水曜日のエミリア:作品を観た感想(11)
水曜日のエミリア
★★★★ でも登場人物それぞれの目線で考えると誰も悪い人じゃなくて気持ちもわからなくもないんですよね。それぞれ素直な気持ちが描かれてたと思います。 相変わらずナタリーは、いまにも泣きそうなハの字眉毛を見ちゃうとこっちも泣けてきちゃう...。どんな辛いことも乗り越えて、いつかは前に進まなきゃいけないんだけど、それを手助けしたのが意外な人でした。 ナタリーが出てるから何となくで観ちゃったけど、感動とは違うけれど心にジーンとくるものがありました。思ってたよりもイイお話でしたね。
新・映画鑑賞☆日記・・・
2012年1月11日
水曜日のエミリア
★★★★ 「やられたな〜」っていうのが正直なところ。 好きか嫌いかで言ったら、私は「嫌い」だけど、すごいなって思わされた作品です。 嫌いな理由は、感情移入できるキャラクターがいないから。
食はすべての源なり。
2011年12月7日
水曜日のエミリア
ナタリー・ポートマンが深い喪失感に傷つきながらも前に進もうとする等身大の女性エミリアを好演しています。略奪婚というところから、あまり主人公に良い印象はないのだけれど、彼女なりに幸せな家庭を築こうとしていたことは伝わってくる。人の思いは時にぶつかりあい、すれ違い、そして通うものだけど、困難を乗り越えてこその家族じゃないのかな。ただ、時には遅いときもある。それでも人生は進んでいくんだ。
いやいやえん
2011年11月11日
映画「水曜日のエミリア」 それでも明日へと続いていく
★★★ いろんなことを頭では理解しつつも、不用意な言葉で両親や友人を傷つけ、そのことでまた自分自身をも傷つけてしまうような日々。やっかいな部分を誰もが持っていることも分かるから、なおさら見てるだけで息苦しく、小さな肩のをすくめるように歩く後ろ姿がなんとも可哀想だ。しかし地味な映画だ。色々な要素は色を添えるにしろ、終始悲劇めいた顔で過ごす主人公にいい加減にしろ!と言いたくもなる。映画のラストもどこか他力本願で、このささやかなハッピーエンドで果たして主人公はこのあとうまくやっていけるのだろうかと疑問。
soramove
2011年10月14日
映画『水曜日のエミリア』
親の離婚に傷付きつつも、新しい家族を作ろうとするウィリアムを演じたチャーリー・ターハンくん、とてもよい演技を見せてくれました。この作品は、離婚や再婚が当たり前になり、親子関係が多様化している現在を象徴しているような映画です。根っからの善人でも根っからの悪人でもない人たちが、結婚や離婚、再婚によって、これまでになかったような新しい"家族"を作って行かなければならない時代の、新しい家族像を描いた本作。小品ではありますが、家族一人一人の思いが胸に迫ってくる、なかなかの名作だと思います。
Viva La Vida! <ライターCheese>
2011年8月25日
水曜日のエミリア (LOVE AND OTHER IMPOSSIBLE PURSUITS)
ややこしい家庭環境での様々な人間関係を描いた感動のドラマと言う感じでしたかね。とてもいい映画でした。エミリアは初婚でしたが、ジャックは再婚で9歳の息子がいました。この映画ではエミリアとジャックの間の子供についての話をベースに、エミリアと夫の連れ子の心の交流をメインとして、それ以外のややこしい人間関係やら、赤ちゃんに関してエミリアが胸の内にしまっていた秘密など色々な要素が絡み合って話が進んで行きます。うまく書けていない気がしますが、とてもいい映画でしたので、ぜひご覧ください。
シネマクマヤコン
2011年8月1日
水曜日のエミリア
キャリアーウーマン同士の神経戦的要素が浮かび上がる。ウィルによるキャロリンとの代理戦争なのだ。原題が"The Other Woman"というのも、このためだろう。エミリアには元々略奪愛という負い目があり、負い目を補完するために他のことも自分自身になすりつけて自分を罰しているようなのだ。しかし、最後にキャロリン自身が専門知識を動員して直接エミリアに止めを刺す。結局、一番駄目なのはあまり空気が読めてないジャックということになるのだろうか。リサ・クドローはポートマンに負けておらず、いい味出していた。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年7月22日
『水曜日のエミリア(2009)』 / アメリカ
★★★★ エミリアとジャックの出会いをさらっと描いているのも技で、ここの時系列の部分で余分な感情移入がないのも話をわかりやすくしている。登場人物たちのそれぞれの心模様を、偏りなく理解できるように工夫している点も評価できる。なので一見無茶ぶりばかりが前に出るキャロリンの背景にも観客は無理なく納得できる。綺麗事ではない困難を乗り越えていく日常の繰り返しに、時には全てを投げ出したくなることもあるけど、それでも家族は続いていく。普通に見えても普通じゃない想いを超えて行った先にあるのが家族なのではないでしょうか。
Nice One!! @goo
2011年7月17日
映画レビュー 「水曜日のエミリア」
★★★★ 本作は、正直1回では味わえきれないくらい、色んな要素の心を打たれるシーンが多く、とても細かい部分まで考えきれない作品でした。それもこれも、エミリアの今の生活に至るまでがとても複雑で、それぞれが違った要素を持っているから。ちょうど30代、40代という人生で最も揺れ動く時期に想い抱く感情を、エミリアやキャロリンの女性視点、そしてジャックの男性視点が上手く融合され捉えている。何となく先が見えない不透明感を少なからず抱いている同世代は、言葉で表し切れない何かを感じられると思う。もう一度自宅でゆっくり観たい作品だ。
No Movie, No Life (映画・DVDレビュー)
2011年7月16日
水曜日のエミリア
★★★ 本作は"子はかすがい"の典型のような感じの作品ではないでしょうか。主役はナタリー・ポートマンであり、その心の揺れがきめ細かく描かれているとはいえ、チャーリー・ターハンの巧みな演技なしには、成功はおぼつかなかったのでは、と思います。当初は、エミリアとジャックとの生活にとって障害になっていながらも、最後にはむしろ2人を強く結びつける役割を果たすという随分と難しい役を、彼は実にうまくこなしているのです。とはいえ、実年齢と役の年齢との差が気になりはしますが。
映画的・絵画的・音楽的
2011年7月13日
水曜日のエミリア
★★★ ウィリアムはいつも一緒にはいられない実の母と同様にエミリアの事を家族の一員だと思っていました。エミリアは自分の娘を失ったことでそこに気付いてはいたけど、無意識に拒絶していた。普段は美しく可愛らしいナタリー・ポートマンがやたらとささくれ立った女性を演じていましたが、特に中盤以降はあまりの尖り方に見ているのが辛くなるほど。ずっと重い展開に終始してきた本作で、ウィリアムは最後の最後に観客の心をも解き放ってくれたかのようです。ありきたりではない、苦しみぬいた末につかんだ幸せ。そんな彼女の笑顔が本当に素敵でした。
LOVE Cinemas 調布
2011年7月6日
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