カポーティ:作品を観た感想(3)
[ カポーティ ]人は僕の外見だけで普通じゃないと決めつける
ホフマンは主演だけでなく本作の製作総指揮に携わるほど、この作品への思い入れは強い。 何といっても、監督のベネット・ミラーと脚本のダン・ファターマンそしてシーモア・ホフマンの3人は友人で、いつか一緒に映画を作りたいという夢を持っていた。 その3人の思いが見事に結実されて、重厚なドラマとして仕上がっている。 カポーティ本人としては「『冷血』よ、売れないでくれ」と心の底から願ったことだろう。 いや、なかったとしても、僕は「あった」と切に願いたい。
アろハ坊主の日がな一日
2007年3月11日
カポーティ
自分の希望とは別の方向に転がった方が話としてはオイシイと考える事がある。 こんな風に考えた事のある人は少なからずいるんじゃないだろうか。 だから、この作品でのカポーティの気持ちは物事の大きさこそ違えど、共感しやすいものだと思う。 ずーっとずーっと静かに進んでいくから犯行(殺人)シーンには衝撃を受けた。
h
2007年1月20日
「力ポーティ」演技とはこういうものだ、職人技を堪能
★★★★ 作家という特殊な作業を必要とする人の創作に取り組む様子も興味深いが、作家自身の子供時代の境遇などが作り出す作品自体に影響を与えて行くことなどもそうだろうなと思いつつも、主演の怪優ホフマンのなりきった演技と共に、この作品を一層楽しめる要素となっている。 主人公のガラスの様な心の動きの描き方も絶妙で、成り行きを見守るような映画だった。
soramove
2006年10月1日
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