ピンクの豹:作品を観た感想(1)

ピンクの豹/The Pink Panther
髭を蓄えた人間は全員同じ面に見えちゃうんだものあたし、だから泥棒とそれを追う警部の見分けがついていなかったのよね先ずの導入部っから。しかも警部の奥方ってのがこれ泥棒と繋がってるじゃないのよさ、だからもうほんとに人物相関に関して珍紛漢紛になってしまっておりまして中盤過ぎまで。故に、シチュエーションから生まれる可笑しさがこれ生成されていたとしてしかしそれには気付かず仕舞い。時代性を感じさせるゆったりとしたテンポに集中力を殺がれつつ。受話器と取り違えて酒のボトルを耳に当てる、だとか、捕り物の現場に甲冑姿で赴く、だとか、その辺りの目で見て判る馬鹿馬鹿しいギャグを楽しんだが精々、と。
Death to Mary Pumpkinhead
2013年1月3日

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