義兄弟 SECRET REUNION:作品を観た感想(7)

義兄弟 〜SECRETREUNION〜
★★★ 大物工作員"影"を取り逃して6年後…どんな重々しい展開が待ってるのかと思いきや、ちょっとコミカルな流れに。どちらも相手の素性を知ってるのにあえて隠しながらのお仕事と同棲生活にはハラハラというよりクスクス。カン・ドンウォンの北と南の間で苦しむ切ない演技が良かったし、ソン・ガンホの相変わらず笑わせる所は笑わせてもらい、締める所は締めるという演技はさすが。内容的にはいろんな要素がてんこ盛りで収拾がつかなくなりそうなんですが、これがまたうま〜くまとめてあるのにはビックリ。多少のツッコミどころはあるけれど後味の良い作品で良かったです。
新・映画鑑賞☆日記・・・
2011年6月23日

義兄弟 SECRET REUNION
すげー面白かった。始まって早々、市民を巻き込んだ銃撃戦からカーアクションと一気に話に引き込まれ、途中のコミカルなシーンでクスっとさせられたかと思ったら、終盤に急にシリアスな展開になって最後まで飽きることなく楽しめた。それぞれが相手の正体を知りつつ、一緒の仕事をしながら相手を監視しつつも徐々に友情に近い感情を持ち始め、最後にそれぞれが相手を守ろうと行動するあたりはなかなかにイイ。韓国映画にはつい観ず嫌いでスルーしがちなんですが、観てみると面白い作品が多いことに気付くこの頃。
だらだら無気力ブログ
2011年3月20日

『義兄弟 SECRET REUNION』 題材は山ほどある?
この映画の面白さには驚くばかりである。アクション、コメディ、サスペンス、そして社会派ドラマとしての要素が存分に盛り込まれ、どれもこれもが楽しませてくれる。サスペンスと微笑ましさを同時に盛り上げるなんて、通常はあり得ないのだが、それを成し遂げてしまうのが本作の凄さである。そこには脚本の妙と、監督の腕と、ソン・ガンホとカン・ドンウォンという俳優の類まれなる演技がある。本作を、後味の良いものにしている理由の一つは、北朝鮮を決して悪く描いてはいないことだ。あくまでエンターテインメントとしてのカタルシスを重視する。
映画のブログ
2010年11月13日

義兄弟〜SECRET REUNION
いやぁ〜大正解。最近この映画が一番のヒットかな。カーチェイスも迫力あったし、笑いも混じりぃの感動してホロホロリ…。話の軸もしっかりしてるし二人の縮まりそうで縮まらない距離感がいい。北には北の悲しみが映し出され、南は南の大変さがあり、北の核実験があちらではとんでもなく大きな問題であったとわかり、同一民族なのにある日線を引かれ離れ離れになった同胞の、憎みたいけど憎み切れない人間らしさが大きく描かれ、切ない気持ちでいっぱいになった。最後はどうなったんだろうと思いながら笑って泣けて、芯からホッコリした気持ちで映画館を後にできた。
ゴリラも寄り道
2010年11月9日

映画「義兄弟 SECRET REUNION」祖国を持った男達の物語
★★★★ 一緒に同じ部屋で暮らし働くうちにお互いの心が通い合う。車の中で工作員だった男が心の底から笑うシーンにはジーンときた。本作は軟鋼のバランスをうまく配した韓国映画らしいテーマの映画となった。どんな状況だろうと国と切っても切れない契りを結ぶような宿命を負っているのが幸せなのか、それは「もし」の世界でしかないからどう考えても結論は出ない。などと堅く考えても仕方ないのでこのドロ臭くも結構良く出来た映画を楽しみたい。こういう映画がたまにやってくるから韓国映画が気になるのだ。
soramove
2010年11月7日

義兄弟 SECRET REUNION
★★★ 本当に孤独な暗殺者は"影"だけ。"影"には政治の度重なる変動はきつ過ぎて「俺の人生何だったのか」と思っても不思議ではない。金正日への忠誠も、もはや忠誠のための忠誠という立場に追い込まれている。この映画は、単に脂の乗り切ったソン・ガンホと若手人気俳優カン・ドンウォンの競演という文脈だけで収まっていない。"影"、ハンギュ、ジウォンという三世代の政治に翻弄される運命が表現されていて、実は"影"がドラマに深みを与える文字通りの大きな"影"の役割を果たしているのだ。
佐藤秀の徒然幻視録
2010年11月4日

義兄弟 SECRET REUNION
★★★ 情報院をクビにされたハンギュは、今では街のしがない探偵業。ジウォンも裏切り者として潜伏生活を送っています。プロローグのシビアさと打って変わり、何故か妙にコミカルなのはソン・ガンホのキャラクターのなせる業でしょうか。ともあれ勘違い含みながらもお互いに表の顔が嘘だと見抜きながら、奇妙な共同生活がはじまります。ちょっとトンデモな描写はありますが、それも全てラストシーンの喜びを考えたら大して気にならないところ。韓国的な予定調和ですが、逆に言えば国と国とでもこうなって欲しいという作り手の切なる願いを感じざるを得ませんでした。
LOVE Cinemas 調布
2010年11月2日


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