ロビン・フッド:作品を観た感想(38)
ロビン・フッド (Robin Hood)
★★★★ 史実と活劇の面白さがほど良くブレンドされた本作。伝説が生まれる状況を緻密に描くことで、英雄誕生に説得力を持たせる作りが上手い。ぱっと見こそリアル志向の新機軸で描かれた作品のようにも見えるが、ひょんな事から大事件に巻き込まれた主人公が、出自の秘密にも関わる抜群のカリスマ性を発揮し、巨悪と戦う民衆の英雄になっていく基本構造は完璧に活劇で、その活劇の面白さをしっかりと残した作品に仕上がっている。そう言った意味では、リドリー・スコットの"深そうでいて案外そうでもない"一面が良い方向に働いたのかと。
Subterranean サブタレイニアン
2011年4月20日
ロビン・フッド
ロビンといえば弓の名手であること。本編でも的確に射抜いていました。ケヴィン版の単純な活劇ものではないので、この頃の世界情勢に詳しければもっと楽しめるのだろうけど、それはそれ、ラッセル・クロウが格好良かったので良いのではないでしょうか。彼が弓を構えると絶対当たる気がするもんな〜。面白くないわけじゃないんだけど、いまいち盛り上がりにかけるところがあった。世界観も広がるし、テンポも良いのだけど、[グラディエーター]のコンビのわりには物足りなさが残る。
いやいやえん
2011年1月23日
映画『ロビン・フッド』を観て
スコット監督は時代考証が細かく、映像を観ているだけでも当時の様子が偲ばれる感じで惹きつけられる。冒頭から迫力のあるシーンの連続。スタントを使用しないクロウの乗馬技術も凄いけど、フランス軍との戦闘に加わるケイト・ブランシェットの乗馬姿も流石。実在の人物か架空の人物かは不明だが、英国王室の内部の葛藤やフランス王の野心、重税を取り立てる側近や王に忠実な側近、こうした要素を巧みに取り入れながらも、ロビンの仲間との絆やマリアンとのロマンスなど盛り沢山のストーリー。一本筋が通っている脚本は素晴らしい。
KINTYRE’SDIARY
2011年1月10日
「ロビン・フッド(2010)」 伝説の男ができるまで
さすがリドリー・スコットだけあって、骨太なストーリーで140分という長尺でありながら一気に最後まで見せてくれました。ラッセル・クロウ演じるロビン・フッドも堂々としており、まさに言葉は多くありませんが、静かなるカリスマといった風情がでていました。最後の方の波打ち際でのイギリス軍とフランス軍の激突シーンも迫力があり、見入ってしまいました。本作を観た後に、最近の日本をひっぱっていかなければいけないリーダーたちの「ぶれる姿」「決断しない姿」を見ていると、情けなくなりますね…。
はらやんの映画徒然草
2011年1月3日
ロビン・フッド
★★★ ラッセル・クロウ‥この人さあこの時代のこういった役を演じているのがいきいきとしているよね!建物も英国って感じで、天気もくらくて寒そうな雰囲気がただよい、偏屈ものの集まりのような人たちがわんさかでているけど、みんな味があっていいんだよね〜☆ ケイト・ブランシェットがよかったね〜♪しんが強くて、女性らしくて…本当にかっこよかったな〜。しかしこの時代の君主って本当にどうしようもないというか…こんなんしかいなかったの?って思ってしまう。だからこそロビン・フッドがとってもかっこよくみえるんですかね。
C'est joli〜ここちいい毎日を〜
2011年1月2日
「ロビン・フッド」は、何故、成功したのか?
「ロビン・フッド」という手垢にまみれたヒーローを、またもや映画化するにあたって史実と虚構を巧みに織り交ぜ、画面は徹底的なリアリズム描写で観客をタイムスリップさせたような気持ちにさせる作品に仕立て上げた製作者の発想には驚くばかり。我々がよく知るロビン・フッドになる前の彼に着目した点こそが評価されるべき。当時、あのような上陸用舟艇があったかどうかは判らないが、それすら実際にあったと思わせるような物語全体のリアリズム志向が、この作品の成功の要因であったのではなかろうか。
映画と出会う・世界が変わる
2010年12月31日
ロビン・フッド Marionよ、そこに来たらあかんやろ!
なんとも思慮深く奥行きのある筋肉マンな弓の名手、ロビン・ロングストライド。ラッセル・クロウの演技は「内なる何かに突き動かされて生きている」というもので、やたらかっこいいのだけど。そのせいでお話の展開は間延び気味と感じてしまって、俺は真ん中のあたりがほんとうに面倒くさかった。しかし役者としてはノーマークな、ジョン王とフランス王の姪の演技がいいポイントになってよかった。どうしようもないジョン王がうまく描かれていたし演技も良かった。ところで、マリアンよ、そこにそんなコスプレして唐突に現れたらあかんやろ!
労組書記長社労士のブログ
2010年12月27日
ロビン・フッド みどころはもうひとつ!
この映画は美術も映像も非常に素晴らしいのであるが、素晴らしいのは本編だけではなく、本編ドラマが終わってのエンドクレジットも素晴らしい。アニメなのであるが、これがまた絵のタッチ、色彩、動きと見事なのである。リドリー・スコットとラッセル・クロウのコンビとしては、この作品がベストかもしれない。
映画と出会う・世界が変わる
2010年12月27日
シネトーク45『ロビン・フッド』
★★★ [グラディエーター]ほど作品に入り込めなかった要因はキャラの印象が全体的に薄いんだと思う。悪役も強烈なインパクトがない。ラッセルのロビンはハマリ役だと思うけど、ただ、アクションとドラマのテンポの悪さは気になった。クライマックスのドーバー海峡戦。このスケール感あふれる大戦闘で中盤の退屈なシーンは帳消しにできた。久々に骨太なリドリー映画が観られたという意味では嬉しかった!ま、ロビン・フッド映画としてはもうひとつ。本作の後にコスナー版を観たらもっと面白くなる(はず)。
ブルーレイ&シネマ一直線
2010年12月26日
ロビン・フッド
リドリー・スコット監督作品。今回は、いい意味で軽やかさがプラスされて、戦闘場面も、次第に心惹かれあう大人の男女の心情も、わかりやすい筋書きも、どれも楽しめるものなんじゃないかと思う。伝説は伝説として、重要な要素を外すことなく、ある結果に向かって、娯楽性豊かに主人公を活躍させるお話として、盛りだくさんの内容と、なかなか凄い顔ぶれを、ほとんどウキウキしながら観ていたような気がする。素敵には見えない主人公だけれど、マリアンに向かって告げる愛の言葉に何故か、ドキッ、としてしまったワタクシでした。
悠雅的生活
2010年12月25日
ロビン・フッド
★★★ 悪行の限りを尽くす時の権力者を、森の奥に隠れ住んでいながら仲間とともに懲らしめるヒーローの物語であり、それをラッセル・クロウが演じるものだとばかり思っていました。ですが、実際にこの映画はその前史というべきもので、元々すべては歴史ファンタジーなのですから「なんでD-Dayなの?」などと追求せずに、痛快な冒険物語を楽しむべきでしょう。
映画的・絵画的・音楽的
2010年12月25日
ロビン・フッド(映画2010年) 【印象度:75】
★★★★ 細部までこだわった迫力のある絵の連続で、2時間半という長さは全く感じませんでした。銃がない時代なので、飛び道具としては弓矢が主流。近接戦では剣。騎馬隊もいますが下っ端は歩兵。封建制、荘園制の時代なので王や領主がアホだと農民が飢え苦しめられるなどなど、日本の時代劇との類似性が垣間見られ興味深かったです。なかなかイメージしにくい時代を可視化することは、何にせよ貴重なこと。物語が淡々と進みすぎて、あまり感情移入ができず、心が動かされなかったところは難ですが。
蚊も無視する・・・そんなブログ
2010年12月24日
ロビン・フッド
やっぱり内容も絵もラッセル・クロウもめちゃくちゃかっこよかった。ラッセル・クロウって現代劇?とかではそんなにカッコよく思わないのに、ウエスタンとかスペクタクル映画では何百倍も魅力的になる。日本でいうとこのマゲメンだな。それにしても良い時代だなあと思えたのは、世界史の勉強が映画を観ながら楽しめそうで、正直「十字軍」のあたりは当時よく分からなかったが、この映画で多少の位置づけが理解できた。とにかくわかりやすく最後のアートなアニメ?のエンドロールまでカッコよくて、最初から最後まで震えるほどしびれまくった。
ゴリラも寄り道
2010年12月23日
映画『ロビン・フッド』劇場鑑賞
★★★ ロビン自身の描写は掘り下げられていて魅力的なキャラクターになっていたけど、他のキャラは流れに入り込み易い内容の割には描写が平坦なのが後半にいくにつれ目に付き、終盤は物語をかなり端折っているような感がありました。そのせいか良い映画だったけど、観終わった後に物足りない感じも受けてしまいました。詰らなかったわけではありません。飽きずに観られたし、厳しい規律に守られた人間関係の中で見え隠れする陰謀や策略、忠義に自由といったあの時代ならではの展開は十分に楽しめる内容だったと思います。
続・蛇足帖〜blogばん〜
2010年12月22日
ロビン・フッド
リドリー・スコット、この監督の作品を観るのは楽チン。たぶん、視線の誘導と情報投入のタイミングがパーフェクトなんだと思います。単に描写が巧くて説明が巧み、というだけじゃなくて、キャラクターがみんな魅力的なんですもの、そりゃ楽しいわ☆ ラッセル・クロウいいですねぇ。ブランシェットもまた、かわいらしんだぁ☆ 悪役陣もまた絶妙。クライマックスの総力戦では、先陣をきって突撃しそうなものですが、ロビンは弓の名手、弓隊を指揮して最初は崖上から騎馬隊を援護する、という役割分担の描写なんかにも血が騒ぐのです。
キノ2
2010年12月21日
「ロビン・フッド」を見てきました。
[グラディエーター]のリドリー・スコット監督&ラッセル・クロウが、中世英国の伝説上の義賊ロビン・フッドの闘いを描いた歴史活劇。この時代、エドワード獅子心王が世継ぎなくて亡くなり、弟のジョン王が継ぎます。この王様は、史実としてほんとうにアホで、この映画でもある「憲章・マグナカルタ」を最終的には認めます。息子のヘンリー3世が王権を継ぐので、王家の存続、という一点においてのみ、有用な王であったと言えるかもしれません。
「プレシャス」な女になりたい
2010年12月20日
【映画】ロビン・フッド/ROBIN HOOD
こういう映画にはラッセル・クロウ合うね。アウトローって設定が好きな奴にはたまらん作品。リドリー・スコットもこういう作品なら映画らしい映画を見せてくれるので、本当に映画をしっている良い監督さんだぁと素直に楽しめるスペクタクル巨編。映画として王道。設定や戦いのシーンもガッチリ描いているし、ロビンフッドの熱くなる戦いとその仲間達も素晴らしい。まぁ、ロマンスの要素の部分は息抜きってことで…。たまにはこういう映画を週末の夜に見れるのは幸せです。映画って良いわぁと実感させる映画です。
映画が好きなんです!
2010年12月17日
☆ロビン・フッド(2010)☆
★★★★★ いや〜面白かった!ストーリーは面白いし、音楽も良くて、なんの文句もありません。ラッセルが男臭くてカッコイイ!そして、ケイトが乙女の可憐さと女の強さを魅せてくれて素敵!マーク・ストロングがスマートでギラギラして憎らしさ全開!バカなジョン王(笑)も含めて役者がみんな素晴らしい。全編緊張感に包まれてドキドキハラハラ。そんな中にも、ロビンとマリアンの大人な恋愛がさりげなくいい感じに描かれ、ユーモラスでクスッと笑うシーンもあって、鳥肌が立ったところもあり(笑) 壮大な歴史絵巻で、見応えのある作品でした!
CinemaCollection
2010年12月16日
『ロビン・フッド』 歴史が生み出すヒーロー像の違いとは?
本作はロビン・フッドという伝説のヒーローに託して、人々の自由と権利を語らせる。あたかも、これが史実であるかのように緻密に描く。そのメッセージを強調するために、ロビン・フッドの設定も大きく変わった。彼の存在は伝承に過ぎないから、どのように設定しようと作り手の自由ではある。本作では土地を持たない傭兵。こうすることで、自由と権利の主張を発したのが一般大衆であることを強調した。主人公の地位を下げて一般大衆の代表とする最近の傾向が、本作からもうかがえる。
映画のブログ
2010年12月16日
『ロビン・フッド』は近代的英雄譚だよ。
言わばロビン・フッド英雄譚誕生までのエピソード・ゼロ。本作はヒーローの本質と誕生を「近代化」における「個の意識の発展」をキーワードにして描いている。それ自体は面白いし、けっこうワクワクしながら映画を見ていたが何か足りない。悪役はマーク・ストロング演じるゴドフリー。ここはロビン同様に人を引き付ける強烈な「個」を持ちながら時代にそぐわなかった人物を描いて欲しかった。しかしそれでもリドリー・スコット、北欧の大自然の撮影や、アップとワイドをリズミカルに使い分けた戦争シーンなどビジュアル面でかなり見応えがある。
かろうじてインターネット
2010年12月16日
映画「ロビン・フッド」感想
主人公が「弓の名手」ということもあってか、作中の戦闘では一騎打ちよりも矢戦に重点が置かれており、また要所要所でも弓矢を使った描写が多く盛り込まれています。クライマックスな場面でも矢戦や弓矢が積極的に活用されています。騎士の全軍突撃や一騎打ちの描写もないわけではないのですが、メインとはとても言い難い扱い。矢戦をメインに据えた映画、といっても良いでしょうね。また、リチャード獅子心王の死後、イングランドは弟のジョンが王位に就くのですが、これがまた凄まじいまでの暗君として描かれています。
タナウツネット雑記ブログ
2010年12月14日
ロビン・フット
人々を惹きつけるカリスマ性を持った力強いロビン・フットの姿が生き生きと描かれていました。12世紀末のイングランドを舞台に、ロビン・フットになる前のロビンの活躍を描いた作品。それにしても、お正月にぴったりの大作です。時代物で戦いあり、ロマンスあり、親子の愛ありの物語です。当時のイングランドの生活そのものを映し出しているような風景や海岸での大戦闘も見応えがありました。そして、ロビンはやっぱりヒーローでした^^ やっぱりこの映像はスクリーンで観て良かったなあとお腹いっぱいな気分になった1本です。
とりあえず、コメントです
2010年12月14日
ロビン・フッド
今回の"ロビン・フッド"は騎士なんですよね。人を惹きつける人格者を描きたかったのかなぁ…それでちょっと力強い感じの"ロビン"が生まれたのかと…。運命っていうのではなく、必然で辿っていくストーリーは中々面白いです。それと、、今までの"ロビン・フッド"とちょっと違うのは、シャーウッドの森に隠れ住む以前の話なので、その辺も目新しい感じがしました。"ロビン・フッド"と言えば弓矢!流石に何度か弓矢を射るシーンがあるんですが、ちょっと鳥肌が立ってしまいましたよ〜。年末年始にずっしり見応えのある作品をお探しならこの作品。
ひばなのシネマの天地
2010年12月14日
ロビン・フッド
ロビン・フッド・ビギニングといった感じで如何にして義賊ロビン・フッドが誕生したかという話は史実とフィクションが上手い具合に混ざってて、設定に無理がなくてすんなり観られて面白かった。クライマックスの海岸での戦闘も迫力あったけど、前半の城攻めのシーンに比べたらちょっと物足りない。ジョンはイギリス史上最低の暗君なので、ここでもどうしようもないクズとして描かれてたけど、責任の一端は戦に明け暮れて国庫を空っぽにした兄のリチャード1世にもあるので、ちょっと可哀そうな気もする。
だらだら無気力ブログ
2010年12月13日
*ロビン・フッド*
それにしても素晴らしいのは映像です。緑豊かでイギリスの田園地帯らしいバーミンガム。ドーバー海峡を渡る船に襲いかかる荒波。そして圧巻は最後のイギリスの海岸線に攻めてきたフランス軍との戦いのシーン。高台から一斉に無数の矢が放たれるのですが、それが水中でもがくフランス兵の身体まで射ぬくシーンは大迫力もの。色のトーンが抑えられてるためか、グロさはなく、芸術的でした。もうこれは劇場の大スクリーンならでは!そしてさすがりドリー・スコットですね。
Cartouche
2010年12月13日
映画「ロビン・フッド」 感想と採点 ※ネタバレあります
★★★★ ロビン・フッドと言えば、"シャーウッドの森に住む無法者(アウトロー)集団の首領"のイメージが一般的だと思うし、ケビン版を観たならその印象が強いと思う。しかし、本作はロビン・フッドと言う伝説の男が誕生する前の、イングランド軍の弓矢の名手:ロビン・ロングストライドの戦争での活躍と数奇な運命を描いた歴史スペクタクル作品だ。だから、従来のロビンの固定概念を捨てて、一人の英雄"ロングストライド"の物語を楽しめそうなら、是非おススメしたい一本。
ディレクターの目線blog
2010年12月12日
ロビン・フッド
★★★★ 物語としてはあっさり目な感じ。ロビン・フッドの名前は知ってるけどいまいち詳しくないので歴史背景を知る、見るという点では面白かったです。おびただしい矢が雨のように降ってきてワクワクしてきます。特にクライマックスの海岸の戦いのシーンは見応えありました。夫の戦死を聞かされてすぐ代わりの夫ができてマリアンの心情はいかに…。しかしこの時代の人たちは最愛の人が亡くなっても悲しむヒマもなく"はい、次"と気持ちの整理が早い。ま、ヒーローものは終わりすっきり。どんよりした空と景色、見応えある戦いシーンが観られたので楽しめました。
映画鑑賞☆日記・・・
2010年12月11日
[映画『ロビンフッド』を観た]
本当に面白い作品だったので驚いた。完璧な時代設定の中で、丁寧な撮り方、散文的な語り口で話は着実に盛り上がっていくのだが、それとは別次元で、この作品には現代日本における「同時代性」があった。故にロビンフッドの活躍は、胸をワクワクさせながら共感した。前作ではメタボだったラッセル・クロウのスタイルがややマッチョに戻っていたので安心した^^; 夫を失った夫人マリアン役にケイト・ブランシェット、美しい。内乱に巻き込まれるノッティンガムの辺りから、私は体中に鳥肌を立て続けるほど興奮して見ていました^^v
『甘噛み^^ 天才バカ板!』
2010年12月11日
『ロビン・フッド』
リドリー・スコット監督は、少年の心をわすれない老匠で、中世の攻城戦をことこまかに描写してくれる。本作のロビン・フッドは獅子心王リチャード一世のもと、第三回十字軍にしたがった射手とされる。弓矢という素材によろこんだか、演出も若やいでみえた。英国史上最低の王とされるジョン欠地王を狂言回しに、ドーバー海峡をこえて大風呂敷をひろげる。ヨーロッパ中世は、十字軍の時代でもあるんだよね。耶蘇教徒のみなさんの悪事は今も昔もかわりません。行き場をうしなった男のロマンは、どこに弓を向ければよいのだろう?
そのスピードで
2010年12月11日
ロビン・フッド
★★★★ かなり、面白かったです〜。ロビン・フッドの誕生物語。少し違った角度から作られた本作は新鮮でした。ラッセル・クロウは暴政に立ち向かうリーダー役がホントに似合いますね。ケイト・ブランシェットとも息ピッタリでした。がむしゃらに戦うだけでなく、どこか運命的でロマンチック。観ていて面白みが増しました。勿論、アクションも凄かったです。弓の名手の、ここぞという使い方が効果的。王位が欲しくて仕方ないジョン王の描かれ方も面白かったです。重税を課して民を苦しめる圧政、なんか、共感できる日本人、多いのでは〜?
☆試写会中毒☆
2010年12月11日
ロビン・フッド(2010)
★★★ 伝説と歴史がない混ぜにされているとの批判があるみたいだけれど、これはこれで面白い。歴史的背景はともかく、ロビン・フッドそのものの活躍はやはり弓の名手だったこと。本作ではまるでハンディ・ミサイルみたいに正確にターゲットを追尾し命中させる。マリアンもなかなかの弓の使い手でブランシェットの甲冑姿も見られる。ロビン役のラッセル・クロウは顔が暑苦しいのだけれど、それほど熱くならず、淡々とした演技がむしろ暑苦しさを中和させてくれてちょうどいい感じ。とにもかくにも考えるよりも中世イギリスの映像を楽しむ映画。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年12月10日
『ロビン・フッド』
既視感だらけの時代活劇。これって正直どうなん?という感想しか出てこない映画でした。政治的展開の渦中にロビンを放り込んでいるのは面白いのですが、その大きく広げた風呂敷の畳み方が結構雑すぎ。映画として尻すぼみに見えてしまうんです。クライマックスの一つにまとまったイングランドとフランスとの合戦も既視感だらけで全く熱くなれず。「戦う男の物語」として一貫してくれればよかったものを、なまじ歳不相応な恋愛シーンを入れてしまったせいか、何か最後はこれまでに登場した全員を活躍させましょうみたいなヌルいものを感じてしまいました。
こねたみっくす
2010年12月10日
劇場鑑賞「ロビン・フッド」
この作品は"ロビン・フッド"になるまでの物語。新たな視点で観られるのが興味深い!いきなり血湧き肉躍る展開に、矢って怖いよね…と思いつつ(苦笑) ロビン・フッドも自分の生い立ちを知ったりと、"父"と子の絆に感動。人間ドラマの中で善玉と悪漢がはっきりしているのが良い♪ イングランド軍の騎馬隊が丘から攻め込み…上陸寸前の船上のフランス軍とぶつかり合う!このシーンだけでも一見の価値あり。これぞまさしくエンタメ作品!! ラッセル・クロウ演じるロビン・フッドは弓に剣にと活躍しまくりでした。歴史スペクタクルが好きな人にはオススメです。
日々“是”精進!
2010年12月10日
ロビン・フッド
★★★★ キレのある映像美学に定評ある監督と,男臭い俳優の相乗効果でやっぱり面白かった!オープニングの遠征〜帰還だけでお腹いっぱい。笑いを含んだ少しの中だるみを経て,いざクライマックス。臨場感溢れる戦いサイコー!立ち上がる決意は思い出した過去と,マリアンに恋したから。その背景が弱くてロビン・フッドの造型に深みが無いものの,巧く配分された興奮,鳥肌の映像演出と,細部まで緻密な美術と景色が,そこを補っており,終わってみれば重厚な見応えに満足。歴史大作の「映画」を堪能。今作は弓矢を手に戦う義族になるまでの話。伝説の彼はこの後。
Akira's VOICE
2010年12月10日
【映画】ロビン・フッド(2010)
91年のケビン・コスナー主演[ロビン・フッド]は、もっと分かりやすくエンターテイメントになっていましたが、こちらのロビンは…ちょっと難しいよ〜。映像や、作り、展開など(途中眠く…Zzz)、作りこまれていて手抜きは無い感じでした。音楽も壮大でね〜!大地もとことん果てしない。スケールの大きさは文句なしでしょう。戦いのシーンなど、終盤フランス軍がせめてきて、ロビン率いる弓兵たちが矢を射るところなんて圧巻です! 大人向け映画!軽い気持ちで観に行くな!覚悟を決めていくが良い!
☆紅茶屋ロンド☆
2010年12月2日
Robin Hood / ロビン・フッド
★★★ 12世紀のイギリスを舞台に、勇猛果敢なヒーローの戦いぶり いかにしてシャーウッドの森の英雄となったのか、ロビンフッド誕生までを描く。だからロビンフットやその歴史、背景に興味がないと楽しめない部分も大きいのも当然かも。基本、戦うだけの話。それにラブストーリーが加わると余計にダメなので、、どうでもいい映画でした(笑) キャストからいって、大体の役目も検討がつくところ。もともとに興味がないため、残念ながらそのくらいしか感想なし。やたら長過ぎるのも…あとラストがフツウ過ぎ。って仕方ないのか。
我想一個人映画美的女人blog
2010年10月28日
ロビン・フッド
★★★★ これは面白い!フランス軍との戦いは魂が震える迫力、そこだけで涙目!素晴らしいスペクタクルエンタテインメント。戦いのクライマックス、弓を引くロビンの顔、そして敵を見据える鋭い目。そこには紛れも無く伝説の義賊と呼ばれ、アウトローとされても、今なお人々の間に圧倒的な人気を誇るロビン・フッドがいました。矢を放つまでの数秒間のヒリヒリとした緊張感、これにはひたすら痺れるのみ。何て見せ付けてくれるのかラッセル!そしてリドリー・スコット!手に汗握るとは正にこのこと。劇場で観てこそ真価がわかる映画らしい映画でした。
LOVE Cinemas 調布
2010年9月25日
ロビンフッド Robin Hood 運命的にヒーローになる男の姿。すぐにでも続きが見たい(笑)
ストーリー構成が見事。物語を紡ぐベースとなる「脚本」と「演出」が絶妙に絡み合って、「ロビンフッド」がじわじわじわじわ「リアルな男」になっていく。その展開は「運命的に巻き込まれ」つつ「死んでも譲れない」状況に立ち向かう姿。そういうシチュエーションが燃える燃える(笑) そんな「男の姿」に惚れられるか、られないかで、その人物の「評価」も決まりそうな、そんな映画に久々に出会った。終わって出てくる感想は、「続きがみたい」。そう思わされる。個人的には同じ監督・主演の組み合わせの[グラディエイター]より上。そんな展開&クライマックスだった。
日々 是 変化ナリ
2010年9月13日
1.
作品ページ
2.
観たい作品リスト
3.
追加
4.
近日公開
5.
公開中
6.
DVD新作近日
7.
DVD新作(2カ月間)
8.
DVD旧作
9.
超人気作品
0.
トップ
アマゾン最安値購入
キーワード:
全商品
DVD+Blu-ray
本
洋書
ミュージック
ゲーム