室井慎次 生き続ける者:作品を観た感想(1)

室井慎次 敗れざる者/生き続ける者･････評価額1650円
★★★★ 本作は間違いなく｢踊る大捜査線｣と同じ世界観のｽﾋﾟﾝｵﾌだが､去り行く老兵･室井慎次と彼を継承する人々を描く､燻し銀の人間ﾄﾞﾗﾏ｡まさに世代を超えて｢生き続ける者｣の物語であり､この視点で見ると素晴らしい仕上がり｡年齢的に室井さんに近いこともあってか､私は思いっきり感情移入してしまって､正直終盤は涙が止まらなかったが､この二部作自体が｢踊る大捜査線｣という畑で四半世紀かけて育てられた結果なので､ﾄﾞﾗﾏ版からずっと観続けている観客と､一見さんとではやはりだいぶ感慨に差が生じるのは避けられないと思うし､ｵｰﾙﾄﾞﾌｧﾝでもﾄﾞﾗﾏ版の様な軽妙な風刺劇を期待して来ると､ｺﾚじゃないと感じるだろう｡
ﾉﾗﾈｺの呑んで観るｼﾈﾏ
2024年11月24日

このﾍﾟｰｼﾞは､象のﾛｹｯﾄﾊﾟｿｺﾝ版の『作品を観た感想ﾄﾗｯｸﾊﾞｯｸ』のﾍﾟｰｼﾞと連動しています｡

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