椿三十郎:作品を観た感想(3)

「椿三十郎(2007)」オリジナル脚本の完成度を改めて実感
結構楽しめました。一見粗野に見えるけれども、世話見のいい男、椿三十郎。やはりこのキャラクターが魅力的です。オリジナルは十数年前に観た作品でしたが、リメイクを観ても久しぶりに懐かしい人々に会ったような気がしました。それだけキャラクターたちが活き活きと描かれている脚本なのでしょう。キャスティングはかなり良かったのではないでしょうか。これも脚本でキャラクターが確立しているからできたことかもしれません。あらためてオリジナル脚本の完成度の高さを実感させられました。
はらやんの映画徒然草
2009年10月18日

椿三十郎 (2007)
★★★ オリジナル脚本そのままということで割と"ヒネリなし"な王道でした。ストーリー自体はさすがに面白いです。ただ、何か判りませんが"重厚さ"がありません。"殺るか、殺られるか"というこの時代の人たち。ギラギラしている中にもマヌケな一面が出る。こういった緩急が見てて楽しいんですが…しかしギラギラとした一種異様な雰囲気というのは役者の上手い下手ではなく、その人そのものから出てくるオーラ的なものなんでしょうな。残念ながら主役の織田裕二はいつもの織田裕二でした。
肩ログ
2009年7月29日

☆ 『椿三十郎』(2007)
黒澤明監督のオリジナル版は、NHK-BSで放送されたものを2度ほど見たはずだが、細かい点は忘れ去っていたので、オリジナル版のことを意識せずに見たせいか、大音響の音楽や音響効果の迫力のせいか、けっこう面白く見ることが出来た。見ているうちにオリジナルの場面もちょこちょこ想い出してはきたが、なぜこの時期にリメイクをするのかが謎だった。
映画の感想文日記
2007年12月3日

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