ｻｰﾐの血


★★★★
[ｽﾄｰﾘｰ] 感動 音楽ﾀﾞﾝｽ

作品を観た感想 (3)

監督:ｱﾏﾝﾀﾞ･ｼｪｰﾈﾙ
出演者:
ﾚｰﾈ＝ｾｼﾘｱ･ｽﾊﾟﾙﾛｸ

ﾐｰｱ＝ｴﾘｰｶ･ｽﾊﾟﾙﾛｸ

ﾏｲ＝ﾄﾞﾘｽ･ﾘﾝﾋﾟ

ﾕﾘｳｽ･ﾌﾚｲｼｬﾝﾃﾞﾙ ､ｵｯﾚ･ｻｯﾘ ､ﾊﾝﾅ･ｱﾙｽﾄﾛﾑ ､ﾏｰﾘﾝ･ｸﾚｰﾋﾟﾝ

あらすじ:
1930年代､ｽｳｪｰﾃﾞﾝ北部のﾗｯﾌﾟﾗﾝﾄﾞで暮らす先住民族であるｻｰﾐ人は､社会でも学校でも極めて差別的な扱いを受けていた｡ 少女ｴﾚ･ﾏﾘｬは成績も良く進学を望むが､教師は｢あなたたちの脳は文明に適応できない｣から無理だと言い放つ｡　ある日､ｽｳｪｰﾃﾞﾝ人のふりをして忍び込んだ夏祭りで恋に落ちた彼女は､街を出ようと決意する…｡　ﾋｭｰﾏﾝﾄﾞﾗﾏ｡

東京国際映画祭審査委員特別賞･最優秀女優賞､ｳﾞｪﾈﾂｨｱ国際映画祭新人監督賞･ﾖｰﾛｯﾊﾟ･ｼﾈﾏ･ﾚｰﾍﾞﾙ賞､他多数受賞

ｽｳｪｰﾃﾞﾝ人の母親とｻｰﾐ人の父親を持つ女性監督が自身のﾙｰﾂをﾃｰﾏに描いた､ｻｰﾐ人少女の成長物語です｡　主演のﾚｰﾈ=ｾｼﾘｱ･ｽﾊﾟﾙﾛｸは､今もﾉﾙｳｪｰでﾄﾅｶｲを飼い暮らしているｻｰﾐ人｡　その他のｻｰﾐ人の役も､ｻｰﾐ人が演じています｡　ｻｰﾐ人としての自分を捨てた少女は､果たしてｽｳｪｰﾃﾞﾝ人になりきれるのか？　ずっと差別を受けてきたｻｰﾐ人の､民族としての誇りと葛藤が描かれます｡

【ｻｰﾐ人とは】
ﾗｯﾌﾟﾗﾝﾄﾞ地方､いわゆるﾉﾙｳｪｰ､ｽｳｪｰﾃﾞﾝ､ﾌｨﾝﾗﾝﾄﾞの北部とﾛｼｱのｺﾗ半島で､ﾄﾅｶｲを飼い暮らし､ﾌｨﾝﾗﾝﾄﾞ語に近い独自の言語を持つ先住民族｡　映画の主な舞台となる1930年代､ｽｳｪｰﾃﾞﾝのｻｰﾐ人は分離政策の対象になり､他の人種より劣った民族として差別されていた｡　本作中ではｽｳｪｰﾃﾞﾝ人から蔑称的な意味合いで｢ﾗｯﾌﾟ人｣と呼ばれている｡　≪資料提供：ｱｯﾌﾟﾘﾝｸ≫

2016年製作 ｽｳｪｰﾃﾞﾝ･ﾉﾙｳｪｰ･ﾃﾞﾝﾏｰｸ (108 min)
原題:SAMEBLOD／SAMI BLOOD

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