ゴスフォード・パーク:作品を観た感想(6)

ゴスフォード・パーク(GOSFORD PARK)
イギリスの貴族の生活の一部を多少批判的?と言うか、揶揄すると言うかそんな風に描いた映画でしたかね。昔はこういう時代もあったんですかねぇ…と言う感じです。これを見ると、今、この貴族の末裔たちはどのような生活をしているのかが気になったりもしました。映画の中ではある事件が発生します。それに伴い明らかになる色々な人間関係や、貴族の生活様式など、当時の貴族の生活に興味のある方には面白いかもしれません。気になる方はどうぞ。以上、ご参考。
シネマクマヤコン
2011年9月12日

ゴスフォード・パーク
とにかく登場人物が多くてセリフが多い。貴族たちはみな同じようなドレスに同じような髪型、召使たちもまた、同じような出で立ち。誰が誰の召使で、貴族同士の力関係は?というのが、なかなか掴みきれないで大変でした。最初は混乱するけど、ストーリー自体はゆったりとしたテンポで進みます。なのに退屈どころか、気がつけば映画に見入っている状態でした。あとで何度も観直したくなる映画です。貴族達の表面だけ取り繕ったおしゃべり、召使たちの噂話、とにかくセリフが多いので、字幕が頼りの私には、本作の本来の良さは伝わっていないのだろうな〜。
映画備忘録 by Movie-Goer.net
2010年11月17日

 ゴスフォードパーク
本格的なミステリを期待してはいけない。謎めいたシチュエーションや愛憎模様は描かれるが,殺人をめぐって登場人物が推理合戦を展開したり,面と向かって相手を犯人扱いしたりしない。おまけにサスペンスを盛り上げるような展開も用意されていない。会話のはしはしに伏線を張り巡らせいるだけだ。描きたかったのは,ロンドン上流階級とその召使いの主従関係でしょう。ゴージャスな映画です。こんな書き方をするとつまらなそうだが,魅力的な映画です。1回観ただけでは,登場人物が多すぎて理解できないと思います。
EURISKO2005
2010年3月4日

ゴスフォード・パーク
登場人物が20人以上いて、それぞれがしっかりと役割をもっているというグランドホテル形式の映画。イギリス貴族とその使用人たちの悲喜こもごもの物語がまるで交響曲のように描かれている。この屋敷の主がどのようにして財産を築き、昔経営していた織物工場で何をしてきたのかがだんだん明らかになっていく。その真相は、悲しくて残酷で美しくもある。終わり方も静かにフェードアウトするような感じで、犯人逮捕とか野暮なシーンはない。すばらしい脚本だと思う。DVDで何回も見たい映画の一本になった。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2010年2月23日

ゴスフォード・パーク
"ロバート・アルトマン"ワールドの作品。他の監督には真似の出来ない撮り方だろう。たとえ撮ったとしても、わけのわからない作品になるに違いない。私は観終わった後、誰と誰がどうなっていたのか混乱していたので、パンフレットを見直したくらいだ、それだけに観るときは気を抜くとわけが判らなくなってくるので、集中して観るようにした方がいい。
Patsaks
2008年11月1日

ゴスフォード・パーク
この映画は、ロバート・アルトマン監督の"ザ・プレイヤー""ショート・カッツ"等にみられる得意とする撮り方で、キャラクターそれぞれに焦点をあわせて撮られている。『階上』の貴族たち、一見あまり関係のなさそうな『階下』の召使たち、それぞれが絶妙に絡み合って、最後にはちゃんとつながっている。まさに「ロバート・アルトマン」の集大成といってもいい作品ではないだろうか、実に絶妙な構成になっている。
Patsaks
2008年8月16日


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