岳 -ガク-:作品を観た感想(19)

岳 -ガク-
自然の機微に真摯に向き合って描かれている視点がとても素敵だと思いました。また、三歩というキャラがとても魅力的なのですが、人間として達観している部分もあり、こんなヤツはめったいにいないだろうと思わせられる。 ナオタのくだりはちょっとうるっとさせてくれる、子供に弱い私^; ストイックな渡部さんが格好いいのと、長澤まさみさんが自然体でなんだかいい感じでしたねー。
いやいやえん
2011年11月21日

岳-ガク-
★★★ いかにもテレビのディレクターが撮った映画という感じの作品です。映画は大きなスクリーンで観るものですから、大画面の情報量を生かすような絵作りがなされるべきです。また、観客がテレビよりも能動的に画面に対峙しているということも忘れてはなりません。島崎三歩という役柄が小栗旬くんにぴったりのキャラクターだったことを本作をご覧になられたほとんどの方に同意していただけると思います。ただし、彼ならもっとできたはずだという思いもあります。小栗旬はこの方面をお芝居をもっともっと磨いていくべきだと思います。
WEBLOG:e97h0017
2011年6月1日

『岳 -ガク-』 | 感動大作。山の神々しさは映像美の極致。
三歩の口グセが「また山においでよ」。これは素晴らしい視点だと思いました。実際に遭難された方々は何を言われても返す言葉もないという心境になるのだと思います。でも、だからこそ三歩の言葉は値千金です。こういう考え方はとても貴重で、斬新だと思います。三歩はまったく倦んでないんですね。山にも。人生にも。危険だからといって家に閉じこもっていれば確かに遭難することはないし、誰からも非難されません。でもそれだとつまらないですよね。どことなく閉塞感に包まれているこの国に「岳」のような作品が生まれたことを心よりうれしく思います。
23:30の雑記帳
2011年5月17日

『岳-ガク-』
全体的に「もう少し盛り上がるはずなのにもったいないな」という印象が残りました。ただ、本作で見応えがあるのは何と言っても猛吹雪などの雪山や山岳シーン。実際に3000m級の山で撮影したという迫力は素晴らしいの一言。撮影監督にもう少しセンスがあればと嘆きつつも、これだけの映像は是非スクリーンで楽しみたいものでした。そして忘れちゃいけないのが小栗・佐々木先生・渡部といった豪華出演陣の魅力。「山に捨ててはいけないもの…」という言葉にも自然と重みを感じるんですよね。てな訳で爆弾スパゲティと男飯を食べてみたいです。
こねたみっくす
2011年5月17日

岳 -ガク-
要救助者の前で、あんなでかい声で「たすけちゃったよ!」ってイウカネ?三歩のすごさを表現しようとして軽率な演出じゃ?山岳救助の方々をさげないでも三歩をあげることできるでしょ。でも、この映画は、三歩のすごさが伝わらない。言葉でしか伝わらない。周りの人間があいつはすごいよ、と話す。それが目にみえまへん。むしろ久美ちゃん(長澤まさみ)のが、おーがんばってるな、と。悪天候でも最悪の状況でも三歩なら助けてくれるだろう…とは思えなかったね、小栗さんの足取り。映画では主役は久美ちゃんでないかいと思う。そういうわけで、山に助けられてる映画。
as soon as
2011年5月12日

【岳-ガク-】
何というか…詰め込みすぎ?これじゃあ三歩の良さや人柄が伝わらない!小栗旬くんも三歩を頑張りすぎて演じすぎてるような感じ。確かに三歩は飄々としたところもあるけれど、もっとズシッと一本筋が通った感じなんだけどなぁ。どうもおバカなキャラっぽすぎて私には三歩には全く見えなくて困りました。長澤まさみちゃんも好きな女優さんだけど、何かイライラさせられる演出が多かったような。ナオタとのエピソードとかもっと沢山あるんだし、そっち中心の方が感動的だったんじゃないかなー??とにかく感動もなく、残念な映画化でした。
日々のつぶやき
2011年5月12日

映画:「岳(ガク)」♪。
山岳救助という仕事や三歩の話の上辺だけしか見えなかった久美が、山岳救助という仕事の本質に気付き、仕事の持つ意義・本来の姿や携わっている人々の想いを悟り成長していくのが、映画のでっかい大黒柱。でありつつ…。色んな事が心に響いて来る。ナオタ君には、三歩が誰かを助けに向かっている事、ちゃんと伝わっていた♪ 身体を張り、自分自身も命懸けで誰かの命を救うために活動する彼等の姿を見ているであろう山は、彼等に、誰かを救う事ができた時の喜びに加え、彼等だけへの素晴らしい姿も見せてくれているんだろう。
☆みぃみの日々徒然日記☆
2011年5月9日

劇場鑑賞「岳-ガク-」
最高に面白かったんですけど〜。とにかく自然の映像が素晴らしい!ストーリーは緩急を上手くつけていて、飽きさせないように作ってある。ちょっと都合良過ぎかな?というようなところもありましたが(汗) 過酷な救助シーンを見せたかと思えば、人間ドラマにスポットを当ててみたりと…その人間ドラマがまた泣けるんだよねぇ。後半は容赦なく襲ってくる試練の数々に、ハラハラドキドキで、手に汗握りっぱなし。ただ、若干セット感が出ていたのは残念。山の楽しさ、厳しさ、美しさ..恐ろしが詰まっている作品。上映時間を全く感じさせない。
日々“是”精進!
2011年5月9日

岳 -ガク-
★★★★ 熱血一辺倒でなくて安堵。シーンの繋ぎが淡白で余韻には欠けるが,見せすぎない演出は良かった。綺麗事ばかりではない山の機微に目を背けず,真摯に向き合って描かれていて気に入った。島崎三歩が人間としてめっちゃ魅力的!山を駆け抜ける勇ましさと,屈託ない笑顔で画面に活力を与える姿がカッコいい!椎名久美の葛藤を超えての成長も共感できるもので,健気さと相まって自然と応援できた。圧倒的に雄大な映像の後押しで,二人が伝える「命を救う命」が前向きなドラマとなり,心地良い達成感にも似た余韻を与えてくれた。
Akira's VOICE
2011年5月9日

『岳 -ガク-』が示した落としどころは?
本作では娯楽作品の常として、通常はあり得ないような大事故が起こる。そのとき救助隊員たちが迫られるギリギリの判断が映画の肝である。そこで島崎三歩が山岳救助ボランティアである点が効いてくる。椎名久美は警察組織の一員であり、彼女にとって隊長の命令は絶対だ。もちろんボランティアとはいっても山岳遭難防止対策協会(遭対協)の一員としても慎重に行動すべきである。しかし、冷徹な判断を下さざるを得ない隊長と命令を守るべき隊員、そして何としても遭難者を助けたいという救助者の思い、それらを両立させるには、三歩の立場は絶妙だ。
映画のブログ
2011年5月9日

岳-ガク-
★★★ 主役の三歩。とにかく超一流のクライマーなのに謙虚で、登山者に親切で明るく礼節を重んじる。理不尽な非難にも土下座したり、負傷者や遭難者の気持ちを推し量って励ますなど、若い割に人間が出来過ぎているという感じもあるかもしれない。その不自然なほどの謙虚さは、山そのものを師としているからだろう。新入りの久美が学ぶのは三歩のそのような態度の背後にあるものだろう。石田卓也が意外にもあまり活躍の場がなかったのが惜しい。ちょっと三歩と久美に焦点が当たり過ぎたのかも。
佐藤秀の徒然幻視録
2011年5月8日

『岳 -ガク-』・・・よく頑張った、また山においでよ!
海保、自衛隊、消防庁などのレスキュー隊を題材にした作品がいくつか思い浮かぶが、それらと本作で決定的に違ったのが救助隊の編成だ。互いに山のプロとして敬意を払いあうその姿勢は実に清々しく、また頼もしく感じた。はっきり言ってしまえばストーリー自体に新鮮味はない。しかし老若男女すべての観客が、いつの間にか三歩に、そして小栗に、あるいは久美に長澤に惹かれてしまうはず。特に最後の三歩の笑顔は格別だ。冒頭の雄大な映像も素晴らしい。大きなスクリーンで味わいたい1本である。
SOARのパストラーレ♪
2011年5月8日

「岳 -ガク-」 自分の無力さに立ち向かう勇気
本作で描かれる冬山の厳しい状況、また災害現場などは人間一人の力で太刀打ちできるようなものではありません。すべての人を救えるわけではありません。もう少し、もうちょっとでという思いに苛まれるのだろうと思います。その自己の無力感のようなものに向かい合うというのは、それこそが勇気であったのだと感じました。三歩は「がんばって生きよう」と言います。「生きる」ということにこだわろう。自分も、他の人も。そういう気持ちになることこそ、人を救う仕事のプロになるということなのですよね。
はらやんの映画徒然草
2011年5月8日

岳 -ガク-
それにしても、山の風景は何ものにも変えがたい美しさを持っていますね〜。頂上からの風景には圧倒されました。苦しい思いをして山に登った時、この風景に出会えたら全てが吹き飛ぶ気がするだろうなと感じました。そして、主演の二人の頑張りが良かったです。三歩を演じた小栗旬さんの普段よりも逞しく感じるような存在感と笑顔がいいですね。また、長澤まさみさんの頑張る姿には応援を送りたくなりました。エンドロールの後まで美しい風景を堪能できました。これらの映像だけでもスクリーンで観て良かったなと思った1本です。
とりあえず、コメントです
2011年5月8日

映画「岳 -ガク-」感想
山岳救助の厳しさと現実を良くも悪くも前面に出している作品であると言えます。幾度も危機的状況に置かれながらも、最終的には誰も死ぬことがなかった映画版「海猿」シリーズとはこの辺り対極です。原作未読で分かりませんが、本作については「椎名久美の成長物語」的な側面が大きくクローズアップされているのではないでしょうか。島崎三歩は一応主人公のはずなのに、彼自身がどんなことを考えていたのかがはっきりと分かるような描写はほとんどありませんでした。その辺りは原作ファンから見たら微妙に評価が分かれるところかもしれません。
タナウツネット雑記ブログ
2011年5月8日

岳 -ガク-
ここ最近主演映画等がコケッ放しでイマイチな評価を受けている長澤まさみですが、今作では存在感といい、良い演技をしていたんではないでしょうか。ストーリーの流れは予告編から予測できる範囲内で、久美の成長物語と三歩の熱血ヒーロー物。予定調和で突っ込みどころもある内容。ですが三歩演じる小栗旬の演技や、久美演じる長澤まさみの存在感や、佐々木蔵之介・石田卓也などの他の出演者の好演もあって、どっぷり見入ってしまいました。後、北アルプスの壮大な風景は大きなスクリーンで観る価値大です。
だらだら無気力ブログ
2011年5月8日

岳-ガク-
★★★★ 山の景色の素晴らしさ半分と、山の厳しさ半分でできた作品ですね。小栗旬クンがとっても爽やかさん。ちょっとオーバーリアクションすぎるけれども(笑) 三歩役がとっても似合っていてカッコ良かった。山で滑落して亡くなった方の処理の仕方…初めて知りました。本当に山は少しでも気を許したらアウトの世界なんですね。このへんも山の厳しさをしっかりと描かれていたのは良かったと思います。これ原作付きだから仕方ないんでしょうけど、椎名久美の存在がちょっといまひとつ。山で捨ててはいけないもの…は、とても印象に残る言葉でした。
新・映画鑑賞☆日記・・・
2011年5月8日

岳ーガクー
これは現代の山岳救助そのものをテーマにして大規模な現地ロケをした力作だ。特に小栗旬はまるで登山家のような身のこなしをして、スクリーンで見ているとそこが北アルプスの上にいる気分になった。しっかりとした装備をしていても遭難することがある。その厳しさと雲海の上から見る景色のすばらしさを実感できた。。八ヶ岳、八方尾根、奥穂高、立山連峰などを飛び回る小栗旬は、ほんとうによく頑張った。長澤まさみも、吹っ切れたような表情になっていた。是非、スクリーンで見て欲しい。
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
2011年5月7日

岳 -ガク-
★★★ じつにベタなストーリーだったけれど、これが素直に感動してしまった。前半は結構感動的かつ笑ってしまうエピソードが登場しますが、本作の本番はこの後。これだけの凄い映像は[剱岳 点の記] 以来といって良いかも。ある意味でこの作品は三歩と言う驚異的なクライマーを要するヒーロー映画であり、久美という女性が必死で努力をして苦難を乗り越えるスポコン映画でもあワケです。解りきっていたとしても、多少無理がありすぎる結末だったとしても、むしろそれが感動に結びつくのです。
LOVE Cinemas 調布
2011年4月22日


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