ウルフマン:作品を観た感想(34)
映画『ウルフマン』狼の姿を借りた人間の業か…快演☆傑作!
観てみると、恐怖もだが、親子、宿命、罪、恋と言った、“普遍的”な素材の中に、想うところ多い作品だった。
yutake☆イヴの《映画☆一期一会》
2020年11月12日
映画『ウルフマン』ベニチオ・デル・トロ主演 1941年『狼男』のリメイク作品
物語の方は、序盤は古典的ゴシックな雰囲気とあいまって、イイ感じで陰鬱なホラー要素をかもし出しています。ジプシーたちのところでウルフマンが現れて、首が飛んでいくは、腕やら足やら捥げるは、腹わた出るはのR15指定ギリギリのグロイ演出も個人的には好きです。1941年と今のウルフマンを比べるのは、それは全くもって意味のないことだと思うので、現時点での狼男というものを、この豪華キャストで観られたってことはとてもありがたいことなのかもしれません。
映画マニアの徹底レビュー
2015年7月15日
ウルフマン/Wolfman
絵面はそこそこ暴力的で残酷だけれども今日的には平均的かと、突出したキャラクターもなけりゃあ展開にも驚きはなく物語としても無難かと。強いて言えばヒロインに扮する「プラダを着た悪魔」のエミリー・ブラントの美貌に惹かれたが精々。特に感想の生まれて来なくって、印象の薄い出来で御座いました、と。情緒を酌む能力に欠くあてくしにゃあやっぱりテンポがすっとろく感じられて以てずっぽりと没入するが至極困難だったのでした、と。
Death to Mary Pumpkinhead
2011年8月8日
『ウルフマン』 映画レビュー
*恐怖をかき立てる重厚な音楽。昔では不可能だったリアルな変身シーン。そして美しくも悲しいストーリー。ただのホラーに終わらない上質のエンタメ映画です。アンソニー・ホプキンスって映っているだけで恐い(笑)*変身シーンの迫力は圧巻!あえてCGではなく特殊メイクをメインにしたことで、クラシック的な魅力が引き出されています。旧作へのリスペクトかな?
さも観たかのような映画レビュー
2011年5月13日
《ウルフマン》
面白かった…のかな? 最後まで飽きずに見れたし、結構展開にはハラハラもさせられたんだけどー。終わってみると、どうもあまり何も残っていないような。そうそう、ウルフマン対決!どっちがどっちか解りませんけどー。服も破れちゃってるし、同じ顔なんだもの。今どっちが飛ばされた?どっちが優勢?サッパリでしたーもっと明らかに違う顔にして欲しいものです。個性的な二人の役者さん。濃かったですー。
日々のつぶやき
2010年12月26日
ウルフマン
青暗い雰囲気が19世紀英国らしくて非常に好み。当たり前ですがお父さんがアンソニー・ホプキンスさんですから、仲良し親子にはなりません。親子と宿命の物語です。狼男という題材はとても好きです、だいたいが愛するものを手にかける哀しい物語になっています。変身シーンはなかなか迫力があるのですが、遠めにみると少々もじゃゴリラっぽくみえるのが難点か。俊敏な動きや残酷描写も多くそこは良い点です。ただ弟の婚約者であるグエンと惹かれあう過程は少々薄く、もう少し関係を深める描写があってもいい気がする。…惨劇は続くということですね。
いやいやえん
2010年11月9日
ウルフマン
ベテラン俳優陣と重厚な映像。CGやメイクもリアル。でも、なんだか重々しすぎて疲れる。デル・トロは最初から物憂げなんだけれども、狼男になってしまう宿命を背負ってからの苦悩がわりとアッサリしています。"悲しみ"とか"葛藤"なんかは、さほど描かれてないので拍子抜けなんですよ。あら、普通にモンスター映画になっちゃうわけ?デル・トロなのに?みたいな。ヒューゴ・ウィーヴィングはなかなか活躍の場はありません。最後はオイシイ所をもっていったね!贅沢すぎるB級ゴシックホラーとしてみると満足できるかも。
映画備忘録 by Movie-Goer.net
2010年11月6日
【映画】ウルフマン
久しぶりにアンソニーに会えました!![羊たちの沈黙]等、ハンニバルシリーズが大好きで、キュートな笑顔にキュンキュン(笑) R15指定。内臓や肉や血が飛び出します。後、全体的に暗くて思い雰囲気だけど、大きな音でビックリさせる系でもあるので、構えて見る事をお勧めします。これ、音楽がダニー・エルフマンだったんです!大好きな作曲家が作ってるなんて嬉しい限りなのに、曲を聴いて気がつけなかった自分が悔しいっす!この雰囲気にマッチした音楽もぜひ作品と一緒に楽しんでもらいたいです。ああ、元作品が激しく観たい!!
☆紅茶屋ロンド☆
2010年10月31日
『ウルフマン(TheWolfman)』
ストーリーが少し単純で、先が読めてしまう。エンディングも予想した通りで、捻りが無いのが寂しい。あと、狼男になった姿だが[スター・ウォーズ]のチューバッカにそっくりで、もう少し見せ方を工夫してほしかった。アンソニー・ホプキンスは良い演技だなぁ。あのどっしりとした演技は、見ていて本当にすばらしい。100分程度の映画で、ストーリーも分かりやすいので、気楽に観てみると良いですよ。
単身赴任サラリーマンのブログ
2010年5月23日
ウルフマン
映画の古典「狼男」をリメイクをリスペクトしつつ、リアルな狼男を見事に現代に蘇らせてくれた、なかなかの見応えのある作品だ。過去では出来なかったリアルな描写(CG)と、古典的な描写が巧く融合している。違和感が全くないし、むしろ素晴らしくも感じた。スプラッター要素もリアルな世界観が出ていて良い。しかし、物語自体には散漫さがあり中途半端な印象もうける。新しい要素をプラスするために、複雑にしてしまったのは勿体無い。父親との確執を重点に置けば、見ている側は"狼男"の苦悩を感じ取れる作品になったかもしれない。重低音の響きが怖いな。
元レンタルビデオ屋店長の映画感想
2010年5月6日
映画「ウルフマン」この特殊メイク大画面で見るともっと凄い!
★★★ ストーリーの驚きよりはやはり変身シーンの凄さには目を奪われる。イギリスの古城がある田園風景もおどろおどろしく、霧のかかったぼんやりとした光景までが不穏なものを隠しているように見えるから不思議だ。エミリー・ブラントの硬質で貴族的な顔立ちもこの映画に合っている。何故、古くから狼男なんてものを作ったのだろう。人間の心の中の普通では考えられない凶悪なことをしてしまう部分を、人間ではない「獣」として捉えたのだろうか。目に見えるメイクの凄さもさることながら人間である悲しさみたいな絶望感さえ伝えている。
soramove
2010年5月5日
ウルフマン
変身シーンなんかもすっごい気合が入っていたし、そこまでみせる!?って言うくらいグロくて残酷なシーンも満載!! けど、チョイス完全にミスったなぁ…とw でも、時代が醸し出す雰囲気が凄く良かったし、ダークな世界観はけっこう好き♪ 全編おどろおどろしくて映像は雰囲気を持った古典ホラーなかんじでした★ 目当てのデル・トロよりも記憶に残ったのが、名優アンソニー・ホプキンス!! やっぱり、素晴らしいです!! でも、全体的に1人1人の心情があまり理解出来なかったかも…。エミリー・ブラントが意外にはまってた気がしました♪
Addict allcinema おすすめ映画レビュー
2010年5月4日
【ウルフマン】スプラッターな映像テンコ盛り
★★★★ 怪しいと解っていても領主の土地には踏み込めない警察。時代を感じますわ〜、、。何たって時代の空気感と映像が圧倒的に好みだった♪ 久し振りにドキドキしたし〜。ストーリーは、まぁ古典にのっとってるんだろうけれども、それもそれで雰囲気があって良かった。ビックリしたのはアバライン警部だよ! この警部が、この後[フロムヘル]の世界へ行って切り裂きジャック事件を解決するのね〜、、。・・うん、、?(汗) クラッシックな映像がお好きな方、クラッシックホラーがお好きな方、スプラッタな映像に耐えられる方にお薦めします。
見取り八段・実0段
2010年5月1日
【ウルフマン】首飛ぶの早っっっっ・・・
とにかく、襲うスピード感がハンパないです! ガガッザザッババッ・・・とスプラッタな映像が続き〜…。ず〜っと眉間にシワ寄せて見続けちゃいました。手にも力入っちゃったし〜…。あ〜、、。面白かった、、、ってダメ? 変身しなくても狼男みたいなベニチオ・デル・トロさんと、ハードな残虐さがパワーアップしたレクター博士の共演が楽しめます^^; 19世紀ヨーロッパの森…雰囲気あります。
映画@見取り八段
2010年5月1日
「ウルフマン」 凶暴なチューバッカ!?
狼男の造形ですが、オリジナルにリスペクトをしているのだと思われますが、様々な映像表現を見慣れてしまったところでいうと、[スター・ウォーズ]のチューバッカが暴れているようにしか見えないのが残念なところ。また良くないと思ったのは、脚本です。物語の背骨となる物語がどうもしっかりと定まっていない気がしました。自分の中の獣性と、人間としての尊厳の間でゆれ動くローレンスの心の中での葛藤を描くという方向性も弱い。観終わった後に残るのは、過度な残酷描写だけというB級のホラー映画のような印象になってしまいました。
はらやんの映画徒然草
2010年5月1日
ウルフマン
非常に心わきたつエンタメホラーであるかと思います。骨格が変形するところから生き生きと描いた凄まじい変身シーンの迫力! 月影に照らされて遠吠えする狼男のシーンの不気味さとある種の美しさ。その狼男に次々と屠られる被害者たちの、妥協を赦さないスプラッター描写。異形のものに「変身」する者の悲しみ…。悲しい生い立ちのローレンス・タルボットが、崩壊した家庭で一種虐待のような扱いの中で成長し、重篤な病気に対してまともな治療を受けさせてもらえず、苦しんでいる姿が、狼に変身する男の瞳の中に透けて見えるような気がした。
キノ2
2010年4月30日
ウルフマン 怪物くんも是非ベニチオ・デル・トロで!
面白かったよ〜。狼男が人を襲うシーンはかなりグロかったけど、疾走感とドキドキ感がよかったし、ストーリー的に端折った感じで言葉足らずな気もしたけど、役者の演技が素晴らしいので人物が丁寧に描かれているから行間は見事に埋まり、観る者の想像力を刺激してくれた。熱くなりすぎずに、奇をてらわずに、淡々と描かれていたので、落ち着いて見れたし。月、キャンドル…光の使い方が秀逸、美しかった〜。19世紀の終わりのイギリスっていろいろと物騒な事があるんだね。このころを舞台にする映画って、基本的に太陽は顔を出さないんだ、やだね〜。
労組書記長社労士のブログ
2010年4月30日
☆「ウルフマン」
★★★ ロンドンでの拷問?精神病院や、公開実験の脱走シーンはなかなか良かった。でも、首都であんなに大々的に変身したら、新聞のトップニュースどころの騒ぎじゃ…。それにしても狼男の殺しの残虐さ、ざっくり引き裂くは、ズバッと首をはねるは…結構グロかったね。なんかやな予感がするのは…あの警視庁のアバライン警部がローレンスにかじられた事。もしかして…。お話が簡単でわかりやすいのは良かったけど、あまり見所が無い・・って言うのかな、もっとサプライズが欲しかった。エミリー・ブラントは、実は時代物衣装が似合う美人でした。
☆☆ひらりん的映画ブログ☆☆
2010年4月30日
ウルフマン
★★★ 満月になると狼人間に変身する、呪いのかかった男をベニチオ・デル・トロ…。波乱を巻き起こす身勝手な父親に名優アンソニー・ホプキンス。まーこの二人濃いわ〜って感じでした。ちょっと目をそむきたくなるような流血シーンとか多かったり、精神的疾患と診断されて治療されたりさあ、人間ってむごいことするな〜。あっでも狼人間のほうが凶暴でしかたがないのかとかさあ、息子が人間の心をもっているからか、とってもかわいそうにになっていくんだよね〜。狼男に哀愁さえも感じる。久々に狼男がGCではなく特殊メイク、、味があるなって思った。
C'est joli〜ここちいい毎日を〜
2010年4月29日
ウルフマン (2010)
★★★ 狼男の口が出っ張ってないのが、どうも気になってね〜。変身するシーンは流石!って感じなんですが、ちょっと違和感があり残念。内容は意外にハードw かなりのスプラッター度で結構見応えありました。ストーリーは王道とでもいいましょうか実は…というちょっとした仕掛けもありますが驚きもなく…。絶対的な強さや凶暴さ、満月の夜、ロンドンの街で遠吠えをする姿はモンスター・ホラーならではの良い描写でした。安心して観れると言えばそうなんですが、せっかく今リメイクするのであれば、もう少し新しい解釈があっても良かったかもしれません。
肩ログ
2010年4月29日
ウルフマン
描かれるのは、人間の理性とは無縁の狼男の所業と、図らずもそんな運命に陥れられた男の苦悩と孤独。特に何度もある虐殺のシーンは、まともには観ていたくないスプラッター。けれど満月の夜が明けると、絶望と返り血に塗れた男が、朝陽に照らされていることで、ふと我に帰り、彼の気持ちに寄り添う。おおよそ予想はつくのだけれど、最後まで観れたのは、強い個性の俳優たちのおかげだろうか。超がつくほどの個性的な顔ぶれがそれぞれの思惑や行動を演じてみせるのだから、それだけで見応え充分。わかっていても、緊張の糸が張り詰めたままだった。
悠雅的生活
2010年4月29日
ウルフマン
後半、ローレンスが病院に入院させられていくところからはとっても面白くてスクリーンにくぎ付けになりました。ラストの親子対決なんてもう最高でした。しかし前半はなんだかちょっと退屈で何度となく眠気に襲われてしまいました。しかし俳優陣の演技は凄くて、ベニチオ・デル・トロが苦悩している姿はグエンでなくても何とかしてあげたいと思いました。父親役のアンソニー・ホプキンス、出てくるだけで存在感ピカイチでした。エミリー・ブラント、とっても素敵な背中を見せてくれて、こういう役も出来るんだなと改めて感心しました。
Diarydiary!
2010年4月27日
ウルフマン
役者が台詞でジプシーってはっきり言うてるなら、字幕もそのままジプシーでええやんって思いました。流浪民と言われたら、受ける印象とかイメージが違ってくるから、忠実に翻訳して欲しいなぁ。ストーリーは古典作のリメイクとあって王道な展開。ローレンスとグエンの関係もイマイチ描写不足な気が。グエンがそこまでしてローレンスを救おうとする動機が分かりづらいです。でもウルフマンへの変身過程シーンは見応えあって必見。ロンドンの町なかで遠吠えするウルフマンのシーンは良かったです。時間も丁度いい長さで満足な一本。ラストも好きですね。
だらだら無気力ブログ
2010年4月26日
ウルフマン
流れる雲から光る満月が顔を出したら体の中から血が沸きあがって体に剛毛が出てくる。全身に痛みが走り、いつのまにか自分が自分でなくなる。映画を見ていたら、おもわず自分が狼男になった気分になってしまった。特殊メイクのリック・ベイカーがすばらしい仕事をしている。CGに頼らない撮影手法が迫力あるアクションを見せる。適度な長さの上映時間と、田舎と大都会ロンドンに二つの土地で繰り広げられるお話がメリハリになって飽きない。切り裂きジャックの捜査にも関わったアラバイン警部が、強くて執念を見せてくれる。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2010年4月26日
ウルフマン
★★★ ベニチオ・デル・トロの狼男は変身前からそれっぽく見えるのでハマリ役。変身シーンとその後を観て、おお〜超人ハルクみたいと思った。19世紀の雰囲気・衣装・月明かりに照らされたゴシックな館・森などなど、とにかく好み。遠吠えや悲鳴が聞こえるとワクワクしてきます。狼男はCGじゃなくて特殊メイクってところが味がありますね。ただ親子関係、宿命と苦悩を描いたというわりに印象は薄いです。村の人たちが次々と襲われる所は半端なく残酷。観てるこっちもちとのけぞりました。アンソニーパパもひどいなー。でも冷たい父親は合ってましたね。
映画鑑賞☆日記・・・
2010年4月25日
ウルフマン
古典的な描き方なのですが、そこがとってもこの作品にマッチしています。オープニングからどっぷりこの世界観に嵌ってしまいました。流石に名優ぞろいなので演技に無駄がなくどんどん引き込まれてしまいます!ウルフマンの獣と化した殺戮には流石にR−15だけあって見応えがあり、ホラーファンに納得のシーンがたくさん。音響もよくて緊張感を生み出しています。「びくっ」っとさせてくれるシーンも満載なのでとっても楽しめました。悲しいダークな世界で、ほのかなラブストーリーを感じ切なくなってしまいます。ラストに用意された粋な落ちがとってもグッド。
ひばなのシネマの天地
2010年4月24日
劇場鑑賞「ウルフマン」
怖かったよ〜(滝汗) この作品"音"でビビらせるよね。とりあえず"大味"なホラー映画かな…。もっと話を掘り下げれば面白くなったような気がする。グロい描写が凄過ぎて…そのようなシーンが多いのなんのって..ホラー映画としては合格なんでしょうけど。ウルフマンへと変貌を遂げていく姿は圧倒!! アクションも凄いので、怖いだけではなくスリルも味わえる。映像はダークで美しく…ストーリーはシンプルながらも、ラスト付近の展開は思わず唸るような♪ ホプキンス、頑張っていました〜。全編おどろおどろしい雰囲気で、物語の進み方は絶妙。
日々“是”精進!
2010年4月24日
ウルフマン
[フランケンシュタイン][ドラキュラ]ともにコッポラ監督に作られていて、どちらもすばらしい作品で、狼男だけのけ者であった。が、ベニチオ・デル・トロという素晴らしい俳優を抜擢したことで、狼男もすっかり恐ろしくて数段格が上がったような気がした。物語自体は昔の映画のリメイクだそうだが、技術の進歩と大物俳優の起用で、見ごたえのあるゴシックホラーに変身した。話自体はそれほどおどろくほど面白みのあるような感じではないが、しっかりと見ごたえのある作品。わからない部分は無いとは言えないが、すごく渋くてかなり気にいった。
ゴリラも寄り道
2010年4月24日
「ウルフマン」は19世紀版アルカーイダ?
★★★ 当時のイギリスはアフガン戦争を終えたばかりで何故か現在と重なる。父親のジョン・タルボット卿もアフガニスタンの山脈に恐らく戦役で行きそこの洞窟の中に隠れていた奇怪な獣に襲われ傷を負っていた。こういう設定だと狼男の元祖=ウサーマ・ビン=ラーディンとなり、その獣に噛まれて派生した狼男は欧米に潜伏したアルカーイダというテロリストのメタファーになってしまう。映画自体はお馴染のパターンなのだけれど、ロンドンでの惨劇は妄想扱いと思想犯扱いの違いはあれど、そのまま現代のテロのようにも見える。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年4月23日
『ウルフマン』
古典作品では技術面で描くことができず、カット割で対応せざるを得なかったリアルタイムに変貌する様。これを安定した調和を持つホラーの世界観の中でVFXでリアルに見せていく面白さ。ロンドンの街中を走る狼男の顔をドアップにしたり、終盤での狼男同士の対決を少し早回しのような演出で見せるところなど、妙に楽しかったりしました。ただこの脚本は目新しさが特にないんですよね。だからこそ逆に目立ってくるのが怪物顔のベネチオ・デル・トロの人間から獣になる達者な演技であったり、怪優アンソニー・ホプキンスとの対峙シーンなんですよね。
めでぃあみっくす
2010年4月23日
ウルフマン
★★★ もっとローレンスの心の葛藤や苦悩の深さがしっかりと表現されていれば、観る側としてはそこに感情移入できるのですが、そのためのエピソードや見せ場に乏しいままにストーリーは進んで行きます。批判的ですが良い点もあります。満月の夜のロンドンを駆け巡り、雄叫びを上げるウルフマン、そしてブラックムーアの城に帰り繰り広げられるウルフマン同士の壮絶なバトル、このあたりは現代に甦った「狼男」だからこそ観られる映像表現。オリジナルにこだわり過ぎたのか…。大胆に脚本の改変があってもよかったように思います。もったいない作品でした。
LOVE Cinemas 調布
2010年4月15日
ウルフマン
やっぱり特殊メイクは見ていて面白いですね〜。特に今作では第一人者リック・ベイカーが手がけているだけあって見応え十分。変身シーンは骨までゴキゴキと変化していって、観ているだけで痛そう。ちょっとレトロな雰囲気の"狼男"が動き始めると、もうめちゃくちゃ怖かったです。やっぱり主演二人の存在感には圧倒されました〜。ベニチオ・デル・トロとアンソニー・ホプキンスが一緒の画面にいるだけで怪しさも怖さも倍増〜。正直ホラーが苦手な私にはきついシーンも多かったですけど、こういう作品が好きな人にはたまらないだろうなあと感じた1本。
とりあえず、コメントです
2010年4月15日
ウルフマン THE WOLFMAN 予想外にgood! 久々に「古典」登場と言い切りたい。
まず感心させられたのは、その「映像」 手を抜いたカットはまるで皆無。「満月」が現れるストーリーに直結した部分(写真)は当然のこと、次々と..。1ショットごとに唸らせるまま時間が経過していく。かつ力を入れすぎた結果、暑苦しい画面になる愚にも陥らない「賢さ」を十分持って。ストーリーは実に正当的ではある。が、スビード感は現代的なレベルを外さないので、安心してみていられた。俳優陣は豪華だし、各々がその役割を十二分にこなしている。またラストに続編の可能性すら臭わせる展開もありつつ終わるところが、あなどれないなと…。
日々 是 変化ナリ
2010年4月14日
『ウルフマン』 (The Wolfman)
★★★ 日本未公開映画「狼男(1941年)」のリメイク版。デル・トロは本作の制作に名を連ねるほどオリジナル映画のファンだそうだ。しかしこの素晴らしいキャスティングでありながらも、グロいシーンはあっても怖さは無いし、ストーリーの中盤辺りで狼男の正体の謎が解かれてしまったために面白味が半減。不気味な森や、古屋敷、ロンドンの暗い町並みなどのセットが芸術並の良さだっただけに残念な出来だった。デル・トロのファンは必見の作品。格好いい彼が堪能できる。
Mooovingな日々
2010年3月23日
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