ダウト あるカトリック学校で:作品を観た感想(22)
ダウト〜あるカトリック学校で〜 (2008)
★★★★ いやぁ重厚でしたね。物語はモヤモヤを残したまま終ります。メリル・ストリープははまり役でしたねぇ。黒人生徒の母親役、ヴィオラ・デイヴィスが良い味出てましたね。画的な盛り上がりはほとんどない地味な作品でしたが、両名優の演技にグイグイと引き込まれた作品。面白い!
肩ログ
2013年3月26日
「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」
★★★★ 厳格な校長アロイシスと、彼女に疑われるフリン神父が校長室で、お互いの本性を暴こうとするバトルは本当に素晴らしかった!私が本作を観ていて自然に共感してしまっていたのは、若いシスターを演じたエイミー・アダムス。どちらを信用して良いのか分からなくなってしまっていた彼女同様、私もどちらを信じたら良いのか最後まで分からなかったです…。神父が教会で話す内容も、巧く物語にリンクしているし、この神父の説教も見どころ!それに、やはりメリル・ストリープはこう言う役の方が似合っている気がした。気になった方は是非!おすすめ〜☆
Addict allcinema おすすめ映画レビュー
2011年10月21日
ダウト 疑えば疑うほどに
フリン神父の真実について、自分に都合のよい解釈でシスター・アロイシスは己を納得させていた。そうは云っても赤く腫れた目を見れば、彼女の精神状態が良好ではないことは明らかだ。それでもシスター・アロイシスは努めて自らの正しさを信じなければならない。たとえどんな理由があろうとも、戒律を重んじる彼女は自分の行為を正当化できまい。犯してしまった罪を悔いて、強いはずの女が泣き崩れる。真相は藪の中。しかし、これでよいのだ。本作は"疑惑"そのものを描いている。解決はまた別の物語だ。
MESCALINE DRIVE
2011年9月28日
【ダウト -あるカトリック学校で-】裏付けのない疑惑
フリン神父は言う。疑いを持つ事も絆を作る。その説法を聞くシスター・アロイシアスの中にフリン神父に対する疑惑が生まれてくる。執拗にフリン神父に疑惑を向けるシスター・アロイシスと、最初はやんわりと、やがて激しくシスターに抵抗するフリン神父の対決が見事。クライマックスの対峙シーンは圧巻。シスター・アロイシスは疑惑と厳格の中にいる。フリン神父は寛容と進歩を強調する。疑惑が真実なのか、そして「何が正しいのか」も観る者に委ねる作品。…だから、見終わってとてもモンモンと考えてしまった。シスター・アロイシスの涙は、何を意味するのか…。
映画@見取り八段
2010年1月23日
『ダウト ~あるカトリック学校で~』 (2009)
メリルストリープとフィリップ・シーモア・ホフマン。この二人の役者が発散するイメージが、一筋縄ではいかない演じる役のキャラクターの奥深さに生かされている。事件への関わりや本音を、そのままイメージどおりに連想すればいいのか、或いはもっとシンプルでストレートな人物設定なのかさえ、こちらには図りかねる存在感があり、監督はそれを巧みに利用して、ストーリーを進めていく。小品だけれど、私にとって忘れられない映画であることは確か。映画を観る楽しみを、確認させてくれた、久しぶりの作品でした。
よーじっくのここちいい空間
2009年11月25日
ダウト
メリル・ストリープとシーモア・ホフマンが競演するというので、是非見てみたいと思っていた作品です。期待に違わず、それぞれの俳優が持ち味を遺憾なく発揮して、なかなかの出来映えの作品になっていると思いました。二人の演技力の幅の広さに驚きました。この映画は教会の実態の暴露というよりも、もっと一般的なこと、すなわちキチンとした証拠が何もなくとも強固な信念で他人を裁いてしまうことの問題を取り上げているようにも思われます。
映画的・絵画的・音楽的
2009年11月19日
ダウト 〜あるカトリック学校で〜
★★★ 開放的な教会を目指すフィリップと、厳格な教えを突き進むメリル・ストリープ。全く考え方の違う二人の衝突なんだけど、開放的といいつつ自分も酒や肉や煙草に手をつけまくる側と、規律を守ろうとするがゆえに、それに敵対するモノには嘘や陰湿な手をつかってまで失脚させる側。目指す方向は違えど、人間の弱さみたいなものは全く変わりなしというか、本質的には誰もちっぽけで死ぬまで悩み続けるもんだなってのをいやがおうにも再認識させられるような鋭いテーマを持つ映画だった。
映画を観るなら
2009年10月27日
ダウト あるカトリック学校で
ホフマンさんとメリルの役者バトルが素晴らしい。校長も別に冷酷なだけの人間ではないんですよね…ただ「自分だけ」の秩序を人にも守らせようとしている…どうみても神父を追いつめる恐ろしい妄想人間のようにみえますが。厳しく威圧的に律する先生より明るく冗談も上手い神父のほうが人気なのは当たり前。でも何事にもバランスが必要なんだとは思います。学校には2性質が必要なんだと。フリン神父も完全に正義の人物とは見えない、なにかを隠している態度がありありでね。この怪しくみえる…とこがポイント。
いやいやえん
2009年8月28日
『ダウト -あるカトリック学校で-』
シスター・アロイシアスとフリン神父との間で交わされる心理と言葉でのやりとりに胃をつかまれるような緊張感があって、とってもスリリングな作品にはなっているし、神学校っていうとても宗教的な側面の強い小さなコミュニティが舞台ってことで余計に思うのかもしれないけれど、必要と判断した嘘が本当に正しい選択だったのかどうか、観ていて考えさせられる内容だったなーと。。。
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2009年5月19日
ダウト 〜あるカトリック学校で〜
観客は二つの視点から神父の疑惑を見る。疑って憚らない校長。神父を信じたいシスター・ジェイムズ。見てる者の思いがどちらにも偏らないバランスになってる。神父の行動・発言を含め、どっちとも判断できない。物語はその状態のまま進行していくのだけどだらけることなく緊迫感が保たれ、目が離せない。校長室で神父と校長がやりあうシーン、役者の力を感じた。また、カメラワーク等も凝っていて総合的に高水準。
h
2009年4月6日
ダウト あるカトリック学校で
ひとがひとを裁くには、常に確たる「証拠」が必要です。客観的にそれが事実であると証明されるまでは、神ならぬ人間には、他人を裁くことは許されません。神になりかわろうとしたために、ストリープ自身もまた疑惑を持つことになってしまった。そしてその疑惑は、ほかの何よりも圧倒的な力で彼女を苦しめるのです。「わたしは疑惑を持ってしまった」というストリープの告白は、ゾクゾクするほど秀逸です。
キノ2
2009年3月24日
ダウト あるカトリック学校で
出演俳優が凄いのです。今年のアカデミー賞に、出演欄に記述しているメインの4人全員ノミネートされました。メリル・ストリープ、その実績に違わぬ素晴らしい女優でした。正直ストーリーは少々退屈でしたが、あの言い合いのシーンは物凄い見応えありましたね。初メリルなくせにあまり叫ぶイメージのなかったメリルが怒鳴るのには驚きでした。
メルブロ
2009年3月21日
『ダウト〜あるカトリック学校で〜』 (2008)/アメリカ
★★★ 疑い、疑われてばかりの関係は、お互いの心をいつのまにか疲弊させていく。。映像も抑え気味の色彩で、約半世紀前の雰囲気はたっぷりです。ケネディ暗殺の頃ってまだまだ信じられないほど保守的だったんですね。言いたいことは分かりますし、それに至る心理戦も積み重ねられており、主な登場人物の4名の演技は素晴らしいのですが、展開がやや平面すぎるのではないかという印象を受けました。
NiceOne!!
2009年3月18日
【ダウト -あるカトリック学校で-】
嘘をついているのは誰か?迫真の演技でぶつかり合うベテラン俳優の心理劇でした。自分の見たこと、そこからある疑惑が湧き、耳にした事柄でそれが膨れ上がっていく。ストレートに疑惑をぶつけ、決して屈することなく自分の疑惑を確信に変えていく。迫力ありました〜。さすがメリル・ストリープ!舞台はほぼ学校内、衣装も常に同じまま、映画じゃなくて、舞台を見ているような雰囲気の映画でした。
日々のつぶやき
2009年3月18日
☆ダウト〜あるカトリック学校で〜(2008)☆
★★★★ 派手なアクションやドラマティックな展開などないのにメリルの、ホフマンのそれぞれの役者の演技でグイグイ引こまれて行きました。特に終盤、物証も自供もないのに、確固たる確信から、フリン神父を追い詰めて行く校長室でのシスターアロイシスと神父の口論(舌戦)はすさまじく、ドキドキハラハラ、息をつめて観てしまいました。ラストは、もう終わり?と感じるほど。切ないラストでもありました…。
CinemaCollection
2009年3月14日
「ダウト -あるカトリック学校で-」ストーリーなんてどうでもいい...
★★★★ 主演のメリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマン の演技対決の映画だ。「どうなるんだろう」と思いつつも窓を叩く強い雨や風、不意に壊れる電球など、一見穏やかに見える生活にさざ波のように「人を疑う」気持ちが広がり、それは常に身近で起こる全てが微妙なバランスで成り立ってることをなんとなく教えてくれる。ラストはカメラが遠くから引いた画だけれど、メリルはニヤリとしてるに違いない。
soramove
2009年3月12日
『ダウト 〜あるカトリック学校で〜』
★★★ その女優歴でアカデミー賞15回のノミネートはただ者ではないメリルが、やはりオスカー俳優のフィリップ・シーモア・ホフマンとのまさに魂のぶつかり合いを見せる。静から動へのしかも言葉と言う道具を最大限に駆使し、互いに一歩も譲らず舌戦を繰り返す様は見応えがあった。しかし、黒人の男子生徒ドナルドの母ミラーを演じるヴィオラ・デイヴィスの、静かながら心の叫びが聞こえてきそうな演技には驚いた。
京の昼寝〜♪
2009年3月10日
ダウト〜あるカトリック学校で〜
★★★★ とにかくメインの4人の俳優の演技が素晴らしい。特に校長を演じたメリル・ストリープとフリン神父を演じたフィリップ・シーモア・ホフマンの2人の対決シーンは見もの。セリフの受け渡しの間、表情、その演技の全てに引き込まれます。というか、そんな生易しいものではなく、食い入るようにスクリーンを注視してしまうほどで、その一連のシーンが終わるまで息もつけないぐらい。
LOVE Cinemas 調布
2009年3月10日
ダウト 〜あるカトリック学校で〜/ Doubt
★★★ とにかくキャストがいい!!カトリックの学校が舞台ということもあって地味だし、派手な展開になるわけではないけど、少しコミカルな部分もあったのは意外。ちょっとした、シスター(メリル)とのしぐさや目線、会話に引き込まれてあっという間の105分。「疑惑」によって動かされる心理描写を観察するのが面白い作品。疑惑に支配された人間の心の闇。ラストシーン、メリル演じる校長が印象的だった…。
我想一個人映画美的女人blog
2009年3月9日
ダウト あるカトリック学校で
★★★★ もともとが舞台劇だからか、心理戦が演劇っぽい。 いやはや、登場人物の語る姿を見ているだけで、非常に充実していた上映時間。「疑い」について、真面目に悩む作品だった。果たして真相は???
映画初日鑑賞妻
2009年3月9日
役者やのう 「ダウト」
ホフマンの教会での説教、 あるいは会話には崇高かつ人間的な闊達さがあふれ、 リアリティを感じる。 対するストリープの いびつな支配者ぶりは、 どこか戯画化されている気もするが、 彼女も彼女なりの信念で行動する。 他者に対する疑念の一部でも、 自分自身に向けることができればよかったのかもしれない。 ドラスティックな展開はないが宗教色も濃くなく、 各人の役者ぶりを楽しむにはいい作品だろう。
シネマ走り書き
2009年3月8日
ダウト あるカトリック学校で?
とにかくフリン神父とシスター・アロイシアスとのやり取りが迫力満点で凄く圧倒されました。しかもそのやり取りは完全にその映画の世界へ引き込ませてくれました。そしてその2人の間に立たされてしまう、新人教師のシスター・ジェームズ。彼女の心の揺れや、その姿から信じることとは何なのか?疑うこととは何なのか?考えさせられました。
Diarydiary!
2009年3月7日
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