さよなら､ﾍﾞﾙﾘﾝ またはﾌｧﾋﾞｱﾝの選択について


★★★★
[ｽﾄｰﾘｰ] 恐怖 音楽ﾀﾞﾝｽ

作品を観た感想 (1)

監督:ﾄﾞﾐﾆｸ･ｸﾞﾗﾌ
出演者:
ﾄﾑ･ｼﾘﾝｸﾞ ｺｰﾋｰをめぐる冒険 ﾚ ﾋﾟｴﾛがお前を嘲笑う ﾚ ﾙｰﾄｳﾞｨﾋ ﾚ ﾌﾗﾝｽ組曲 ﾚ

ｻﾞｽｷｱ･ﾛｰｾﾞﾝﾀﾞｰﾙ さよなら､ｱﾄﾞﾙﾌ ﾚ

ｱﾙﾌﾞﾚﾋﾄ･ｼｭｰﾌ ﾅﾁｽに仕掛けたﾁｪｽｹﾞｰﾑ

ﾐﾋｬｴﾙ･ｳﾞｨｯﾃﾝﾎﾞﾙﾝ ､ﾍﾟﾄﾗ･ｶﾙｸﾁｭｹ ､ｴﾙﾏｰ･ｸﾞｰﾄﾏﾝ ､ｱﾘｮｰｼｬ･ｼｭﾀｰﾃﾞﾙﾏﾝ

あらすじ:
1931年､ﾄﾞｲﾂ｡　作家を志しﾄﾞﾚｽﾃﾞﾝから首都ﾍﾞﾙﾘﾝへやって来た32歳の男ﾌｧﾋﾞｱﾝは､日中はﾀﾊﾞｺ会社でｺﾋﾟｰﾗｲﾀｰとして働き､夜は親友ﾗﾌﾞｰﾃﾞと怪しげな界隈をさまよい歩く毎日を送っていた｡　女優を夢見る25歳のｺﾙﾈﾘｱと恋に落ちるが､仕事をｸﾋﾞになり困窮することに｡　一方､革命を夢想するﾗﾌﾞｰﾃﾞは､教授資格論文に未来を賭けていた…｡　青春ﾄﾞﾗﾏ｡　　

ﾄﾞｲﾂ映画賞作品賞銀賞･撮影賞･編集賞･美術賞

ﾅﾁｽの恐怖政治が始まる少し前のﾄﾞｲﾂが舞台｡　共産主義者や自由主義者が警察に追われ､失業者が急増し､刹那的に生きる人々がいて､…やがて来る暗黒の時代の足音が聞こえてくるようです｡　小説が書けない､恋人を追えない､友を救えない､うまい話に乗れない､優しいのに冷めている､傷心のﾌｧﾋﾞｱﾝ｡　理想と現実の乖離が､いつの時代も夢抱く若者たちを苦しめます｡

原作はﾌｧｼｽﾞﾑを非難し続けた作家ｴｰﾘﾋ･ｹｽﾄﾅｰ（1899〜1974年：ﾄﾞｲﾂ）の､自伝を交えた社会風刺小説『ﾌｧﾋﾞｱﾝ あるﾓﾗﾘｽﾄの物語』｡

2021年製作 独 (178 min)
原題:FABIAN ODER DER GANG VOR DIE HUNDE／GOIND TO THE DOGS

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