トランスアメリカ:作品を観た感想(4)

「トランスアメリカ」 2005年 米 監督ダンカン・タッカー
好きとは決して言えないのに、いつも心に引っかかっている。家族って常にそういう矛盾を抱えているんだろう。そんなことを思った映画でした。ロードムービーの良さは重たいテーマでも、広大な景色と共に進んでいくからこちらも何かオープンな気持ちで展開を見守れること。いろんな意味で危なっかしいドライブだけど、常に開放感がある。思いがけずおもしろい映画でした。見終わった後、少しだけ身軽になれたような気がしますぞ。
トリ猫家族
2015年9月3日

トランスアメリカ
この作品、「アメリカ」って国の「影」の部分も一杯描かれるけれど、それは言い方を変えれば「状況によってふらつくようなものは本物じゃない」っていう厳しい・・・とても厳しいメッセージのような気がするわ。
映画に耽溺
2014年7月17日

[ トランスアメリカ ]旅は終わり、関係は始まる
ブリー演じるフェリシテイ・ハフマンはすんばらしい。本作の中盤までフェリシテイ・ハフマンが女優であることを忘れさせるほどの熱演だ。最初のあのとげとげしいブリーが、ネイティブ・アメリカンのカルヴィン(グレアム・グリーン)に逢って、今までの彼が嘘のように女らしく愛くるしい表情をみせ、女性へと変わっていく。男性であるぎこちなさが消えていき、彼に女性として自信が出てくる。声さえ変わってくる。
アロハ坊主の日がな一日
2006年11月1日

「トランス・アメリカ」願いはそう簡単には叶えられない
現代はホントに複雑怪奇だ。女装の父親、男娼で生活していた少年、性転換手術に、笑っても皺のない祖母の顔となんでもアリだ。 それでもこの映画を見ていて、違和感を感じないのはしっかりした演出とさりげない演技の積み重ねでこういうこともありえそうな、リアルをそこに見るからだ。 しかし、アメリカ、こんな込み入った題材でちゃんと見せてしまうのはさすが、見終わって、オマエはちゃんと自分の描いた自分でいるのかと問いかける。
soramove
2006年8月13日

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