ｵﾏｰﾙの壁


★★★★★
[ｽﾄｰﾘｰ] [感動] [恐怖] 音楽ﾀﾞﾝｽ

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監督:ﾊﾆ･ｱﾌﾞ･ｱｻﾄﾞ 歌声にのった少年 ﾚ
出演者:
ｱﾀﾞﾑ･ﾊﾞｸﾘ

ｴﾔﾄﾞ･ﾎｰﾗｰﾆ

ｻﾒｰﾙ･ﾋﾞｼｬﾗｯﾄ

ﾘｰﾑ･ﾘｭｰﾊﾞﾆ ､ﾜﾘｰﾄﾞ･F･ｽﾞｴｲﾀｰ

あらすじ:
ﾖﾙﾀﾞﾝ川西岸地区､分離壁によって町が分断されているｲｽﾗｴﾙ占領下のﾊﾟﾚｽﾁﾅ｡　ﾊﾟﾝ職人のｱﾗﾌﾞ人（ﾊﾟﾚｽﾁﾅ人）青年ｵﾏｰﾙは､ｲｽﾗｴﾙ軍の監視と銃弾を避け､分離壁をよじのぼっては､壁の向こう側に住む親友ﾀﾚｸとｱﾑｼﾞｬﾄﾞに会いに行く｡　彼はﾀﾚｸの妹ﾅﾃﾞｨｱとの結婚を夢見ていた｡　武装組織ｴﾙｻﾚﾑ旅団から銃を入手したｵﾏｰﾙたち3人は､“自由の戦士”となるべく､ｲｽﾗｴﾙ軍への襲撃作戦を決行するが…｡　ｻｽﾍﾟﾝｽ｡

ｱｶﾃﾞﾐｰ賞外国語映画賞ﾊﾟﾚｽﾁﾅ代表､ｶﾝﾇ国際映画祭ある視点部門審査員賞

第二次世界大戦中､ﾋﾄﾗｰ率いるﾅﾁｽﾄﾞｲﾂから民族的な差別を受け虐殺された過去を持つﾕﾀﾞﾔ人｡　ところがﾕﾀﾞﾔ人が75%を占めるｲｽﾗｴﾙに､ﾅﾁｽのｹﾞｼｭﾀﾎﾟのような秘密警察が存在していることに驚かされます｡　本作はﾊﾟﾚｽﾁﾅ人居住区で暮らす若者たちの､友情と愛の行方を描く青春ﾄﾞﾗﾏです｡　何度もｷﾞﾘｷﾞﾘの選択を迫られるｵﾏｰﾙ｡　誰かに対する憎しみより､ただただ悲しみが残ります｡

【本作の背景にあるﾊﾟﾚｽﾁﾅ問題】
1948年､中東ﾊﾟﾚｽﾁﾅにｲｽﾗｴﾙが建国され､世界各地からﾕﾀﾞﾔ人が移住（帰郷）してきたため､長年ﾊﾟﾚｽﾁﾅに居住していたﾊﾟﾚｽﾁﾅ人（ｱﾗﾌﾞ人）は追い出され､当時70万人以上がﾊﾟﾚｽﾁﾅ難民となり周辺諸国へ離散した｡　それでもｲｽﾗｴﾙ領内に留まったﾊﾟﾚｽﾁﾅ人も少なくなく､現在ではｲｽﾗｴﾙ人口の約2割にあたる100万人以上が､ｲｽﾗｴﾙ国籍のﾊﾟﾚｽﾁﾅ人､いわゆるｱﾗﾌﾞ系ｲｽﾗｴﾙ人として暮らしている｡　ﾊﾟﾚｽﾁﾅ人の多くは貧しく､人権と自由を取り戻そうとする運動が､やがて過激なﾃﾛへと繋がっていった｡　ｲｽﾗｴﾙ政府が｢ﾊﾟﾚｽﾁﾅ人による自爆ﾃﾛを防ぐため｣に建設した分離壁（隔離壁）は｢ｱﾊﾟﾙﾄﾍｲﾄ･ｳｫｰﾙ｣とも呼ばれ､高さ8m､全長700kmにも及ぶ｡　（資料提供：ｱｯﾌﾟﾘﾝｸ）

2013年製作 ﾊﾟﾚｽﾁﾅ (97 min)
原題:OMAR

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