サウルの息子
★★★★★
[恐怖]
[感動]
[ストーリー]
アクション
音楽ダンス
作品を観た感想
(11)
監督:
ネメシュ・ラースロー
出演者:
ルーリグ・ゲーザ
モルナール・レヴェンテ
ユルス・レチン
トッド・シャルモン
、
ジョーテール・シャーンドル
、
アミタイ・ケダー
、
イエジィ・ヴォルチャク
あらすじ:
1944年10月。 ナチス・ドイツ占領地のポーランド南部にあるアウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所には、連日、大勢のユダヤ人が運ばれてきている。 ハンガリー系ユダヤ人男性サウルは、ナチスが収容者の中から選抜した死体処理に従事する特殊部隊“ゾンダーコマンド”の一員だった。 ある日、息子の死を目撃したサウルは、ユダヤ教にのっとった埋葬をしたいと奔走する…。 戦争ヒューマンドラマ。
アカデミー賞外国語映画賞、カンヌ国際映画祭グランプリ・国際映画批評家連盟賞・技術貢献賞・フランソワシャレ賞、他受賞
ガス室内でのおぞましい死の光景や叫び声は敢えて割愛され、折り重なる死体の映像もぼやけています。 黙々と死体処理に従事するサウルは、自分が死ぬ番を待つだけの無気力で従順な労働者で、ナチスへの反抗心も脱走の意思もありません。 そんな彼が息子を埋葬しようと思い立つのは、ユダヤ教では火葬すると復活できないとされているからでした。 死んだも同然だった男が、死んだ息子の埋葬に異常な執着を見せる、皮肉なヒューマンドラマです。 実際にあった収容所内の武装蜂起事件を背景にしており、収容者の生活が具体的に描かれています。
【収容者に課せられた労働について】
移送列車で収容所に到着したユダヤ人は、直ちにナチス軍医による選別を受け、労働力にならない老人、女性、子供、病弱者は早めにガス室に送り込まれた。 特殊技能を持つ者は技術を生かした労働に、その他は肉体労働に従事し、体力を消耗させるために意味のない単純な重労働を課せられることもあった。 収容者の中から仲間を見張る監視員“カポ”が選ばれた。 ユダヤ人は収容所員のヒエラルキーの中でも最下層で、過酷な状況に置かれた。 サウルたち“ゾンダーコマンド”は、到着した収容者の衣服を脱がせ安心させてガス室に誘導し、残された衣服を処分し金品を集め、汚物にまみれたガス室の床を清掃し、死体を運び出して焼却後、灰を川に捨てるという、阿鼻叫喚のホロコースト(ユダヤ人の大量虐殺)作業に従事していた。 証拠隠滅のため、彼らも数ヶ月ごとに殺された。 (資料提供:ミモザフィルムズ)
2015年製作 ハンガリー (107 min)
原題:SON OF SAUL
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