正体:作品を観た感想(1)

正体・・・・・評価額1750円
人間ドラマとしても見応えがあり、ミステリとしてもなかなかに先を読ませず、最後までドキドキさせてもらった。鏑木のキャラクターは最初の工事現場の時はどこから見ても怪しい、ザ・逃亡者の風体だったのが、だんだんと変装も洗練されてゆくあたり芸が細かい。横浜流星は極めて演技力の高い俳優だが、本作のビジュアル変化はメイクや衣装の効果もあり、各パートが本当に別人に見えていたのはお見事。社会派な部分もありつつ、誰もが感情移入しやすく、エンターテイメントとして上々の仕上がり。
ノラネコの呑んで観るシネマ
2024年12月2日

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