけでなく、表情からも心の裏側を推測できたような気がしました。ずっとそばにいたい…二人とも。同じ気持ちなのに先には進めない。余韻を残すラスト。優しいぬくもり、ゆったりした気分を味わえる映画です。
花ごよみ
2008年12月16日

天国はまだ遠く
★★★★ ☆結局二人の心の中にあったドロドロとした傷は、ほとんど説朋しないままに終わってしまった。そしてラストシーンでも結論は出さない。観客の想像力に「おまかせ」なのである。背後にあるテーマは、都会への心残りと田舎へのこだわりということなのだろうか。この漠然とした大らかな包容力と自然の癒し、そして「生きる」という事へのささやかなメッセージが溶け込んだこの映画の出来栄えも賞賛に値する。
ケントのたそがれ劇場
2008年11月26日

動き出したふたりの時計。~「天国はまだ遠く」~
田舎はホスピタリティは最高だけど、コミュニティにいれてもらうには人との距離を感じたりしませんか?ココには何でもある、でも自分の居場所はここじゃない、苦しくてもやっぱり帰らなくちゃいけない。この作品はあくまでも「千鶴の再生物語」…だからこそこのエンドはとにかく胸キュンでした。
ペパーミントの魔術師
2008年11月19日

天国はまだ遠く
意外と2人とも傷つきながらもマイペースな人たち。そば打ち、鶏絞め、魚釣り、満天の星空と田舎体験ツアーの定番。しかし、眼鏡橋だけは異次元の空間で千鶴は自殺したくて見に行ったのではなく、ほのかな恋心を感じている相手の過去を少しだけ垣間見たかったのだろう。民宿に戻れないのは相手の相手への気遣いだろうか。
佐藤秀の徒然\{?。?}/ワカリマシェン
2008年11月16日

天国はまだ遠く
★★★ 千鶴が自殺を図る動機がイマイチわからなかった。性格も暗くないし、人から嫌われるタイプにも見えない。彼女の静かな明るさが、良くも悪くもあったかな。こんなお宿で癒されたいOLは多いだろう。
映画初日鑑賞妻
2008年11月11日

天国はまだ遠く
なんか良い映画でした。千鶴と田村の雰囲気がとても良かった。この配役はナイスだと思います。千鶴の傷ついた心は、田村と出会い、その何気ない自然な優しさに触れていくことで、少しずつ癒され活力を取り戻していく。同じように田村の中で止まっていた時間も千鶴との出会いで動き出す。そんな二人の距離感というか、関係がなんかいい感じで観てて心地良かった。
だらだら無気力ブログ
2008年11月8日

『天国はまだ遠く』
大きなエピソードがあるわけではなくて、土や風のにおい、食べ物の味、生きているからでこそ感じられる五感をともなった、日々の小さな喜びや生きている実感。そんなものを感じながら癒されていくヒロインを観ながら、この物語で観ている側も癒されていく。陽だまりのようなあたたかさを感じさせてくれる、そんな作品だと思います。映画が終わってから先のことを思い描いて、楽しんでます。
cinema!cinema!ミーハー映画・DVD
2008年10月28日


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