マジカル・ガール:作品を観た感想(14)

「マジカル・ガール」
★★★ 主役は誰? ってふうに話は進み、ああ、オープニングシーンの人間関係はそういうこと、と納得。日本語のアニメ曲やキャラクターが出てきて、ほんとにフランスの子ども、日本製アニメに影響されてるんだ? と考えを巡らせる。
或る日の出来事
2017年5月2日

16-069「マジカル・ガール」(スペイン)
★★★ てっきりイメージ的に、ポップなファンタジーだと思っていたのだが、実際は、ブラックなユーモアを盛り込んだ、ノワール・サスペンスという感じである。ちょっとイメージと違ったノワール・サスペンスで、正直ラストに溜飲下げるようなところもなく、何となく後味が微妙にビターな感じで残る作品だった。エンディングでは美輪明宏が作詞作曲したという「黒蜥蜴の唄」のカバーが流されたりして、日本テイストが散りばめられている。「春はSAーRA SA−RA」は懐かしく、こんなところで聴けるとは思わなかったな。
CINECHANが観た映画について
2017年1月19日

マジカル・ガール
説明が本当にとっても難しい映画です。感想を一言で述べると「救いはどこにあるのか」といったところでしょうか。日本の魔法少女アニメをモチーフにしてるんですが、その興味だけで観ると色々とショッキングな事にぶつかります。非常にシビアで現実的な物語だった。序章シーンのあと、三部構成で話は進みます。ちょっと長くなりますよ。
いやいやえん
2017年1月9日

マジカル・ガール
★★★ 後味悪いわぁ〜。タイトルと映画チラシから魔法使いか何かが関わってくるファンタジーな作品なのかなぁなんて思ったら、全然違うテイストのノワールサスペンスでびっくり。全体的に抑揚のあまり無い展開ながらも散りばめられた伏線が終盤に綺麗に回収されるあたりとか、不条理な結末は中々に見応えある内容だった。
だらだら無気力ブログ!
2016年12月25日

『マジカル・ガール』 映画@見取り八段
嫌ぁーな気持ちと疑問をたくさん投げかけて、スパッと切り、えっえっ、どうして?という闇だけを残した作品である。あらすじを読んだ印象とも予告とも違うので、そういう方向に期待しない方がいい。面白かったけれども、多くの人にお薦めはしない。あ、気持ち悪いに違いない…という予感だけは正しかった!ユキコの衣装がコスプレのように、この作品が日本の魔女っ子モチーフだという話もプレイに過ぎないのである。だから、ソコに期待して観たらガッカリするので注意してくださいという事だけは申し上げておきたい。
映画@見取り八段
2016年7月7日

マジカル・ガール
いきなりかかる日本のアイドル曲、監督が日本のアニメ、漫画、映画をこよなく愛したところから自らの脚本になっているようですね。一言で言うとブラックユーモアの範疇に入る作品なのかもしれませんが、なんとも、グロイ話の展開になっていくんですね。どこかで誰かが、素直になっていたら?そう考えてしまう、重い作品で、後味が悪い作品でした。
atts1964
2016年5月10日

マジカル・ガール  監督/カルロス・ベルムト
★★★ 死病を患うアニヲタ娘を喜ばせたい余り、人として踏み込んではいけない領域に入ってしまった親バカの末路を「あ〜あ」と思いつつ観続けた。他人がアカン方へアカン方へ向かうのを観るのってすごく緊張する。出てくる人間がみんな変。みんな思考が停止して、視界が狭窄してしまっている。人が犯罪を犯す時って、こういう心理状態になるのかもしれませんね。
西京極 紫の館
2016年4月27日

「マジカル・ガール」
なんとも言えない味わいの本作は滑稽でいて残酷。そして後味も悪い。ダークな世界のバルバラと、ピンクのコスチュームを着てダンスするアリシア、二人の対比が強烈で可笑くて怖い。全く違うんだけど、どこか?変な?ブラック・ユーモアといった趣向で、アルゼンチン/スペイン合作のオムニバス・ドラマ「人生スイッチ/2014」を思い出してしまった。
ヨーロッパ映画を観よう!
2016年4月17日

マジカル・ガール
★★★★ 不思議な映画でした。「ブラックユーモアに味付けされたサスペンス」とかいっているけれど、ユーモアどころかひたすら鬱展開だと思うが…。バルバラ役のバルバラ・レニーが結構な美人さんでした。観る人を選ぶかも。わたしも観終わった後はポカーン状態に近かったんだけど、あとからじわじわくる感じ。
映画三昧、活字中毒
2016年4月14日

守護天使と炎上少女〜『マジカル・ガール』
ひんやりとした質感の映像と、微妙な「間」とにゾクゾクする。日本のアニメ文化への憧憬を隠そうともしない監督の作風、私は大歓迎です。
真紅のthinkingdays
2016年4月12日

「マジカル・ガール」
★★★★ 映画そのものが、一種の映像マジックでもある。カルロス・ベルムト監督の仕掛けたこのマジックにうまく乗せられたら、この映画を十分に楽しめるだろう。一見難解ではあるが、逆に観客がいろんな解釈をして楽しめる映画でもある。日本人としては、随所に散りばめられた日本カルチャーにちょっとこそばゆくもある。ベルムト監督の日本文化へのこだわりぶりには感服するやら呆れるやら。
お楽しみはココからだ〜映画をもっ...
2016年4月11日

「マジカルガール」
映画というものに、鑑賞後に前向きな未来を感じたり、希望を持って明日からも生きよう!という気力を与えてくれることを求めている人は絶対に観てはいけない作品。しかし、私はこの作品は大好きだ。自分の欲望を分不相応なものと諦め受け入れてしまうことも運命で、逆に分不相応なものを求め続けて結局は破滅するのもまた運命だというなら、それはあまりに悲し過ぎるではないか。
ここなつ映画レビュー
2016年3月30日

「マジカル・ガール」:奇妙な味の純愛映画?
ジャンルが何なのやら、どう展開するのやら、どう着地するのやら、まったく読めません。ラストは不思議な感動を湛えています。劇場デビュー作だというカルロス・ベルムト監督。ユニークな個性です。この名前は覚えておくべきでしょう。
大江戸時夫の東京温度
2016年3月26日

マジカル・ガール〜理系対文系衝突の徒花
理性と情熱の衝突というのはある意味お馴染みのテーマ。「ベニスに死す」も「風立ちぬ(2013)」もそうだった。
佐藤秀の徒然幻視録
2016年3月20日


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