復讐者に憐れみを
陰惨で悲劇的で痛々しい物語が展開され､復讐が復讐を呼ぶ終わりのない連鎖で出口のない復讐劇に心苦しくなる｡抑えた演技がまた作品に緊迫感を与えています｡
いやいやえん
2012年1月18日
｢悲劇｣の直前で立ち止まった物語
彼らは復讐の名の下に粛正されるが､それは復讐という行為に仮託された正義の行使(独善的だが)であったはずなのだ｡となれば､この復讐劇で最後に立ち去る者こそが､真の勝者であり真の正義である､ということになると考えざるをえないのだが､少なくとも筆者には､釈然としないものしか残さなかった｡本作の結末がどのようなものなのかは､各自の目で是非お確かめいただきたい｡
＋ I N T R O ＋
2005年2月14日
このﾍﾟｰｼﾞは､象のﾛｹｯﾄﾊﾟｿｺﾝ版の『作品を観た感想ﾄﾗｯｸﾊﾞｯｸ』のﾍﾟｰｼﾞと連動しています｡