ラッカは静かに虐殺されている:作品を観た感想(2)

「ラッカは静かに虐殺されている」
本当に観るべき作品だ。ずしりと重く切り取られた現代史。抵抗する術がないと思われた市井の民が、インターネットという文明を味方につけファイティングを行う。作品紹介などのコピーでは「スマホを武器に」と書いてあるが、実は彼らの武器は知性と勇気と応用力なのである。作品は静かに訴える。
ここなつ映画レビュー
2018年9月10日

『ラッカは静かに虐殺されている』を見てきました
ISからの脅迫を知ったドイツ警察に、保護しようと提案されたアジズの、「僕たちの仲間にはすでに命を落とした人も、ラッカに残っている人もいる。僕だけがドイツで保護を受けるなんて・・・」というセリフに、胸をつかれました。僕自身、この映画を見たからといって、何かができるというわけではないのですが、世界で何が起こっているのかを、まず“知る”ということは大事だと思います。多くの人にこの映画を見て、シリアで何が起こったのか、これから何が起きようとしているのかを、知ってほしいと思います。
旅と遺跡とセルベッサ
2018年5月28日

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