ポトフ 美食家と料理人:作品を観た感想(1)

『ポトフ 美食家と料理人』をシネスイッチ銀座1で見て、
★★★複数の人間によって流れるように行われる料理は各人が他人の作業を見ながら指揮者の指示通り不足している分を補って連携していく。オーケストラのような無駄のない佇まい。出来上がる料理に正解として現れる結果としての完璧さ。そして、この幸せな料理のシーン群が案外長い。これが劇中で語られる春と夏にあたる部分だろう。起承転結の「起承」とも言える。その後に来るのは芳醇な「秋」。料理を作るものの関係性が変わる「転」でもある。そして、秋の実りがすべて失われる「冬」が来る。物語はここで味を深める。美食家と料理人の関係性が恋愛のようでいて、「恋愛」よりも「料理作成ユニット」が重視されているのが異色。
ふじき78の死屍累々映画日記・第二章
2024年1月1日

このページは、象のロケットパソコン版の『作品を観た感想トラックバック』のページと連動しています。

1.作品ページ

2.観たい作品リスト
3.追加

4.近日公開
5.公開中
6.DVD新作近日
7.DVD新作(2カ月間)
8.DVD旧作
9.超人気作品
0.トップ
アマゾン最安値購入
キーワード: