レディ・ジョーカー:作品を観た感想(2)
「レディ・ジョーカー」 (2004)
グリコ森永事件をヒントに書かれた犯罪ものなんですが、ミステリーとかサスペンスにしては犯罪のプロットが甘すぎます。少なくともこの路線では楽しめない作品です。 で、おそらく、この映画、被差別部落のことだとか、北朝鮮人のことだとか、そういう時代背景にある人々の心っつーものを描いた作品だと思われます。おそらく。原作読んでないので分からないですが…。 良かったのは吉川晃司さん、演技なかなかウマいっすね。この人の闇は一番伝わってきたな。
とりあえず生態学
2006年2月3日
「人間の闇」がテーマの重厚なドラマ
「レディ・ジョーカー」 差別という問題はとても根が深いもの。自分では「そんなことはしない」と思っていても、家族に、親戚に、地域に、社会による「見えないルール」に縛られている自分を発見するものです。静かにそしてリアルに。たんたんと進むビール会社社長誘拐事件を巡る犯人と警察、企業の姿。派手なアクションや謎解きがあるわけではありませんが、人の闇の部分に着目した人間ドラマとして秀逸。
「人生はお伽話もしくは映画のよう」
2004年12月13日
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