フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白


★★★★
[ストーリー] 感動 アクション 恐怖

作品を観た感想 (2)

監督:エロール・モリス
出演者:
ロバート・S・マクナマラ

あらすじ:
ハーバード大学院卒、フォード社社長、ケネディとジョンソン政権下で国防長官、そして世界銀行総裁を務めたスーパーエリート、ロバート・S・マクナマラ氏がキューバ・ミサイル危機、東京大空襲、ベトナム戦争当時の真実を告白する衝撃のドキュメンタリー。

アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞、ロサンゼルス批評家協会ドキュメンタリー映画賞、他

≪「フォッグ・オブ・ウォー」を楽しむために≫
【キューバ・ミサイル危機】 1962年10月、米軍偵察機はキューバに核弾頭付き中距離ミサイル基地建設を進めているのを発見し、証拠の航空写真を16日にケネディ大統領に提出した。
22日、ケネディはテレビを通じてこの事実を全国民に発表、アメリカ全土を核戦争の危機が襲う。 米軍はソ連船のキューバ到着を阻止する為に海上封鎖に踏み切った。 軍部は核攻撃を含む武力進行を主張。 キューバ南部の諸港に侵攻軍を配置したが、24日、キューバに向かっていたソ連船は舳先を変え入港しなかったため、武力衝突は避けられた。
25日から26日にかけ、ソ連のフルシチョフはケネディに書簡を寄せ、ミサイル基地建設の事実を認め、翌27日には偵察飛行中のU2機が撃墜される。 報復を主張する声が高まる中、ケネディはトルコから米軍基地を撤退することを交換条件に、ミサイル基地の撤去を求めた。 28日にフルシチョフからキューバに武力侵攻をしないと確約すれば、基地を撤去すると返答があり、戦争は回避された。

【ドミノ理論】 1953年、ダレス国防長官が提唱した理論。 ベトナムが共産主義国となれば、近隣のラオス、カンボジア、タイ、フィリピンなども相次いで共産化し、中国・ソ連とつながりアジアに一代共産圏が誕生することになる、という考え方。 これに立って第34代合衆国大統領、アイゼンハワー(任期1953〜60年)政権下ではベトナム問題への積極介入が始まり、ベトナム戦争後期のカンボジア、ラオス侵攻にも道を開いた。

【トンキン湾事件】 1964年8月2日トンキン湾に停泊していた米駆逐艦が攻撃を受けた。 弾丸の破片やレーダーのデータなどから、北ベトナム軍の魚雷艇による攻撃と判明。 一日おいた4日も同様の魚雷攻撃を受けた、と現地から報告を受け、ジョンソン大統領は同日報復爆撃を指令。 この攻撃を機にアメリカは南ベトナム支援から、宣戦布告なき対北ベトナム戦争へと足を踏み出してゆく。  (資料提供:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)

2003年製作 米 (107 min)
原題:THE FOG OF WAR

作品を観た感想 (2)

1.画像

2.観たい作品リスト
3.追加

4.近日公開
5.公開中
6.DVD新作近日
7.DVD新作(2カ月間)
8.DVD旧作
9.超人気作品
0.トップ
アマゾン最安値購入
キーワード: