ロスト・アイズ:作品を観た感想(13)

ロスト・アイズ (2010)
★★★★ 前半はデル・トロお得意のオカルト風に物語が進みます。どうもモヤモヤ部分はありますが、見える、見えていない、見えなくなるの攻防はナカナカ。しかしまぁ、デル・トロさん関連はサスペンスだろうとホラーだろうと必ず物語に哀愁を漂わさせてきますなぁ。なので後味が悪くても何故か感動してしまう一因なのかもしれません。なんだかんだ言っても、スペイン作品独特の空気感とダークファンタジー寄りになってしまう感じが好きなんです。ナカナカ面白かった。
肩ログ
2013年5月22日

お先真っ暗
物事は理屈通りに進まないし、人は理性的に行動するわけでもない。それこそ自分でも気付かない行動原理に従って思いがけない行動に出る場合もある。よしんばそうだとしても、フリアの行動に納得できるものではない。そこには一貫性がなく、物語を展開するうえで必要だからそうせざるを得ないのが伝わってくる。製作上の都合が透けて見えるので、尚更フリアに感情移入できない。
MESCALINE DRIVE
2011年12月18日

ロスト・アイズ
★★★★ 盲目の女性が主人公という設定はあるけど、完全失明までカウントダウンされる設定が緊張感や恐怖感がありました。しかも視力を失っていく怖さを観る側にも感じさせるような演出がうまい。全体的に薄暗い映像、何度か起る停電の闇、謎の黒い影...と先の見えない展開にドキドキさせられて引き込まれました。後半、介護人のイバンに介護されながら生活していくのですが、そこらあたりからさらに面白さが加速。見えるのに見えないフリをするところは緊迫感MAX。最後まで一気観してしまう面白さでした。
新・映画鑑賞☆日記・・・
2011年12月6日

ロスト・アイズ
★★★ ホラーとしては怖くは無いのだが、サスペンスとしてはまずまず楽しめた。中盤はちょっとダルかったけど、序盤の展開と終盤の介護士が出てきたあたりからの展開は緊迫感あって面白かったし、『永遠のこどもたち』と同じような独特の雰囲気のある映像もやフリアが視力を失ったあたりから、登場人物の顔がフレームアウトしてたり、ぼけてたりと顔がはっきりと認識できない演出は個人的には結構面白く感じられて良かったな。
だらだら無気力ブログ!
2011年12月5日

ロスト・アイズ (Los ojos de Julia)
★★★ 捻りに捻った挙句、予想外の角度で直球が投げ込まれるようなオチですし、真面目に考えれば腹立たしさすら感じるネタではあるんですが、それはそれでビックリしたんで良しと。 ホラー的な展開からスリラーへと移行する、二段構えの構成も飽きさせない作り。若干の冗長さは否めないが、無駄にカメラワークがエロ目線だったりするんで、熟女好きならその辺も気にならないのではと。個人的には「もうちょっと若い子も…」とは思いましたが。
Subterranean サブタレイニアン
2011年12月1日

ロスト・アイズ
舞台となる家屋は薄暗くて不気味さが漂っていて、なかなか雰囲気が良かったです。 徐々に視力を無くしていくというところがポイント。ホラーというよりサスペンスですね。ホラーじゃなくて残念。
いやいやえん
2011年11月16日

「ロスト・アイズ」 見えてるから全然怖くない
背後を駆け抜ける黒い影、バタンと閉じる扉、何かの擦れる音、そんな状況でしかも視力が落ちている彼女の行動は、常識的に見ると常軌を逸していると取られても仕方ない。本作はそのあたりの心理的な常識と主人公の心の揺れで心理的に、そしてもちろん視覚的に驚かせようとしているが、ほとんど怖くなかった。もちろんすぐそばに迫る恐怖をこちらは目で見てるわけで、それは直接的に怖いが、それじゃあ簡単すぎる。もっと新鮮な驚きが欲しかったが、ラストまでそんな驚きを感じることは無かった。
soramove
2011年8月17日

ロスト・アイズ / Los Ojos de Julia
★★★ オープニングから不可解な雰囲気に包まれてなかなか良かったんだけど、その後しばらく会話が多くて姉の死の真相に迫ろうと探るシーンが長過ぎるのでやや退屈。"盲目"の姉の死から一転、ストーリー的には次第に犯人探しのミステリーになっていく。手術をして安静にする日々。その後、危機を感じてむりやり自ら包帯を…この映画では衝撃の映像。ここはさすがに緊迫するシーン。感動ってよりもホラーだという意味での面白さが不足。サスペンスとして、またはちょっとでも怖いような雰囲気、見慣れない人やニガテな人には十分に楽しめる作品だと思う。
我想一個人映画美的女人blog
2011年6月20日

ロスト・アイズ
★★★★ 観ている側の恐怖心の煽りかたが自然で絶妙でした。最初はフリアが謎の男を追い詰めていたはずが、気が付くとフリアが逆に失明の恐怖に追い詰められているこの事実。それにしてもデル・トロのテイストもさることながら、ギリェム・モラレス監督のシークエンス単位の緩急のつけ方や、大胆な演出には長編2作目とは思えない上手さを感じました。このラストシーンの感動はなんと言ったら良いのか。本作はサスペンスホラーではなく、サスペンスホラーの形をとったラブストーリーだったのかもしれない、そんな風に思えました。
LOVE Cinemas 調布
2011年6月20日

フリアの目 「ロスト・アイズ」
「REC」を超えたホラーなどと宣伝してたわりにつまらなかった。だいたいホラーじゃない。純然たるサスペンス作品で、その路線としてはまずまずなのかもしれないが前半は退屈。ラスト30分で盛り返すが、それもまあ別にって感じ。目が見えないときは相手の顔を上手くフレームから外したりしてサスペンスらしい創意工夫はあるが、看護婦さんのお尻を追っていくようなカメラは何だろ… よくわからない監督だね。王道のサスペンスをやろうとしてるのか、 新奇性を狙ってるつもりかよくわからないし、 細かなチグハグさに独りよがりが見え隠れする凡作。
シネマ走り書き
2011年6月19日

ロスト・アイズ
★★★★ 後半からの描写が面白い。介護人のイバンの顔も、家の中にいる見知らぬ男も一切観ているこちらがフリアであるかのように顔が見えない。ただ前半のような緊迫感が徐々に薄れているのだが(しかもイバンへの信頼からの恋心まで)、フリアが包帯を外す辺りからの一気に迫りくる緊張感はハリウッド映画にはない面白さがある。そしてラストで明かされる真実は製作に拘わっているギレルモ・デル・トロらしい演出だ。
Memoirs_of_dai
2011年6月17日

映画『ロスト・アイズ』
双子の妹の死、参考人の死、夫の死、自分の失明、目の手術…。フリアの周りには、あまりにも過酷な出来事がどんどん起こります。特にフリアが目を手術した後の、「目に光を当ててはいけない」状態の時の描写がなかなか秀逸。世話人のイバンの言葉だけを信じ、彼の言う通りに暮らす日々はなかなか快適なもの。目を開けると、そこにどんな世界が広がっているのかも知らずに…。人間というのは、本来"本当に思っていること"を表には表さないことのほうが多いもの。そう考えると、一番恐ろしいのは人間だということなのでしょうか…。
Viva La Vida! <ライターCheese >
2011年5月29日

Los ojos de Julia / ロスト・アイズ [スペイン映画]
出来がいいとは思わない。出だしの雰囲気は好きだけど15分辺りで飽き始め、40分辺りからは退屈でため息。終盤で少し緊張感を取り戻したけれどもそれも長くは持たなかった。ワクワクしながら鑑賞した結果こんな感想に至ってしまい、私だって残念な気持ちだ。ただ、ホラー映画に慣れ親しんでいない私の言うことだから、あまり当てにはなりません。単に私が楽しみ方を間違っているのでしょう。あともう一つ、私があまりこの作品に好い印象を抱けなかったのはベレン・ルエダの演技を見て抱いた嫌悪感が原因かな。
Cabina
2011年5月21日


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