英国王のスピーチ:作品を観た感想(68)

英国王のスピーチ
抑制の効いた見事なアンサンブル映画だったわ!抑制の効いたとあたしが感じた原因を考えるとさあ、やっぱさーおっそろしく巧いのよコリンがッ!役者達の見事な演技!
映画に耽溺
2014年10月4日

完成! 「英国王のスピーチ」 
今作のクライマックスシーンは十分に満足できる達成感を迎えることができました。見せない演出に、当初は驚き、次に期待を寄せていったのですが、今作を鑑賞し終えた今となっては、残念ながら、この演出効果を全く実感することができなかったのです。ジョージ6世の変遷を見守る映画だと感じていったのです。
ポータブルDVDによる 車内鑑賞...
2012年7月29日

【映画】英国王のスピーチ…前回に引き続きダン・シモンズの話を書いて見た
★★★★ 観賞前に思っていた…程の感動作でも無かったかな…というのが正直な感想。英語が使えて、イギリス文化に親しんだ…いわばイギリス人が楽しむタイプの映画だったのだと思われます。役者の演技を楽しむ作品でもあったのだとも思うのだけども…まぁこちらもピンと来たわけでも無く退屈だったとかでも無く、普通に観賞は出来たんだけどね。
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
2012年6月30日

別館の予備(英国王のスピーチ 感想224作目)
★★★ アカデミー賞を受賞した割に少し微妙だった 実話っぽい割には予想したより盛り上がらず 全体的に映像が暗いのは納得が出来ないよ
スポーツ瓦版
2012年6月7日

言葉という音楽を奏でる映画 『英国王のスピーチ』
★★★ 「優れた演出家は優れた耳を持っている」というのを読んだことがあるのですが、この映画を観てその言葉が思い出されました。総じて品の良い作品だと思います。現英国女王の父君にして前国王ですので、あまり品のないこともできないでしょうが、治療という名のもとに放送禁止用語を連発させたのは面白かったですね。良作だと思います。
映画部族 a tribe called movie
2012年5月25日

英国王のスピーチ〜The King's Speech
丁寧に描かれた人間関係に静かな感動を覚える種の素晴らしい映画でした。確かに地味ではありますが、それが全く面白さを損ねているわけではありませんし。作品全体を包む統一した雰囲気に酔いながら、緊迫する第二次世界大戦下の英国で、国王としての責務を果たす為に尽力するひとりの人間と、彼を支える得難い周囲とが鮮やかに描かれていました。個人的には本当に好みです。。。
【ジャンル別映画・時々深夜アニメ】
2012年1月27日

【英国王のスピーチ】その治療とは、心を育てる治療
気が弱くて癇癪も起こし、生真面目でニコリともしないアルバート王子を演じるコリン・ファースが、素晴らしい。 その努力する姿や、スピーチに立っては上手く言葉が出てこない様子を見ている内に、何だか上手くできない子供を見守る親のように応援したくなってくるのだ。 ラストのスピーチなど、もう「頑張れ!頑張れ!」と思いながら見てしまった。 ラストの演説には目頭を熱くしつつも、その内容を考えると複雑でもある。そんな時代背景も併せて考えながら見ると面白い。 友情と家族愛に溢れた優しい映画だった。
映画@見取り八段
2011年12月7日

「英国王のスピーチ」(THE KING'S SPEECH)
★★★★ 貧民街の一角にある診療所でのライオネルと、ヨーク公との出会い。あくまで対等の立場で接するライオネルと、王室のプライドをもつヨーク公とのそりが合わないのが、見ていて面白い。ヨーク公周辺の環境は尋常でないものがあり、見るものの同情をさそう。吃音症で内気な性格でありながらも、王室の人間であることの自覚、責任感をもった人物として描かれている。ライオネルは指揮者のような身振りで6世のスピーチを指導。演説はファシズムに屈せず、全英国民の士気を鼓舞する内容だ。ラストに演説シーンを設定するのは映画的におさまりがいいと思う。
シネマ・ワンダーランド
2011年10月5日

英国王のスピーチ
実際の話なんだそうですね。軽快な言い合いやユーモラスな場面で、開戦前という時代ながら暗さをなくしているのがいいですね。生真面目で苦悩するヨーク公を演じるコリン・ファースさんに身悶えた。妻エリザベス役にヘレナ・ボナム=カーターさんですが、療法士ライオネルを見つけてきたのは彼女だったんですね。変わった矯正術を使用する彼を最初は胡散臭い目でみていたものの、次第に階級をこえた信頼と友情を得るに至る様はとても素晴らしいものでした。一般人には知られなかったのだろうけれど、もしコレを知ってたら好感度大でしょうね。
いやいやえん
2011年9月11日

【映画】英国王のスピーチ/THE KING'S SPEECH
英国だからこういう話が題材となり映画となるのだ。最後の最大のスピーチには見ているこっちもドキドキするし、ちゃんと細かい所まで気を配ってた。ライオネルという吃音を治す先生が怪しいのだ。でも、変な親父なだけではなかった。この二人、いや、妻エリザベスをも含めたこの三人のやりとりは面白く、しかし感動的でもある。お互いを思いやり、そう、英国王の重圧に苦しむジョージ6世、その重圧を支える妻。二人の力になるライオネル。良いシナリオですねー。演技も良いし地味だけど、感動しジワっと暖めてくれる映画です。
映画が好きなんです!
2011年8月26日

英国王のスピーチ
★★★★ 衣装・建築物・文化、改めてイギリスって深い国だなぁとも思いました。演出も良かったです。一番笑ったのはライオネルが子供たちとやるシェイクスピアの作品の登場人物当てみたいな遊び。ちょっとしたことでいろいろなことが伝わるというのは良い映画だと思います。ヘレナ・ボナム=カーターが良き奥さんを演じていて、コリン・ファースとジェフリー・ラッシュは言わずもがなです。脚本も良かった。最後のスピーチでは涙が出ます。事実を盛り込んだ映画って、微妙な出来上がりになったりするのですが、この映画は本当に良かったです。
映画、言いたい放題!
2011年5月5日

英国王のスピーチ
★★★★ 人にはいろんな出会いがあり、その出会いで人生を左右されることもあるんだな〜って思いました。ライオネルに出会わなければ王様は病を克服できなかっただろうしね。トラウマが原因でうまくいかなくなっていることをつきとめ、レッスンをしていく姿は、面白くもあり、なんともいえない感動になった。そして開戦に向けてのスピーチをする場面は感動しました。トラウマを克服するためには、自分の弱さを認め、そしてすべてをさらけ出す強さを持たなくてはいけない。それを克服したジョージ6世は本当に素晴らしい。妻エリザベス役もすばらしかった。
C'est joli〜ここちいい毎日を〜
2011年5月2日

『英国王のスピーチ』(原題:The King's Speech)
★★★★ 主要人物3人のやさしさ、互いを思う気持ちの繊細さだと感じました。彼らの間のそのやさしさと勇気づける心が、最後の国民へのスピーチにつながっていったのかしら。史実なので派手な展開や激しく心を揺さぶられるという映画ではなく地味な方だといえるでしょうが、そういった人物の間に流れる感情の交流が静かにあふれて伝わってくるさまは見事だったと思います。
arnoldの待ち人手記
2011年4月24日

「英国王のスピーチ」感想
★★★ ライオネス・ローグ演じるジェフリー・ラッシュ。ジョージ6世の吃音症、あるいは時折見せる横暴な振る舞いの正体が、生まれた時から運命づけられた望まぬ地位と、それに相応しい者にと父親や周囲から矯正され続けた内なる自分との苦悩にあると見抜いた彼は、治療と称し、威風堂々とした国王を「演じる」術を授ける。第二次世界大戦直前の緊迫した世界情勢の中、彼に会う前のジョージ6世のままだったとしたら、現代の世界地図も大きく変わっていたに違いあるまい。その意味で彼は、どれほどの戦火を挙げた軍人よりも、イギリスを影から守りぬいた真の英雄であると称したい。
新・狂人ブログ〜暁は燃えているか!?
2011年4月22日

英国王のスピーチ(The King's Speech)
この映画の時代は第二次世界大戦前であるにもかかわらず、王室の扱いが割と開けた感じだった様に感じられます。それに加えて、イギリスの国際化の度合いも日本とは差があるなぁと言う感じです。メインは当然、ジョージ6世の物語です。実際のイギリスの事情に詳しくないので、あまりのめり込む事はできませんでしたが、まあ、歴史の裏側にはいろんな事があるんだなと言う感じです。努力を実らせると言う面でいい映画でしたので、ご覧になってみてください。以上、ご参考。
シネマクマヤコン
2011年4月18日

映画「英国王のスピーチ」
障害を抱えた英国王が誰かの助けを借りてなんとかするという感じの、ベタな話だと思うが、時計を見るのを忘れるぐらい話に入り込むことができた。言語療法士や奥さんや子どもの手助けで何とか国民を魅了するスピーチをするところまでいったわけですよね。実話に基づいた作品みたいですね。その過程が面白くもありながらも、感動的です。役者、脚本ともにいい映画を見たという感じです。私は1000円で見ましたが、1800円は払ってもいい価値のある作品です。
itchy1976の日記
2011年4月15日

英国王のスピーチ
★★★★ 最後のジョージのスピーチはこころ揺さぶられました。第二次世界大戦前夜のスピーチは、そこにいるような臨場感で、吃音というハンデを乗り越え、国王として語られるその一言一言に感激。国王とはそれほどに国民に力と勇気を与える大きな存在なのだと…。ライオネルとの出会い、信頼と友情で結ばれいく絆。妻・エリザベスの献身な愛。ジョージの周りにはいつも彼を愛してくれ支えてくれる人たちがいた。それはきっとジョージ自身が魅力的な人だったから。ストーリーは見る前からわかってたけれど、それでも静かに感動出来るすばらしい映画だったと思う。
voy's room
2011年4月11日

「英国王のスピーチ」 友が聞いている
非常に責任のある立場に立った人が感じるのが孤独です。外野はなんやかんやといろいろなことを言う。そんな環境で自分というのを保つのはどれほどにたいへんなことでしょうか。そんな中、ジョージ6世を支えるのがライオネルであり、妻であるエリザベス。ライオネルは彼に言います。「友が聞いている」と。ジョージ6世は、スピーチを進めていくうちに段々とその言葉が流暢になっていきます。それは次第にその言葉に彼自身の思いが入っていったから。彼は自分自身の言葉で気持ちを語れるようになったのです。
はらやんの映画徒然草
2011年4月6日

英国王のスピーチ
★★★★ 当時はソビエトやナチスなどの脅威から国を守る必要があり、戦争に突入せざるを得なかった。そのため国民の心を一つにする必要性があり、国王のスピーチはかなり重要。本作は吃音症によりスピーチの出来なかったジョージ6世が、ライオネルと一緒に努力と辛抱を重ねながら病気を克服し、見事にスピーチを行えるようになるまでの過程を描いている。そして観客たちは、その治療中にかい間見る、皇族の不自由と孤独感に涙を落さずにいられない。ジョージ6世を演じたコリン・ファースの熱演は素晴らしかった。アカデミー賞は伊達じゃないね。
ケントのたそがれ劇場
2011年4月2日

英国王のスピーチ
これは良い映画でしたね〜。ヨーク公アルバートが、ライオネルの王族であろうとも対等の立場で治療を行う姿勢に、少しづつ相手を信頼していき、そして己の悩みや抱えている心の闇を解放していくことで、自ら変わろうとする姿や、時にはぶつかりながらも身分を越えた友情を育んでいく二人の姿が良かった。コリン・ファースとジェフリー・ラッシュの演技が見応えあって素晴らしい。魔女系の役がはまり役のヘレナ・ボナム=カーターのエリザベスも素晴らしかった。しかし、よくもグレずに育ったものだ。
だらだら無気力ブログ
2011年4月2日

「英国王のスピーチ」
それにしても出演している役者がみんな良かった。アカデミー主演男優賞を受賞したコリン・ファースは言うまでもないが、彼を治療する役のジェフリー・ラッシュが見事だった。映画を説得力あるものに押し上げたのは彼の功績が大だと思う。ヘレナ・ボナム=カーターも久しぶりに演技派の本領発揮。そんな役者たちの演技をトム・フーパー監督が丁寧にまとめ上げた…と褒め続けている内にアカデミー作品賞を受賞するほどの作品に思えてきたぞ。まぁ、きちんとまとまり過ぎてるのが若干物足りなさに繋がってるんだけどね。
古今東西座
2011年3月22日

英国王のスピーチ
★★★ 世界の7つの海を制していたイギリスという国の人間に、南半球の周辺国であるオーストラリアからやってきた者が対峙し、それも一方は国王という正統中の正統であるのに対して、もう一方は無資格者との構図、にもかかわらず治療が行われるわけで、そこには甚だしい地位の逆転があるためそれだけでも面白いのに、さらに吃音治療の光景が何とも言えないおかしさを持っており、ラストのスピーチは尊敬に値する見事な内容でした。
映画的・絵画的・音楽的
2011年3月21日

「英国王のスピーチ」
ジョージ6世は英国では人気のあった国王。ひょんなことから王位を継がねばならない境遇に陥ってしまう、その時のプレッシャーは相当なのものだったに違いない。ましてや人前で話すのが苦手な彼だったのだから。無遠慮な態度を取るライオネルに怒りを覚えるバーディだが、次第に彼のペースに乗せられて行く。ライオネルが見守る前でラジオでの"英国王のスピーチ"はちょっとした感動を呼ぶ。エンドクレジットにジョージとライオネルの親交は互いが亡くなるまで続いたと記されていた。ライオネルの妻ローグ夫人役のジェニファー・イーリーは相変わらず古典が似合う。
ヨーロッパ映画を観よう!
2011年3月16日

「英国王のスピーチ」 主演男優賞はうなずけるが・・・。
★★★★ スピーチが必要な場面でひきつるコリン・ファースの顔、もう見てるこっちも緊張してくるが、やはりなかなか言葉が出てこず散々な結果となる。過大な期待の重圧が彼をさらに追い込む様子も違和感なく感じ取れ、演出も手堅い。どもるのを克服するためのユニークな療法を、 それこそ真剣に行うその必死さが余計と笑えるという人間の残酷な感情をうまく利用して小気味のいい作品に仕上がっている。ラストのスピーチは心の中で「ガンバレ!」ときっと観客の誰もが応援しただろう。たかが言葉、されど言葉。その語られる以上のことを伝える力がある。
soramove
2011年3月16日

英国王のスピーチ
すごく可哀想?な立場の人なんだけど観てるとなんか悲壮感がない。なんとなく「おい、がんばれよ」と言いたくなる、そんな感じだ。ローグが徐々にバーディの「治らないんじゃないか?」という不安を和らげていく…。このシーンはなかなかぐっとさせる見応えのあるシーンでしたね。「戦争」という暗い話題が最後に出てくるんですけど。ジョージ6世となったバーディ、、最後まで暗くなく「ほのぼの」とした作品でした。苦手や苦境を乗り切る、乗り越えることとは、まずその苦境に立ち向かうこと。勇気を持つこと。そういうのを「うまく」表現してると思います。良作でしょう!
SUPER BLOG.JP
2011年3月14日

「英国王のスピーチ」
★★★★★ 少々硬い作品と思われがちだが、なかなかどうして、見事なエンタティンメントの快作に仕上がっている。この映画のストーリー展開には、過去のいろんな典型的、秀作娯楽映画との類似性が至る所に見られる。ジョージ6世を演じたコリン・ファース、ライオネルを演じたジェフリー・ラッシュ、共に見事な名演。ヘレナ・ボナム・カーターも、いつもと違い落ち着いた気品ある演技を見せている。俳優陣がみな素晴らしい。見応えある、そして静かな感動を呼ぶ秀作であるが、そこに娯楽映画の王道パターンが巧みに網羅されているのだから、もうこれは満点。お奨め。
お楽しみはココからだ
2011年3月13日

英国王のスピーチ
★★★ 悪くは無いんだけど、正直、私にはそんなに感動という作品ではなかった。コリン・ファースももちろん良かったのだけれど、ライオネル役のジェフリー・ラッシュも良かったなぁ〜。でもね、ヘレナ・ボナム=カーターがね、イメージがなぁ、なぁ〜んかちょっとエリザベス妃とは違う気がしたんだけど。王室なのに、乳母から虐待みたいなことってあるんだねぇ。チャーチル役してたのがティモシー・スポール。この人の成り切り演技も、いつもながらスゴイ!! まぁ、アカデミー作品なので劇場で押さえておきましょ。
やっぱり最終的には自分じゃないの
2011年3月10日

英国王のスピーチ
尊大にふるまう、激昂する、悲しむ、喜ぶ、はにかむ、感謝する、怯える、全ての感情表現において、ファースの演技はジョージ6世の誠実さを感じさせるもので、ほんとにすばらしい。もひとつすばらしいのが、ジョージ6世の英国人らしい若干皮肉なユーモア感覚。どんなに追い詰められても自分を客観視する姿勢をなくさない王様は、真に信頼するに足る貴人であるよなぁ、と思うのでした。ついに英国はドイツに宣戦布告。演説に到るまでの緊迫感、演説そのものの高揚感、これはほんとにクライマックスと呼ぶにふさわしい名シーンに仕上がっています。
キノ2
2011年3月9日

英国王のスピーチ
第2次大戦直前に兄に代わって国王になったジョージ6世が、子供の頃からのきつおんを克服して国民の前でスピーチをするまでが描かれている。ライオネルとのトレーニングが実に丁寧で共感を呼ぶ。うつ病の自分自身と照らし合わせてみると前に進む勇気をもらえた。その演説の内容は誠実で、民衆の生活を思いやっている。当時のイギリスの庶民と王室の関係は、非常に信頼感がある。世界中の人々がラジオから聞こえてくる声を聞くシーンは、感動で胸が熱くなった。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2011年3月9日

『英国王のスピーチ』('11初鑑賞33・劇場)
★★★★ ほんとに良い作品でありました。主人公ジョージ6世:コリン・ファースに感情移入できました。奥さん:エリザベス1世を演じたヘレナ・ボナム=カーター。コンプレックスのかたまりのような夫を献身的におおらかに支える姿が素敵です。そして、相棒といっても良いスピーチ矯正の専門家ライオネル:ジェフリー・ラッシュ。この人の身分を超えた、対等の人間同士としての付き合い方が素晴らしいと思う。これが平和的なスピーチだったらどれほど素晴らしいことだったろうか。でもこのスピーチで、国民を勇気づけたことは事実なんですよね。
みはいる・BのB
2011年3月7日

英国王のスピーチ (2010)
★★★★ アカデミー賞受賞作品っていう割には、かなり普通の作品です。大したヤマもなければ派手な描写もない。しかし主人公のトラウマや苦悩、それを脇で支える献身的な愛情、友情、それらをユーモアを交えて丁寧に描ききったところに登場人物たちに親近感が湧いて物語にのめり込めるんですな。ペラペラとよく喋るオタクの天才集団よりも、コンプレックスを持ちながらも一語一語確認するかのように喋る国王の方がそりゃ〜親近感は湧くってもんですよ(笑) みなさん、いい味出まくってました。面白い!!
肩ログ
2011年3月7日

☆英国王のスピーチ(2010)☆
★★★★ オーソッドックスなストーリーで、華やかさも少ないのですが、良く練られた脚本とコリン、ジェフリー、ヘレナの素晴らしい演技、観終った後の心地良さといい、アカデミー作品賞にはふさわしい作品だったと思いました。ユーモラスなシーンも多く、ホロリとするところもあり、ジョージ6世が上手くスピーチできなかった冒頭のシーンからラストの第二次世界大戦前夜の国民に向けた渾身のスピーチまで、飽きることなく楽しめました。彼を支えた妻のエリザベスの愛情やライオネルとの身分を超えた友情など、ストーリーも好きでした。
CinemaCollection
2011年3月7日

英国王のスピーチ
★★★★ やっぱさー、おっそろしく巧いのよ、コリンがッ!少しでも演技者のあざとさが、鼻息が出れば国王としての存在感とか品位は成立しなかったんじゃないかって思う。観る側が心の中で肩入れしちゃうキャラと、本当に難しい国王としての「品」とか「威厳」とかそういうものを同時に成立させてるんだもの。コリンのその巧い演技を受けるのがスピーチ矯正家言語聴覚士ライオネル役のジェフリー・ラッシュ。「実力」ある役者の助演というものは…と、見入ってしまった。やっぱり映画は脚本よッ!!ぜひご覧下さい。
LIFE'O' THE PARTY
2011年3月5日

「英国王のスピーチ」
この作品は一種の「バディ・ムービー」と考えていいのではないか。変形版とみてもいいと思う。この種のドラマには二人の人間関係に大きな特徴があって、いってみれば呉越同舟。それだけではなく、一方が優位にありながら、そうでない人物に生殺与奪の権を握られているという関係がある。そのような不安定な関係にありながら、目的を成し遂げることが出来るのは相互の信頼感によるものである。本作においてジョージ6世とライオネル・ローグの間に信頼感はあったのだろうか?私は、そのような感じは受けなかった。
映画と出会う・世界が変わる
2011年3月4日

『英国王のスピーチ』 映画レビュー
*人前で話せない国王というのが、不謹慎ながらも面白くて興味をそそられる。感情移入しやすい人柄で、一時はどうなることかと固唾を呑んでのめり込んでしまいました。是非、多くの人に観てほしい作品です。*主演を務める役者陣らが秀逸。華やかで高貴、そしてクラシカルなムードに、英国王室への興味が湧いてしまいました。最後のスピーチシーンは、観ていて本当にハラハラドキドキします。
さも観たかのような映画レビュー
2011年3月3日

映画『英国王のスピーチ』劇場鑑賞
★★★ 映画なんだから別に「無音」の状態が続いたって良いわけですが、状況が状況なだけにその「無音」の状態が居た堪れなくなる。あれほど会話と会話の「間」に緊張感が漂う作品も珍しいかもしれません。今にして思えば、あの「間」は作品上での絶妙な演出でもありましたね。ジョージ6世とライオネルが語り合うシーンは時に感情的になるので見応えがあって、まるで二人芝居を見ているかのような迫力。最後まで作品の世界観に惹き込まれたのは、主演2人の巧さと脚本の素晴らしさでしょうね。「普通だったけど、また観てもいいかも」って思いましたから。
続・蛇足帖〜blogばん〜
2011年3月3日

『英国王のスピーチ』
もっと重厚な作りの文芸ドラマを想像していたこともあって、いい意味で裏切られた作品だったなーという印象。影がさしてきた時代に、吃音症に苦しんだ国王が素晴らしいスピーチを披露する、それまでの道のりを映画の時間の中で共有されていたことで、淡々とした作品ではあるものの、感動の振り幅は大きかった作品だったなという風に思えたかなと。とにかくスピーチのシーンを観ている時に、胸に込み上げてくるものがあった。それくらい観客を惹き込む力を持ってる作品なんじゃないかなーと思います。
Cinema + Sweets = ∞
2011年3月3日

英国王のスピーチ ある意味(文字通り)王道な映画やな〜
手に汗握ったり、号泣したりというようなことはないのだけど、そこはかとなき感動が随所に散りばめられていて、次第に感動の波が心の中に幾重にも折重ねられたまま、いつの間にか映画が終わっていたという、素晴らしい映画とはこうあるべきなのだ、という意味で映画の王道を行っている。コリン・ファースはじめ主人公3人の演技は素晴らしかったのだけど、そのなかではジョージの妻エリザベスを演じるヘレナ・ボナム=カーターがこの映画の奥行きを深くすることに一番貢献していたと思う。
労組書記長社労士のブログ
2011年3月2日

【映画】英国王のスピーチ
結構淡々としているのかも。でも、吃音障害の辛さは…伝わってきますね〜。主演のコリン・ファースがまた良い味出しているんです。どことなく自信なさげな表情とか、最高です。ジェフリー・ラッシュも、ちょっとひょうきんな感じだけど、しっかりとジョージの話を聞いて、一生懸命力になろうとしています。今回のヘレナは、も〜めっちゃキュート!しっかりと夫を支える妻を演じていました。セットの使い方や、色、音楽など、雰囲気にとてもこだわって、気を使っているんだな〜と分かる作品でした。
☆紅茶屋ロンド☆
2011年3月2日

英国王のスピーチ / The King's Speach
★★★★ 主演男優賞受賞のコリン・ファレルが素晴らしいのはもちろん、スピーチ矯正セラピスト、ジェフリー・ラッシュがまたすばらしい!常に対等な立場で接することを望み、特別扱いはなし。王族にも本音で真摯に向き合う姿勢。二人の間にやがて芽生えてくる特別な絆。ヒトラー率いるナチスドイツとの開戦のまさしく目前、国民に与えられた言葉。これがどれだけの勇気を与えたことだろう。身分の違いを超えた、友情を描いたストーリー。最後のスピーチにはちょっとうるっときてしまった(涙) キャストが素晴らしいからね。
我想一個人映画美的女人blog
2011年3月2日

英国王のスピーチ/THE KING'S SPEECH
吃音で悩んでたジョージ6世の過去や言語療法士との絆、実話だけに重みもあるし感動的な場面もちょくちょくある。自分は泣くまではいかなかったが、周りの女性からはすすり泣きも。自分にはこれぞアカデミー賞作品賞とは言いがたいが、内容的にもアカデミー会員がいかにも好みそうな内容であっただろう。良い映画だとは思うのだけど、完成度が高くて上質すぎて…何も言えない。
ゴリラも寄り道
2011年3月2日

「英国王のスピーチ」 は非常に性質の悪い...
私は、この映画を好きになれない。よく出来ているだけに好きになれない。王位継承時の宣誓がスムーズであったことで終了でも良かったのではないか。そこがクライマックスで終幕でも十分に物語としての構成は良かったはずである。しかし、この映画は、その後の「戦争スピーチ」をクライマックスに持ってきた。相手がヒトラーであるということで見る者の批判ができにくい設定であるが、戦争を始める、多くの国民の生命を奪うかもしれない宣言が感動のクライマックスであるというこの無神経な演出に私は違和感を覚える。
映画と出会う・世界が変わる
2011年3月2日

【英国王のスピーチ】
怒りっぽくてプライド高いわりに、とっても素直に診察受けたり答えたり。親しみ持てて可愛らしささえ感じてしまう。だから、頑張って一生懸命訓練している姿に感動し、そして逃げずに向かうラストシーンのスピーチには涙です。ライオネルとジョージの関係がいいんですよねー。みんなが出て行った部屋に残った二人、目の前に立つライオネルに話しかけるようにマイクを通してスピーチをするジョージ。ユーモラスな部分も沢山あり、そしてラストのスピーチに向けて、淡々と進んでいきながらも惹きつける。アカデミー賞納得の秀作です!!
日々のつぶやき
2011年3月1日

『英国王のスピーチ』 歯を食いしばっているすべて人へ
皮肉なことに、アルバート王子がやりたくもないスピーチのために聴衆の前に立たねばならないのとは裏腹に、ライオネルは舞台に立って観客の前で芝居したいと願いながら一向に夢を果たせない。この二人が、身分や立場の違いを超えて苦手なことに取り組み、一緒になってスピーチを成功させんとする姿に、観客は感動せずにいられない。そして重要なのが、二人を支えるそれぞれの家族である。二人が困難に取り組めるのも、家族の支えがあればこそだ。本作は歯を食いしばって努力しているすべて人へ、慰めと勇気を与えてくれる。
映画のブログ
2011年3月1日

「英国王のスピーチ」は怪演と怪優たちが...
この作品の出演者たちはなかなかすごい。単に演技力があるというだけではなく、そこに怪演という個性が備わった俳優たちである。名優という以上に怪優というべき人々である。そうした俳優たちの中に映画史を体現する女優クレア・ブルームが顔を見せる。こうした俳優たちによって生まれた作品[英国王のスピーチ]は決して変格とか一風変わった作風というものではなく、ある種の格調を感じさせる作品となっている。これがこの作品のすごい点であり、これらの俳優を見事にコントロールしたトム・フーパーの手腕の成果であろう。
映画と出会う・世界が変わる
2011年3月1日

英国王のスピーチ・・・・・評価額1750円
★★★★★ 国家元首であるジョージ六世のライバルは"演説の天才"ヒットラーである。本作の作り手が、あえてクライマックスを戴冠式ではなく、開戦を告げる戦争演説にした理由は、一つには時代性を明確化できる事、もう一つは戦争演説こそが王たる者がその義務と孤独を一番に感じる瞬間だからだろう。英国の王政が、長い歴史の中で国民の一定の支持を得て生き残ってきたのは、戦争の様な国難において先頭に立つ、ノーブル・オブリゲーション(高貴なる義務)を果たすからである。彼の言葉は英国の先陣を切って海を渡り、初めて王としての職責を果たしたのである。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2011年3月1日

☆ 『英国王のスピーチ』
カメレオン俳優ジェフリー・ラッシュとチャレンジの男コリン・ファースの組み合わせの相性が良かったのだろうか。ライオネルの、貧しいながらも満ち足りた人生を過ごしてきた様子が自然に伝わってくる家庭の描写が、格式ばった宮廷内との様子との対比で良いアクセントにもなり、観客にもリラックスする時間を与えていてすばらしかった。クライマックスの息をのむような緊張感と、その後に訪れる感動的なエピソードなど、なんだかんだ言ってもアカデミー賞らしい映画だったような気もしてきた。どちらにしろ、主役の3人以外は遠景へ遠ざかっていた。
映画の感想文日記
2011年3月1日

『英国王のスピーチ』
ドーヴァー海峡のむこうでは、チョビヒゲの男が猛威をふるう。ヒトラーは言わずとしれた演説の天才。その裏庭のロシアでは共産主義国家が成立、世界を転覆せんとたくらむ。総力戦の時代は、ドモリだろうと王様だろうと、犬馬の労をとらされる。ヒトラーほど巧みではないが、アルバートはラジオで国民を鼓舞し、戦乱にまきこまれたイギリスの精神的支柱となった。映画のあとの出来事だが、25歳の娘が「エリザベス二世」として王位をついだ。若い女には重荷だつたはずだが、父の誠実な仕事ぶりから、すでに多くを学んでいたのだろう。
そのスピードで
2011年2月28日

英国王のスピーチ
先のスピーチの失敗を引きずり苦しむアルバート王子と、傍で支えるエリザベスの深い愛情と、力強く忍耐強いローグの姿に共感をもって見守る、約2時間がとっても短く感じられました。吃音症に悩む国王…を、国民に愛される王に育てた一人の友と、その妃の内助の功の物語としても、これは感動的なストーリーとなっていたと思います。イギリスとオーストラリアのベテランを配したキャスティングもどこかみんな実物に似ているところもあり、グッと心を掴まれる演技にとても満足でした〜。
to Heart
2011年2月28日

英国王のスピーチ/The King's Speech(映画)
★★★★★ 是非ともコリン・ファースの演技以外のところも観てみて下さい。助演も演出も素晴らしいところだらけです。とくにこの映画の音響効果や撮影技法は、ストーリー性を強調させたり、ジョージ6世の心的描写を浮きぼらせるに当たって素晴らしい効果を発揮していると思います。そんな撮影技術に拘らずとも素晴らしい映画なんですけど、「総合芸術」としての映画の素晴らしさが詰め込まれている。ただ少し、個人的にはプロパガンダ的な要素が強い映画なのかもしれないと思ってしまう節があったのが残念。Fワードの連発は清々しいイです。
映画を感じて考える
2011年2月28日

英国王のスピーチ
ライオネルがジョージの心をほぐして、真の信頼関係を築いていく様子が、じんわりじんわり来る映画でした。派手な映画ではないと思います。しかしながら、この二人とて、紆余曲折があったうえでの信頼関係でした。療法風景は、4ワードが飛び交うという破天荒さですが、それこそ心の叫びかもしれないですわ。そういったクスッと笑えるシーンが、ちょこちょこっとありました。本番がはじまると、なんだかうるっ〜ときてしまいました。自分らしさや自分に自信を持つことー意外に難しいもの。自分の弱点を知っている人は、そして、強いものです。
晴れたらいいね〜
2011年2月27日

英国王のスピーチ
★★★★ 国王ともあれば国民の前でスピーチする機会が多いわけだし、うまくしゃべれないというコンプレックスはかなり辛いものがあったでしょうね。しかもその原因が幼少時代にあって何とも可哀想な話だった…。ジョージ6世にすごく共感してしまいました。型破りなライオネルの指導にはちょっと笑ってしまうけれど、この人がいなかったらジョージ6世やイギリスも運命も変わってたかも。コリン・ファースが素晴らしかった。言葉を発したくても発せられないもどかしい演技はお見事。とても心温まる作品で最後はちょっと泣けました。
映画鑑賞☆日記・・・
2011年2月27日

『英国王のスピーチ』
ヨーク公と言語障害克服を専門としている豪州人ライオネル・ローグ氏との奇妙な治療法と友情を描いているのですが、この奇妙な治療法が治療法いうよりは凄く人間味溢れた人と人の触れ合いとして描かれているので、英国王というよりは一人の人間ジョージ6世のお話として見れるところが面白いこと。この2人が絶対の信頼という絆で国難に挑む姿も自然と静かに応援したくなるんです。当時の英国民がこのスピーチをきっかけにジョージ6世をヒトラーへの抵抗の象徴としたのも納得。自分に自信を持つことの本当の意味を教えてくれる秀作でした。
こねたみっくす
2011年2月27日

英国王のスピーチ The King's Speech
★★★★ コリン・ファースとジェフリー・ラッシュの演技が素晴らしい!大公を王室の人間とではなく、一般の人間として接することにより、お互いの目線を同じにし、王室の人間にはどうかと思われるような治療法を施す。ジョージ6世もこれに悩み挫折しながら、くらいついてくる。二人の間の友情に胸が熱くなる。話の単純さ、実話であること、しかも現在存命している人がいる物語で感情移入しやすい。何より、役者の演技の素晴らしさ、実話物ではあるが、私はスピーチが終わってからエンドロールの当たりまで、感動でほとんど泣きそうだった。
映画!That' s Entertainment
2011年2月27日

王様もひとりの人間。『英国王のスピーチ』
★★★★ 民衆が求める英国王像になるには一体何が必要なのかを、スピーチ矯正の専門家で王室には何の縁も無い、オーストラリア人のライオネルを通してジョージ6世は見つけてゆきます。彼に必要だったのは立場や身分は関係なく、不安や怒り、悲しみなど自分の感情をさらけ出し、自分の本音を語れる友人だったのかもしれません。恵まれた環境にいるように見えても、実は幼少期からコンプレックスに悩み続けていたジョージ6世。どんなに華やかな世界に身を置いていても、王様もひとりの人間なのだと雲の上の存在でありながらも凄く身近に感じられる作品でした。
水曜日のシネマ日記
2011年2月27日

英国王のスピーチ
これは観れてよかった〜!素晴らしい作品だった。とても整理された、シニカルな風味もある脚本を、味と癖(実力)のある俳優が堅実に演じていているので、皆、本当に魅力ある人物として生き生きと描き出され、静かで、上品で、とても素敵な物語となっている。こういう英国作品が観たかった、という思いが充分に満たされた。それにしても、コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーター、本当に素晴らしい。もう、そうとしか言えないです。あれこれ余分な説明がなくても真意が伝わる脚本が好き。
悠雅的生活
2011年2月27日

『英国王のスピーチ』・・・かくして優しき善良王は誕生した
本来もっと深刻なストーリー展開になりそうなところだが、本作ではユーモアもふんだんに散りばめられているのでさほど悲壮感はなく、むしろ笑顔でバーティを応援したくなるような雰囲気に仕上がっているのがいい。コリンの"しゃべれない"演技も素晴らしく、まるで顔面に脂汗がみるみる滲んでくるのがリアルに見えるかのような迫力があった。型破りのセラピストを演じるジェフリー・ラッシュがまた巧い。国民から「善良王」と親しまれたという彼なのだから、そのあたりのエピソードを国民の視点から描くような場面があってもよかったのでは、とも思った。
SOARのパストラーレ♪
2011年2月27日

英国王のスピーチ
6世が真に国民から愛されたのは映画で描かれている"名演説"というより、数々のハンディを持ちながら、生真面目と愚直さで国王としての務めを不器用ながら勇敢にこなしたことだろう。映画では、あまりに吃音との戦いの描写に集中して、どちらかと言えば王室らしからぬというタブロイド紙的発想の暴露趣味に傾いている。戦時中の英雄的エピソードもなく、マスメディアを通して一般の英国民が6世をどう思い、どう感じていたかという描写もなく、話す側ばかりで聞く側の視点が全くなくて物足りない。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年2月26日

英国王のスピーチ
★★★★★ 史実の映画化。厳格な父親と自由な兄に挟まれ,さらに障害への偏見も抱え,葛藤とともに日々を生きてきたジョージ。スッと相手の懐に入って,その心を解きほぐしてゆくライオネルに出会い,やがて構築される信頼と友情が彼のストレスを軽くする。二人の交流を丁寧に描いてゆくドラマが好印象。悲しみを消化し,言葉に向き合い,大舞台に臨むジョージの姿が凛々しい。劇的なラストの演説に感動した。人との出会いが輝きとなって,かけがえのないものとなってゆく様子を,ユーモアを入れながら奥深いドラマに仕上げた脚本と監督の演出に拍手。秀作。
Akira's VOICE
2011年2月26日

劇場鑑賞「英国王のスピーチ」
絶賛の域かもしれない…。吃音を治すために英国王とセラピストとの友情物語を絶妙な温度差で見せる。ときにはユーモアたっぷりに、ときには激しくぶつかり合いながら、固い友情で結ばれていく姿が胸をうちます。王が汚い言葉を発するシーンが最高に面白かった^^ 妻を演じるヘレナ・ボナム=カーターが、夫のスピーチが終わり、出迎えた時の表情が印象的♪ 結婚を承諾理由は名台詞ですね。最後のスピーチは…ハラハラドキドキしながら、頑張れ!と何度も心の中で叫んでしまった。観終わった後も気持ちの良い余韻を残してくれる、久々の名作。
日々“是”精進!
2011年2月26日

『英国王のスピーチ』お薦め映画
★★★★★ 本作はコンプレックスを抱え、不向きな職業に就かざるを得なかった中年男の物語だ。俳優になれなかったライオネルは、王室のスピーチ専門家に向いていたのだろうか? イギリス国王という職業はジョージに向いていたのか? 手に汗握る一世一代の感動スピーチ、2人の男の成功を祈って見守ろう。
名機ALPS(アルプス)MDプリンタ
2011年2月26日

「英国王のスピーチ/King's speech」思わず拍手喝采
厳格で、いつも兄ばかりを愛していた父親のジェームズ6世に対する恐れと、自らのコンプレックスで吃音の恐怖から逃れられなかったアンドリュー。国王ジェームス6世となった途端、自分の娘たちでさえ「無邪気な娘」から「国王の娘」に変身したことに戸惑う。様々な思いが彼の吃音に影響を及ぼしている。ロイヤルファミリーも辛いんだなぁ〜。予測したストーリー展開、事件も起きなければ、ヒトラーは出るけど魔法もなければアクションも無い。しかしラストの感動はコリン・ファースの演技力のなせる業。清々しい気持ちになれる、落ち着いたいい映画だ。
ノルウェー暮らし・イン・London
2011年2月22日

英国王のスピーチ
★★★★ 英国王と王室の政治的立場や国民との関係性、ジョージ自身の性格や吃音になった原因のトラウマ、兄エドワード8世の「王冠を賭けた恋」のエピソードまでもが描かれた、20世紀初頭の英国王室記のようですらあります。吃音の間も含めた軽妙な会話劇そのものを楽しませつつ、そこから徐々にジョージのパーソナリティーが引き出されてゆく。王の前に立って自分に話しかけるように言うライオネル。その温かい眼差しからは心の底からジョージを信頼していることが覗えます。ライオネルにスピーチをすることは即ち国民に話しかけることと同義なのです。
LOVE Cinemas 調布
2011年2月21日

『英国王のスピーチ』(2010)/イギリス・オーストラリア
★★★ 何かを成し遂げようとする時に、余計な垣根やプライドはいらないし、実はそれを取り除くことが最も難しい。そこを「信頼」で乗り切って行ければ、ということです。ジョージの奥底に眠るトラウマを引きだしたことは、ライオネルにとって信頼に足る人物と認められることになります。人間誰しも何がしかの触れられたくない事情を抱えながら生きるのは当然だけど、そこをさらけ出すことはなかなかない。さらけ出す人も選ばないといけない。そのような人に、ライオネルがなれたのも、ジョージにとっては幸運だったのではないでしょうか。
NiceOne!!
2011年2月20日

映画:英国王のスピーチ The King's Speech 賞取りレース...
重要なポイントは、吃音症をかかえ苦悩するジョージ6世を演ずるコリン・ファースが気に入るかだろう。彼がじっとこの逆境を耐えるその姿は、じわじわと響いてくる。ライオネルもある悩みがあって。その似た者同士が右往左往しながらも、心をひとつにしていく展開も見物。そしてナチス・ドイツへの戦線布告。国民へ団結を呼びかけるため、全軍の長たるジョージがラジオを通じて戦いの正義を呼びかける。これで盛り上がらないわけもない(笑)とはいえ、プロットのユニークさを越えていくような、予想を裏切るような展開が全くない。う〜ん残念。
日々 是 変化ナリ
2011年2月20日

*英国王のスピーチ*
上に立つ人というのは強くて、尊敬される人でなくてはいけません。でもそれと同時にコンプレックスがあり、人の痛みがわかる人という素養も必要なのではないのでしょうか。国王になりたくなかった人=ジョージ6世。ところが!とても真面目で誠実ですから、きちんと義務を果たし、その後始まった第二次世界大戦中のイギリス国民をとても勇気づけ、「善良王」とまで呼ばれるようになりました。その陰には実際のお父さん以上の愛でトラウマを解きほぐしたライオネルと、影で一生懸命支えた奥さんの力があったのでした。
Cartouche
2011年2月20日

英国王のスピーチ
運命を受け入れようと頑張る姿に拍手でした。それにしても、ストーリーに引き込まれました〜。出演者の演技が良いのはもちろんのこと、やっぱり事実の物語だけに心に来るものがありますね。最初は怒りっぽくて話せない王子って…?と思うのですけど、彼の努力と苦労を見ているうちにどんどん応援をしたくなってきます。そして、いよいよスピーチの時には、映画の中の人々と一緒に成功を祈るように見つめていました。こういう歴史を背負って今の王室があるのかと思うのと同時に、今度は[クイーン]を見直してみたくなった1本です。
とりあえず、コメントです
2011年2月16日

Your Highness 「英国王のスピーチ」
賞の呼び声も高い本作。イギリス国王の名スピーチを描いたカタい作品かなと早とちりしていたが、正反対で国王は吃音の悩みをかかえる"スピーチべた"だったのだ。ラジオが発明されて間もない頃、王の役割はスピーチを通じて国民に語りかけることだったから、この悩みは想像以上に大きいはず。誰にでも悩みは…。王の恐れ多さみたいなところに実感がないだけに、このオーストラリア人の傍若無人ぶりが、いまいち伝わりにくい部分もあるかもしれないが評判に違わぬ上出来な作品。
シネマ走り書き
2011年2月14日


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