ｻﾞ･ｲｰｽﾄ:作品を観た感想(9)

ｻﾞ･ｲｰｽﾄ
環境汚染や健康被害をもたらす大企業に制裁を下す環境ﾃﾛﾘｽﾄ集団へ潜入した主人公が､次第にその実体を知り､理念に惹かれつつも､最後に下す決断が清々しいです｡どこの国でも､企業の偽装工作は行われているのだろうなｰと感じさせてくれるﾘｱﾙな描写｡組織が独特な集まりであることは伝わりますが｢潜入捜査｣という意味でのｽﾘﾙはあまりなかった｡ﾗｽﾄのｼﾞｪｰﾝが入手していたﾘｽﾄ…それを使った彼女の戦い（ｴﾝﾄﾞﾛｰﾙ）は見事で､見ごたえある作品だったと思います｡
いやいやえん
2014年7月20日

『ｻﾞ･ｲｰｽﾄ』
利益追求の大企業と暴力も辞さない環境ﾃﾛ､その是非に関してはｷﾞﾘｷﾞﾘの中立性を保っていたし､任務と倫理観､絆と同情､そして共感のはざまで揺れ動く主人公の葛藤は非常にｽﾘﾘﾝｸﾞで､そんな彼女が出した最後の決断と見せ方は素直にうまかった｡映画としての問題はﾁﾗﾎﾗ目につくのだけど､こういう問題をｴﾝﾀﾒの枠をはみ出さないかたちでまとめあげた力量は素直に評価してあげたいです｡環境ﾃﾛ集団“ｲｰｽﾄ”の､環境保護団体というよりかは一種の新興宗教的ｺﾐｭｰﾝのような生活描写は､ちょっとｲっちゃてて笑えますよ♪
偏愛映画自由帳
2014年6月29日

｢ｻﾞ･ｲｰｽﾄ｣　環境ﾃﾛ　
★★★ 派手さはないけど､静かないい雰囲気の考えらされるいい映画でした｡
ｼﾞｮﾆｰ･ﾀﾋﾟｱ　Cinemas〜たぴあの映...
2014年6月17日

映画『ｻﾞ･ｲｰｽﾄ』を観て
ｻﾗを演じているﾌﾞﾘｯﾄ･ﾏｰﾘﾝｸﾞが主演､脚本､製作の一部を担っていることから彼女を中心に描かれている｡共演者のｴﾚﾝ･ﾍﾟｲｼﾞ､ｱﾚｷｻﾝﾀﾞｰ･ｽｶﾙｽｶﾞｰﾄﾞらも良い味出していて良かったのだが､ｽﾄｰﾘｰ的には何かｴﾎﾟｯｸ･ﾒｲｷﾝｸﾞな場面に欠けていたのが残念だった｡
kintyre`s Diary　新館
2014年3月2日

ｼｮｰﾄﾚﾋﾞｭｰ｢ｻﾞ･ｲｰｽﾄ･････評価額1650円｣
★★★ 本作が面白いのは､一般的な潜入捜査物と異なり､潜入する側とされる側の善悪の境界が極めて曖昧である事だ｡劇中で何度も繰り返される､｢あなた次第だ｣というﾌﾚｰｽﾞがｷｰﾜｰﾄﾞだ｡ﾌﾞﾘｯﾄ･ﾏｰﾘﾝｸﾞは正統派の美人女優でありながら､企画し脚本も演出もこなし､尚且つﾒｼﾞｬｰではなくｲﾝﾃﾞｨｰｽﾞを自らのﾌｨｰﾙﾄﾞとする､現代ｱﾒﾘｶ映画界でも面白いﾎﾟｼﾞｼｮﾝを確立しつつある｡
ﾉﾗﾈｺの呑んで観るｼﾈﾏ
2014年2月22日

｢ｻﾞ･ｲｰｽﾄ｣
製作･脚本･主演の3役をこなしたﾌﾞﾘｯﾄ･ﾏｰﾘﾝｸﾞ｡才能がある女性っているんだねぇ〜､すごい｡
ここなつ映画ﾚﾋﾞｭｰ
2014年2月9日

｢ｻﾞ･ｲｰｽﾄ｣：米国版｢土竜の唄｣か？
映画全体の完成度は低めの印象｡恋愛がらみの部分もきちんと消化できていません｡さらに社会派の側面も､娯楽性に負けて嘘っぽいですし｡
大江戸時夫の東京温度
2014年2月8日

ｻﾞ･ｲｰｽﾄ
左様にややこしいﾃﾛと調査会社､FBIとの情報戦や彼らが仕掛ける悪徳企業へのﾃﾛよりも､ﾃﾞｨｰﾌﾟｴｺﾛｼﾞｽﾄである彼らの集団生活を見ている方が面白い｡ｻﾗが徐々にｽﾄｯｸﾎﾙﾑ症候群ぽくなるのに説得力を持たせる｡
佐藤秀の徒然幻視録
2014年2月6日

｢ｻﾞ･ｲｰｽﾄ ｣
かなり興味深く引き込まれる展開のﾄﾞﾗﾏで見応えあり｡ﾌﾞﾘｯﾄ･ﾏｰﾘﾝｸﾞは美くしい｡本作の役柄も元FBIｴｰｼﾞｪﾝﾄという才女役が似合う｡ｻﾞﾙ･ﾊﾞﾄﾏﾝｸﾞﾘ作品は初めて観たが､とても斬新でｽﾀｲﾘｯｼｭで素晴らしい｡
ﾖｰﾛｯﾊﾟ映画を観よう！
2014年2月3日


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