どですかでん:作品を観た感想(2)

『どですかでん』 (1970)
過渡期の作品であり、さらに初カラーということで、かつてない迫力の異色作となっている。黒澤監督は本作を、「リラックスして、明るく、軽く、可愛く、撮った」とおっしゃっているが、到底理解できない(笑)。その言葉が似合うのは、武満徹の音楽のみ!今回の氏の音楽は、内容から浮き上がるほどにじんわりハートウォーミングである。オープンセットが組まれたゴミ山の町の様相も、圧巻の迫力!いつもの如く凝りに凝った美術に見惚れてしまう。実力派役者陣のアンサンブルを眺めるだけでも、充分満腹感は得られよう。一人の巨匠が内なる世界を開いた、ドラッキーな奇作をぜひご堪能あれ!
相木悟の映画評
2014年9月4日

どですかでん
「赤ひげ」でヒューマニズムの頂点に達した黒澤は、この映画の中で、ある架空の街で起きる夫婦交換、不倫、性的虐待といったすさまじい世界を、オムニバスであっけらかんと描いていきます。 ずっと白黒画面の世界で築き上げてきた緊張感溢れる自分の世界を壊して、「もう好きにやらせてくれよ」と叫んでいるかのようなカラー画面です。 その自由奔放な色使いはすさまじく、60歳になったベテラン監督にしては唖然とするようなアナーキーな映画作りです。
敬愛する黒澤明よ!
2006年2月26日

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