禁じられた遊び:作品を観た感想(2)

映画評「禁じられた遊び」
★★★★★ 4回目か5回目かになる鑑賞で、少なくとも始まりと終わりはよく憶えているから、最初から目頭を熱くしながら観ることになった。映画の良し悪しは涙の量に比例するわけではないし、この映画自体も涙を流させるのを目的として作られているわけではないが、生と死と子供達の無垢な愛情をめぐり、かつそれらが相互に関連し合っていく叙情詩的な内容を見て涙を流さずにいるセンスは僕にはない。
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
2019年6月5日

午前十時の映画祭 「禁じられた遊び」
少女と少年との二人だけの十字架集めという遊び。…本作は、観客は少女を中心に見るのであるが、少年の立場からもまた、言いようのない悲劇なのである。ある日突然に彼の前に現れて、心が通い合った少女の存在は非常に大きかったのではないか。パリから来た少女は、少年にとっては新しい世界へと導く存在ではなかったのか。その彼女が理不尽にも奪われていく。十字架を川に捨てるシーンにはその悲しみが強く描かれている。この別れは死別ではないが、あまりにも残酷だ。
映画と出会う・世界が変わる
2011年3月7日

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