哀れなるものたち:作品を観た感想(1)
哀れなるものたち・・・・・評価額1750円
★★★★★ 世界観で特筆すべきはホリー・ワディントンのゴージャスな衣装デザインと、ジェームズ・ブライスとショーナ・ヒースによる凝りに凝ったプロダクションデザインだ。旅に出るまではモノクロ、旅立ってからはカラーで描かれるビジュアルは、例によってゴリゴリにクセが強く、一度見たら忘れられない不思議でゴージャスなイメージを作り上げている。そしてやはりこの作品の白眉は、プロデューサーも兼務するエマ・ストーンだろう。最初は本当に赤ちゃんの様に、やがてちょっと頭のネジの緩い少女の様に、遂には洗練された大人の女性へと変貌して行き、圧巻の存在感であった。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2024年1月26日
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