第三の男:作品を観た感想(3)

【第三の男】
タイトルは勿論、オーソン・ウェルズ出演で有名だし、テーマ曲も超有名。ですが未見、スクリーンで初めて見れて嬉しかったです!! 事件をの真相を追っていくストーリー、やっぱりこの手のもの好きです。ワクワクしちゃいました。事件全体の雰囲気がとてもホームズのシリーズっぽく感じました。やっぱり古い感じがでしょうか?それでもやっぱり名作!60年の時が過ぎてもやっぱり面白く見れますー。ジョセフ・コットンも素敵!
日々のつぶやき
2010年5月12日

『第三の男』(午前十時の映画祭) | 彼は悪に墜ち、女は彼に墜ちる…。
まさか、ラストで涙するとは思わなかった。石造りの街ウィーンも、戦争の傷跡生々しく一歩路地を曲がると、瓦礫の山だったりする。まるで人々の傷んだ心を象徴しているかのよう。劇中、アメリカ人作家のホリー・マーチンだけがお間抜けで子供っぽく描かれる。クライマックスの地下水道の逃亡劇。ヨーロッパの下水設備計画は実に見事だ…あれこそがハリー・ライムの人生ではないか。ドブネズミよろしく、忙しく元気に駆け回っても、それはしょせん暗闇の世界の中でのこと。むなしい逃走の先に待っているのは破滅のみ…。
23:30の雑記帳
2010年4月28日

午前十時の映画祭 第三の男
この映画のモノクロ画面の素晴らしさに改めて感動する。闇の美しさ、光と影の美しさが見る者を圧倒する。ハリー・ライムが初めて登場するシーンは何度見ても名場面である。オーソン・ウェルズの不敵でニヒルな表情は、この場面にぴったりである。この場面を見てカーツ大佐が初めて登場するシーンを連想した。どちらも行方不明の人物を探しに行く、一種の地獄巡りである。探すのはどちらもアメリカ人。カーツとハリー・ライムの言葉もまた、現代社会、国家へのある種の鋭い批判とも呪詛ともなっている。
映画と出会う・世界が変わる
2010年3月10日

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