掌の小説:作品を観た感想(3)

掌の小説
眠たかった…。セリフも少なく、効果音も少なく、映像も幻想的でストーリーも捉えどころもなく、理解しづらい内容ではありましたが、全体的にフェティシズム感が漂い、なんとも耽美的な感じがする一本でした。ただそんな感じで80分がたんたんと続くので、最後の方はもう眠くて眠くて…。
だらだら無気力ブログ
2010年6月6日

『掌の小説』(2010)/日本
★★★ オムニバスということでどうなるのかと思っていたのですが、4つの作品のポイントや、トーンが統一されているような雰囲気だったのが、観ていて川端康成の世界観を感じさせていただいたような気がして、見ごたえのある作品に仕上がっていたように思います。そして昨年逝去された奥村公延さんの最後の映画出演作品になりました。彼がこの4つのオムニバスの中で、つなぎの役割としても非常に的確だったのも印象的です。文芸系映画好きさんならおすすめ。
NiceOne!!
2010年4月24日

掌の小説
★★★ 全体として"桜"がテーマになって、日本人の心に沁みこんでくる作品。川端康成の短編集が元となっているだけあって、セリフの一つ一つが実に格調高く、伝統的な日本語の持つ美しい響きを堪能できます。思わぬ嬉しさもある4篇のオムニバス映画。地味な作品ですが、日本人なら誰しもこの映像表現はしっくり来るものがあるのではないかと思います。純文学はとっつきにくいと思われるかもしれませんが大丈夫。意外に魅入ってしまうはずです。一昔前の古いタイプのフィルム映像もいかにも昭和な雰囲気を醸し出していてレトロな気分に浸れるでしょう。
LOVE Cinemas 調布
2010年4月23日

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