ミルク:作品を観た感想(30)

ミルク
今でさえ宗教が同性愛を禁じてるのもありマイノリティへの偏見が変わらずあるのだから、当時としてはとんでもないことだったんだろうと想像出来ます。世間の冷ややかな目線の中で、それでも偏見に屈せず政治の世界へと進出したミルクさんの姿は素敵だと思う。主演のショーン・ペンさんの演技力がとにかく素晴らしかった。びっくり。ちゃんとゲイに見えるのですよね。エミール・ハーシュさん、ジェームズ・フランコさんも出てるのでファンの方は嬉しいかも。マイノリティ側の方たちはこの作品を観てどう思っただろうか。
いやいやえん
2011年5月4日

ミルク
幾度かの落選を経てようやく当選。特定のコミュニティから熱烈に支持されるけど、逆に常に命の危険も感じるようになる。ボーイフレンドに自殺され、ますます政治活動にのめり込むミルク。ゲイは病気じゃないし、犯罪者予備軍でもない、と訴え続け、ようやく市民権を得ようとしたそのとき…。なんと激しい人生だ。壮絶に駆け足で走り抜けた人生だったなぁ、このヒト。エンドロールで実在の人物のスナップ写真とその後の人生が流されるんだけど、けっこうジーンとこみ上げてくるモノを感じました。人間、ゲイであれなんであれ、普通なんだなぁってことで。
SUPER BLOG.JP
2010年8月23日

ミルク
ハーヴィー・ミルクという人物を知全く知らなかったが、充分に彼の生き様と、その時代のゲイであることの激しい弾圧の厳しさを痛いほど理解した。ガスヴァンサントの手法がエレファント、ラストデイズのようなクセのある演出ではないので誰でも分かりやすく、彼の人生に観るものは心に沁みる作品ではなかろうか。彼のことをもっと詳しく知りたくなった。ショーンペンの演技は文句無く巧い。
元レンタルビデオ屋店長の映画感想
2010年2月20日

ミルク
★★★★ ジェームズ・フランコとショーン・ペンの濃厚キスシーンはビックリ。でも2人の名演技もあって違和感なく見る事ができた!ジョシュ・ブローリンも出演。カレはかなり重要な役どころですが、すごく良かったです!この映画で描いているのはゲイっていう事だけじゃなく、あらゆるマイノリティに対する差別。そういうところが良かった!! 同性愛者、高齢者、有色人種、そういった偏見を受ける社会的弱者であるマイノリティーの為に立ち上がったハーヴィーが素晴らしい!ラストのハーヴィーのセリフは、本当に響きました!!
Addict allcinema おすすめ映画レビュー
2009年9月8日

ミルク
★★★★ ハーヴェイ・ミルクっていうひとは素晴らしい人ですね。「希望がなければ、人生は生きる価値など無い。だから、希望をあたえなくては」 生きるものすべてが平等でなければいけない自分と同じで震えながら生きていた、マイノリィティーの声に向き合って、戦い…。こんな政治家がいまこの世界でどれだけいるんだろうか。。。だからなおのこと、ハーヴェイ・ミルクが今でも世界でリスペクトされているんだろうね。
C'est joli〜ここちいい毎日を〜
2009年7月7日

ミルク ハーヴェイ・ミルクとダン・ホワイトの物語
ミルクとダン・ホワイトの差は人間的な資質や魅力の差であるが、それで片付けるのはやや短絡ではないかと思う。この二人は共に、それぞれが抱えている問題と課題に押しつぶされようとしているのである。この二人の置かれた状況はこの映画の中だけ考えると非常に特殊な世界のことであるが、実は共に普遍的である。ダン・ホワイトを主人公にしての物語もまた見てみたい。
映画と出会う・世界が変わる
2009年6月25日

ミルク これもまたヒーローの映画である
決して過度にドラマティックになるわけでもなく、またゲイの正当性を声高に主張しているわけでもない、どちらかというと淡々とした演出であることに非常な説得力がある。ミルクが恋人と一緒にサンフランシスコのカストロ通りでカメラ店を開いて、そこかがコミュニティになっていく過程は、我々の日常のコミュニティ作り、運動の立ち上げにも非常に参考になるのではないか。この映画もまたヒーロー映画として見る者に勇気を与えてくれる。
映画と出会う・世界が変わる
2009年6月23日

ミルク を観ました。
★★★★★ ゲイへの理解だけでなく、マイノリティに対する想いはちょっと熱くなりました。その想いが通じ、彼の遺志を継ぐものが多くあり、あのラストシーンへ…目頭が熱くなりました。TIMESが選ぶ20世紀の英雄100人のひとり。なるほど、うなずけますね。この題材に目をつけたガス・ヴァン・サント監督、[マイ・プライベート・アイダホ]以来のOK作品です。もちろんショーン・ペンもね。最近、カッコ良過ぎです…。
My Favorite Things
2009年6月3日

ミルク
★★★★ この物語は当時の映像を交えながら、暗殺されたときのために、自分の思いを録音機に吹き込んだメッセージに沿う形で進行していくため、構成はいたってシンプル。淡々と進行していく印象を持ちました。ショーン・ペンは本当にゲイじゃないかと思うくらいなりきっており、アカデミーの獲得もうなずけるほどの演技。"希望のない人生など、生きる価値がない" とても心にグッと来る言葉。
必見!ミスターシネマの最新映画!
2009年5月28日

ミルク
★★★★★ 感動作品。アカデミー賞納得の演技力。ショーン・ペンが本当のゲイに見えた。ゲイの人々がクローゼットから立ち上がる時代の勢いを感じた。カストロ通りの市長として街の利益のために立ちあがる。これが本来の政治家のあり方だと思う。地域の代表なんだもの。
映画初日鑑賞妻
2009年5月22日

ミルク
最初の出会いから、常にハーヴィーを愛し、支えてきたスコットの存在。明るい空気ではあるが、賢明で堅牢な側近たちの結束。大いなる意思に動かされるように、辿ることになった政治家としての日々。70年代当時のフィルムを織り交ぜ、淡々と、時に熱くミルクの半生が真摯に語られる。描かれるものが事実であるからこそ、悲しみや悔しさをパワーに変えて立ち上がった男の強さと恐れを感じながら、彼の主張に耳を傾け、拍手したくなる自分がいた。
悠雅的生活
2009年5月19日

ミルク
ある政治家の伝記映画って感じ、普通よりはチャーミングで可愛らしいエピソードも織り交ぜた感じ。でも、やはりこの映画の大筋は偏見と差別。アメリカ人は性差別、人種差別、障害者差別、貧民差別と、ありとあらゆる差別を扱った映画を繰り返してその度に感動して泣くばかりで、全然何も治っていない事が一番の驚きだ。セリフの多くに心に響くやわらかな宝物のような言葉が多かったので、この人の伝記をきちんと読んでみたいと思える映画だった。
映画君の毎日
2009年5月18日

ミルク (2008)
★★★★ 良かったですなぁ。ひねりなしの素直な作りの伝記ドラマで、当時の映像や写真を上手く取り入れハーヴィー・ミルクの最後の8年間を違和感なく見せてくれました。全体的に淡々とした印象でしたね。しかしショーン・ペンの演技はさすがとしか言いようがありません。"人としての権利"を勝ち取るラストは素直に感動することができました。アメリカの歴史をまた一つ見ることが出来ました。
カタヤマ 無断でブログ
2009年5月11日

ミルク-☆☆☆☆-
★★★★ ミルクは居場所がほしくて、ポーズではなく、生きるための戦いとして政治に身を投じた。ダン・ホワイトは、そういう切羽詰った感じではなく、単に職業として市の委員になった。かっちりした理由が作中で明示されていないだけに本作では非常に納得できました。ラストのご本人の写真と近況のようなものがあるのですが、それぞれの近況を見るとミルクの遺産をしっかりどっしり受け継いでいて、涙が出てしまいます。
not simple.
2009年5月9日

「ミルク」 これもアメリカのひとつの歴史
★★★★ ショーン・ペンの演技は時に過剰で所々に[アイアム・サム]がダブった。主人公は他人から色々言われながらも自分の道を貫いた。性的なことだけじゃなく、生き方と置き換えたらそう簡単にはいかないと言い訳しながら、ほとんどの人は現状維持をよしとする。1人の男の生涯を描きながら当時の風潮などを盛り込んだ作品。興味深いところもあったが、演技が過剰でそのあたりがノレ無かったひとつの理由のようだ。
soramove
2009年5月7日

ミルクとハーヴェイ・ミルク
ミルク氏は、政治手腕に長けた政治的カリスマでしたが、それ以前に人間的に拒みようもないほどに魅力的なひとだったのだと、それに気づかせてくれたのは、08年版映画のショーン・ペンの演技ではなく、84年版ドキュメンタリー・フィルムの中のミルク氏自身の映像や音声でした。08年版も84年版も、最も主張したいことは、「だれかひとりが差別されるのを許したら、いずれあなた自身も差別されることになるだろう」ということです。
キノ2
2009年5月6日

『ミルク』を観たぞ〜!
ショーン・ペンに2度目のオスカーをもたらした作品だけあり、彼の演技からはハーヴィー・ミルクの優しさと信念が伝わってくるようでありました。名優だけに、なんとなく近づき難いイメージがする彼ですが、映画の中では人懐っこそうな笑顔に、優しく温かい人柄が全面に押し出され、それが映画全体を優しく温かく覆っているようで、平和と平等な世界への希望が溢れているようでした。ラストの写真とその後を観て、俳優陣がいかに人物像をしっかり捉えていたのかが分かります。
おきらく楽天 映画生活
2009年5月2日

ミルク
★★★★★ ショーン・ペンの演技に感動しました。素晴らしい。ミルクがカストロ通りの市長と呼ばれるほど人気が高かった様子がよくわかります。カリスマタイプだったのですね。同性愛について、当時職を失う程の偏見があったなんて、知りませんでした。
玄米遊女夢映画
2009年5月2日

*ミルク*
ドキュメンタリータッチの部分もありますし、主題は政治的なことですから、ともすれば暗く、むずかしい映画となりがちです。でもそういう部分も持ちつつも、エンタメ性もあって、70年代のみんなのファッションや音楽なども楽しめます。何よりもミルクとその仲間たちがよりよい未来へ向かって行動していく姿が素敵。見終わったあと、ポジティブな気持にもなれました。
Cartouche
2009年4月30日

[映画]ミルク〜アイデンティティとしてのカテゴライズの問題
記録映像よりショーン・ペンとその周りだけが本物に見えて、ゲイが迫害されてたあたりの描写も説得力がなく、男をとっかえひっかえ人生を謳歌するポジティブゲイ賛歌のような印象だけが残った。映画の内容を社会論として見ると、弱者として社会からなにかを勝ち取るには、自分が何者であるかということを肯定的に自覚する必要がある。わざわざリスクを背負って「カミングアウト」したがるのか、その謎に納得がいった。
NOW HERE
2009年4月28日

ミルク
★★★ 私がアメリカ人であったら絶賛しただろうなと、作品の作りを見てそんな感じがしました。作品で初めてミルクを知った私からすると、実在であろうが架空であろうが同じ…。時折当時の映像を織り交ぜて見せることで、フィクションなんだと認識し続けられた感じ。更にゲイだけではなく全てのマイノリティの社会的な地位向上のために尽力した人物とのことですが、映像からはゲイ以外を取り上げたとは感じませんでした。
LOVE Cinemas 調布
2009年4月24日

ミルク
★★★ 余り面白い作品ではなかった。だが確かに、ショーン・ペンの演技だけは、抜群に光り輝きまくる。アカデミー主演男優賞に嘘はなかった。あのしなやかな身のこなしや、イヤミのない流し目など、全く不自然なところがない。彼を知らない人なら、まさに本物のゲイと錯覚してしまう。日本ではアメリカのようなゲイ人口が存在しないため、余りピンとこない。アメリカでは、ゲイ差別と人種差別が同一視されるほど深刻な問題のよう。
ケントのたそがれ劇場
2009年4月22日

【MILK ミルク】
ハーヴィー・ミルク…この映画を見るまで全然知りませんでした。スコット素敵でした♪仕事でサポートして、恋人として気遣ったり、嫉妬したり。二人で家で過ごしている時の空気はとっても自然でよかった。ミルクの一生懸命さは伝わったんだけど、政策に対しての取り組み方や考え方は何かちょっと素人っぽかったような感じでした。ゾクゾクと鳥肌が、、とてもいい素敵なラストでした♪ ショーン・ペンはオスカー納得の熱演!
日々のつぶやき
2009年4月22日

Milk
暗殺を予感してその思いをテープに吹き込んだものを再現するかたちで、当時のニュース映像などとフィクションをミックスして映像化したのは、ガス・バン・サント監督。ミルクのことはほとんど知らなかったのですが政治、民主主義、変革についていろいろと考えさせられる作品でした。
D2 BLOG
2009年4月19日

「ミルク」みた。
"希望"を見出し掴み取るという部分ではサクセスストーリーだが「英雄伝」などではない。ゲイの権利獲得や保護は「世間的な環境作り」の一環として非常に大切活動であるけれど、それによって偏見や差別がなくなるものでもなく、当事者や関係者たちは、別次元にて根深く、命懸けな問題を抱えて闘っているのだという事実についてが同時に語られていた。改めて考えさせられる一作。俳優陣の名演技も含め、とても素晴らしかった。
たいむのひとりごと
2009年4月19日

ミルク     試写会にて鑑賞
主演のショーン・ペンは、ミルクになりきっている。いつもは怖いような嫌味顔な彼が、目尻が下がり、身体もしなやかで笑う口元・指の動きも全て計算されている。しかし、ミルク38歳という設定には、少々無理な部分を感じてしまった。ただ、彼は希望の光だった事と、立ち上がる勇気、差別に対して真正面から戦った行動は、ずっと語られていくべきだと思った。多くの栄冠に輝いた感動の傑作ドキュメンタリー作品
レンタルだけど映画好き
2009年4月13日

Milk / ミルク
★★★★ オスカーを獲った彼の演技はさすがで、すべての筋肉を使って初めて選挙で選ばれたゲイの政治家を表現していた気がします。しかしそれよりもGus Van Sant監督はいつもの思い切った配役と落ち着いた映像でこちらを興奮させてくれます。主人公の同性愛の側面も恐れず表現した事は大変評価すべき映画だと思います。また当時のカルチャーや画像なども欲張らずに活用され違和感がありません。
Akasaka high&low
2009年4月12日

『ミルク』
この作品でのショーン・ペンの演技はその存在感も含めて、めちゃくちゃ良かったように思うかな。ただ、個人的にはこのハーヴィー・ミルクという人にはあまり共感が出来ないなーというのも観て感じてしまって、その分感動が薄まったかなという感じ。あまり感動するシーンが少なかったんだけれど、それでもラストシーンのあの光景にはグッとくるものがありました。そのシーンはぜひ映画で観てみてくださいw。
cinema!cinema!ミーハー映画・DVD
2009年3月31日

『ミルク』 (2008)/アメリカ
★★★★★ カムアウトするということは勇気がいる。想いを誰かと共有したい、そういう信念に突き動かされるからなのかなと。彼を取り巻く人たちがみんな素敵なんです。彼らのサポートがあったかい。これらキャストは実際の人物に似せている。そっくりでなくとも雰囲気が似ている。そういう細かい点で、この映画への敬愛を表しているところが大好き。何かを変えたかったらまず相手を理解しないといけないということ。
NiceOne!!
2009年3月27日

ミルク / MILK
★★★ ちょっとお堅い話なのかなって思ってたけどなんのなんの、飽きずに惹き込まれてしまった♪ ゲイのお話としてみるのとはまた違うんだけど、人は皆平等です!同性愛者、有色人種、etc...どんな人だって、同じ権利があるべきだと思う。それを公の場で宣言した男が最初に残した功績は大きく、今、わたしがそんな人物の存在を映画を通して知ったということもなかなか価値のあることだと思えた★
我想一個人映画美的女人blog
2009年3月25日


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